http://kojoryoshu83.edoblog.net/%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%82%AF%E3%83%BB%E5%8F%8D%E6%97%A5%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA/%E6%B1%9F%E5%B7%9D%E7%B4%B9%E5%AD%90%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4江川紹子症候群
その原因はソ連、中国、北朝鮮、日本共産党や、現在の左翼の言動も一緒くたに論じているからと思う。もっと根本原因は共産主義がユダヤ教が変形したカルト宗教であることを認識していないからではないだろうか。オウム真理教もそうだったように、カルト宗教の共通事項はカースト制であることである。当然、教祖、幹部、一般信者は平等ではない。共産主義も同様、元がユダヤ教なので、共産主義は上の階級がユダヤ人のカルト宗教である。それはプーチンが「ソ連時代は政府の幹部の80%がユダヤ人だった」と言ったことでも理解できる筈である。
(米ソ冷戦はスターリンがユダヤ人を粛清したから始まった。アメリカの共産主義者にとって、それは下克上のようなものだからである。これを理解しないと、冷戦は資本主義国と共産主義国の只の対立と思ってしまうだろう)
つまり同じ共産主義者と言っても教祖や幹部と一般党員を同列に論じたり、共産主義体制がどこも同じと考えていること自体が間違いなのである。まず見なくてはならないのは、教祖に近い側の人間なのか幹部なのか一般信者なのか、共産主義体制がどのような形を取っているかである。
それでは中国共産党や北朝鮮共産党はどうなのか。まず、中国人を馬鹿にしては困る。利に聡い中国人である。共産主義に洗脳された信者は殆どいないのではないだろうか。恐らく毛沢東などの共産党幹部は、共産主義が権力を得ることや権力体性維持に利用出来ることを学んだ筈である。一般党員だって現在は共産主義がおかしい事は知っている。それでも共産党員であることで、ある程度の地位は保証されるし、自分よりもっと惨めな階級があることも知っている。カースト制は中々壊れないのである。北朝鮮も同じ理由で独裁体制が中々崩壊しない。と言う事で中国も北朝鮮も共産主義を利用しているだけで、共産主義とは別ものである。
馬鹿々しいのは日本の左翼や共産主義者である。日本の左翼や共産主義者は殆どがオウム真理教の信者と同じ、共産主義が何たるかも知らず、知ろうともせずに只洗脳された信者が日本の共産主義者なのである。この日本の共産主義者と似ているのが、ポリティカル・コネクトニクスで騒いでいる欧米の共産主義者達である。彼等も洗脳組である。彼等を洗脳したは、教祖に近い共産主義者達である。それが国際共産主義であり、共産主義の本流である。
このように共産主義と言っても、分類別に見なければならない事が分るだろう。
1、中国・北朝鮮の共産主義= 元は共産主義運動から始まったが、現在の共産主義の本流とは別物。独裁体制維持のため共産主義国を標榜している。但し本流から利用価値があるとみなされている。
2、日本の共産主義者= 古い共産主義思想で洗脳された、遅れた信者。
3、日本の左翼= 新しい共産主義思想で洗脳さつつある信者。
4、欧米のポリティカル・コネクトニクス等の一派= 新しい共産主義思想に洗脳された信者。
5、国際共産主義= ロシア革命から始まり、目的は国家解体である。現在の共産主義思想の本流は、フランクフルト学派の学者が教祖的存在、否、聖職者である。
そこで一番の関心事は、日本の左翼や共産主義者が何故生まれたかになる。
【 江川紹子症候群 】
「わたし(日本人)の敵は日本人」。なんでそうなったか。
江川紹子が「テレビの人へ。日本人スゴイ!」じゃなくて、羽生選手すごい! 宇野選手すごい!だから」と言ったそうである。
はて?、「羽生選手すごい」と言う日本人は一杯いるだろうけど、金メダルを2桁でも取っていれば別だが「日本人スゴイ!」なんて言う日本人は殆どいないのでは無いだろうか。ところが彼女は、羽生選手が金メダルを取って多くの日本人が我が事のように喜んだ様が「日本人スゴイ!」と見えてしまい、それが気に入らないようである。
江川紹子だけでは無い。「・・日本の選手が金メダルを取ると、自分の手がらのように報じるマスコミ、便乗して落ち目の人気を保とうとする総理大臣たち。日本は凄い国だ」とつぶやいた柴山哲也(普通のジャーナリスト)とか、「羽生君すごい、宇野君すごい、日本、別に凄くない。総理大臣、関係ない。」のツィターに "いいね" をした立憲民主党とか、「オリンピックを堪能したが『日本!日本!』と皆が言わないと許してもらえないような社会の空気に気を付けろ!」と言う高橋純子とか。彼等に共通するところは、考え方が左巻き、即ち左翼的人間である事である。
では彼等は、中国か韓国、又は他の国の人が金メダルをとった事で、その国の人が「我国の人はすごい」とか「我国はすごい」と言ったら、それを批判するだろうか。恐らくしないだろう。彼等が気に入らないのは日本、又は日本人に対してだけである。彼等にとって他国や他国の人は批判してはならないようである。それに対して日本や日本人は幾ら批判しようと悪く言おうと構わないようである。
彼等の言動から、実は彼等は『プレスコード』をバイブルにしているのでは無いのかと思える。そう見ると、朝日新聞が過去にやった『K・Yってだれだ』で有名な珊瑚礁傷付け捏造事件も、江川紹子達と同じ『日本を悪く言いたい、日本人を批判したい』の精神構造から生まれた事件だったと見えてくる。
そでも、彼等に取って『プレスコード』がバイブルだとしても、問題は、彼等が何故『プレスコード』のような物を未だにバイブルにしているのか、結果日本を悪く言い、日本人を批判したい彼等の精神構造は何なのかである。つまり『わたし(日本人)の敵は日本人。日本の敵は日本人』問題である。明後日の解かも知れないが、以下がこの問題の解である。
日本は他国から侵略を受けた事はない、当然他民族から蹂躙を受けた事もない。処が他国からは日本は戦闘民族だと見られてる。見られなくても、その通りだろう。この小さな国で江戸時代は別として、戦乱が絶える事はなかったし、世界最高性能を誇る日本刀を初めとして甲冑や武具、今も伝わる多様な武術等がそれを物語っている。
では日本人が闘った相手は誰か?。勿論日本人である。他国から侵略が無い分、闘争本能の矛先は、同胞である日本人に向けられたのである。ところで古田博司が言う処によると「支那人・朝鮮人は嘘付きであるが正直である。逆に日本人は嘘を付かないが、不正直」だそうである。なんとなく分る気がするではないか。日本人は礼儀正しい。そして現代日本では、戦国時代と違って発散する場が無い。そこでその分、余計陰にこもった戦いが続いているのではないだろうか。
つまり江川紹子達のような言動は、闘争心の発露と言うわけである。と言っても「わたしの敵は日本人」的言動をすれば。全ての日本人から総スカンを食らう。競争心が強い浅ましい人間と言われるだろう。もっとも「安倍は人間じゃない!叩き斬ってやる」なんて言った教授も居たので、左翼の人間程攻撃的で浅ましい事実は隠しようが無いが。
そこで彼等の救いのバイブルが『プレスコード』や『WGIP』と言う訳である。確かにそこには他国を批判をしてはならないが、日本の批判は幾らでも許されると書いてある。それを信じれば自らの言動を正当化できるのだ。従って左翼は『プレスコード』や『WGIP』に救いを求めた信者と言えるだろう。
共産主義に飛び込む日本人も同じである。彼等に取って全日本人が敵なのだから、彼等の疎外感もひとしおだろう。そこで国家を否定する共産主義を信仰をしたくなる訳である。日本の共産主義者や左翼が、同じ疎外感を持つ在日と同じ意識を持つのもこの為である。但し、日本の共産主義者や左翼が在日と違う点は、彼等に日本に対する甘えがある事である。これは本当の敵が異民族だった場合、許される筈がないと心の隅で思っているからである。
『江川紹子症候群』は左翼に特有なものであるが、『小林よしのり症候群』なんてのもある。該当者は小林よしのりや古谷経衡とか池田信夫等である。そして彼等の共通事項は「ネトウヨが~!」と言い出すところである。「ネトウヨって誰だよ」と言いたい処であるが、彼等が文句を言いたい人間には直接言えず、さりとて「日本人が~!」とも言えず、結局誰か分からない『ネトウヨ』と言うイメージに闘争心をぶちまけているのが『小林よしのり症候群』の人達である。これも『江川紹子症候群』同様、闘争心の発露であるが、恐らくその闘争心は、保守の人から相手にされなくなった不満と疎外感から生まれたのだろう。
共産主義が何で有るかを知ることは必要であるが、そこに飛び込む日本人の心理や精神構造を知ることも重要である。例えば先の大戦でも、政府の要職に付いた人の不可解な行動が敗戦に結びついたことが知られているが、彼等を只共産主義者だったとかスパイだったとかの断定だけでは何も知った事にはならない。日本を危うくしたのは共産主義者やスパイだけでは無い。陸海軍の反目だって日本を弱体化させた原因である。これだって『小林よしのり症候群』のようなものではないか。従って、何故彼等がそのような行動をしたかを解明してこそ、明日の日本の危機を防げると言うものである。
文中敬称略
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