http://kojoryoshu83.edoblog.net/%EF%BD%8E%EF%BD%88%EF%BD%8B%E3%82%92%E8%A7%A3%E4%BD%93%E3%81%9B%E3%82%88/nhk%E3%81%AE%E6%B4%97%E8%84%B3%E7%95%AA%E7%B5%84NHKの洗脳番組
「世界で最も豊かな8人の資産と、世界の人口の半分に当たる36億人の資産が同じだ」のナレーションが出て、利潤が利潤を生む資本主義の話からはじまり『利子』の歴史の話も出てきた。「古代、どの宗教も利子は禁止されていた。ユダヤ教だけが例外で「異邦人には利子を付けて貸し付けてもよい。ただし、あなたの兄弟に貸すときには利子を取ってはならない」と有ったので、「!?」、ひょとして、ついにNHKも貨幣経済のインチキを暴く気になったのかなと思って、飛ばし飛ばしだが最後まで見てしまったが、やはり洗脳動画であった。こんなのを見る時間が有ったら他の事をやった方が良いと想うのでお薦めしない。
但しNHKがTVを使って、国民をどのように洗脳するかの手法を知る為になら良いかも知れない(それも時間の無駄だと思うけど)。尤も手法と言ったって、センセーショナルな画像が出て、こじ付け理論を言う人間が出てきて、何も考えない人を別の方向いざなってしまうという、いつものやり方だ。
【欲望の経済史2018 ルールが変わる時 全話】
【欲望の資本主義2018 闇の力が目覚める時】
NHKにしては著作権を理由に消していないと思ったら、共産主義の洗脳番組だからだろう。カルト信者が信者を増やすための勧誘活動のそれである。
あまり熱心に見た訳ではないので明後日の批評になっているかも知れないが、内容は資本主義を金と欲望を結びつけて説明する動画である。勿論、欲望が悪い意味で使われている。そうしてマルクス礼賛の方向にいざなっている。つまり動画の趣旨は、資本主義の付く先では欲望(悪)の追求の行く付く先であり、マルクスはそれを見通し、そこから逃れるのはマルクス主義だと言いたいのだろう。なので動画の中では、共産国は崩壊したがマルクスの予測は正しく、マルクスは否定されていないと言っていた(実態に合わず、空理空論で馬鹿々しかったので忘れられただけなのだが)。
利子が有ることが元になっている資本主義、それに反するマルクス主義、どちらに行ってもユダヤ人が作った彼等の価値観から出来たシステムではないか。そう、資本主義が行きつく先=グローバル主義、資本主義を止めて行く先がマルクス主義=グローバル主義と、行き先は同じなのだ。まあ動画を見て、「グローバル主義反対」なんてデモを後押ししているのはグローバル主義者だった事を知ったのは良かったかな。NHKの中に、未だマルクス主義者がいるのを知ったのも良かったかな。でも知っていたけど。
動画には西欧の哲学者、思想家等が出てくるが、何れも稚拙(注)である。彼等は頭も良いし考え深い人間なのかも知れないが、感心してはいけない。彼等は何かを別の言葉で置き換えて悦にいっているだけである。新たな言葉を作り、それを悪いものだと定義し、そして既存の物に当てはめて批判する。彼等お得意のレッテル貼りがそれである。ここでは、彼等は経済・資本主義経済の原動力は欲望に置きかえることで説明出来、そして批判したいのだろうが、それなら自己犠牲だって、施しをすることだって、自殺することだって欲望によるものと言えるではないか。マルクス思想の発露も欲望だろう。
結局、彼等は何も説明していないのだ。彼等が言いたい資本主義や経済を『欲望』と言う言葉で説明するとなると、『欲望』を『良い欲望』と『悪い欲望』と分けなくてはならない。それには『欲望』に善悪の価値観をつけなくてはならない事になる。実際、これに限らず彼等も含めて西欧人の思想と言うものは、彼等の価値観を修飾した言葉なのだ。この動画では、彼等が如何に多言を要しても、言いたいことは彼等が利する世界へのマルクス礼賛なのである。
動画にあるように、確かに貨幣の上に成り立っている資本主義経済は矛盾に満ちている。それは利子があるからだ。無いと経済が成り立たたず、誰かが借りないと世に現れない貨幣を、借りると利子分返さなければならないのだ。そうなれば倹約しようと浪費しようとバブルと破裂は不可避である。そこで将来、日本が貨幣経済を抜け出し、仮に共産主義的な方向に行ったとしても、西欧の思想を受け入れるのだけは止めたほうが良い。日本人が彼等の得になる価値観で縛られ、日本人の自由を失うだけだ。
注、至道無難唯嫌揀択 (後のエントリーで説明するかも)
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