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崗上虜囚の備忘録

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『憲法無効論は破綻論』は破綻した

以前『大日本帝国憲法改正』の記事を書き、大体の事はそこで述べたつもりですが、酒と泪と様に『憲法無効論は破綻した論理』という人(谷田川惣氏)がいることを教えていただいたので、改めて記事にします。

GHQ憲法(=日本国憲法=現憲法)を無効とする事は、谷田川氏が言うように帝国憲法の条文を金科玉条と考える為では有りません。しかしながら支那の侵略にも対処できず、国家存亡の危機を招いているのは、GHQ憲法により日本が拘束されているためであり、そのGHQ憲法は、占領国のある意図で作られたハーグ条約違反の欠陥憲法だからです。

ようするにGHQ憲法はハーグ条約違反して作られた違法憲法なのです。ならば日本が存亡の危機から逃れたいなら、日本を拘束しているGHQ憲法を無効とするのは当然でしょう。そしてGHQ憲法を無効とするなら、大日本帝国憲法が有効になります。しかしその帝国憲法だって、国家に役に立たないのであればの変えればよいのです。

しかし二千数百年の歴史を有しているわが国で、憲法が有った年数は高々百数十年です。たかが憲法如きを金科玉条とする筈は無いではありませんか。もっと言えばGHQ憲法を無効として、イギリスのように憲法無しの国にしても良いのです。

それでも現在の日本で憲法が有用とするなら、整合性の取れた解決法を取るしかないでしょう。そしてGHQ憲法=日本国憲法は、占領国軍により作られ、占領国軍により押し付けられたのは事実であり、その結果大日本帝国憲法を捨てさせられた事も事実なのです。

誰かに損害を受けたなら、相手に現状復帰させることが原則ですが、復帰させたとしてもその間の時間は戻らず、警察も無く無法が許される社会なら、自分で辻褄を合わせて解決するしかありません。

あまり例えは良く有りませんが、『 ある日ガレージに有った愛車が何者かに盗まれ、替わりに有ったのが車泥棒の物と思しきポンコツ車。やむなくその欠陥車を騙し騙し使って66年。やっと愛車が見つかったが、そちらもメンテもせず雨ざらしの状態。今乗っている他人の車は欠陥車でも66年間も乗れた。しかし、だからと言って他人の車を修理してまで何時までも乗り続けますか? 』 と言う問題です。

これを憲法論議に置き換えると『 大日本帝国憲法は見つかっていなかった処か、ちゃんと文書が存在しているでは無いか 』 と言う人がいるかも知れません。

いいえ見つかっていませんでした。殆どの日本人はGHQ憲法が国際法を違反して作られたことも知らないでしょうし、大日本帝国憲法を日本に戦争巻き込んだ悪い憲法だと思い込んでいる人もいると思います。

そう、洗脳という目隠しの為に大日本帝国憲法は見つかっていなかったのです。現在ようやく多くの人が、東京裁判史観から目覚め、GHQ憲法は無効だと言い始めた段階です。

それを谷田川惣氏は、『 憲法無効宣言をする以外に方法はあり得ない、絶対にだめだという考え方は、かつてエリート青年が革命理論に爽快感を覚えたのと同じような感覚で、戦後の矛盾を一挙解決できるという完全を求める心境になっているのではないかと危惧するところです 』 と憲法無効論を宗教のように言いますが、谷田川氏の『憲法無効論は破綻』の論こそ、憲法だけしか見ていない神学論にしか見えません。

何故なら、GHQ憲法にある戦争放棄の条項が占領国軍の居座りを認め、その占領国軍の武力による安定が、欠陥憲法でも平和が得られると国民が幻想し、その幻想の為66年間も憲法を変えることもせず、そして現在、憲法を変えなかった事が他国の侵略を誘発し、次に他国による侵略が迫ると今度は占領国の顔色を伺って、これまた憲法をかえることが出来ないという、只の憲法論ではなにも変えることが出来ない事は明らなのです。

つまり、今まで憲法9条さえ変えることが出来なかったのは、政治家や学者・言論界を含む多数の日本人が、東京裁判史観から脱しきれていなかったからです。解決の糸口は、国民の東京裁判史観の脱却一点です。

GHQ憲法無効の意義は、東京裁判史観を全否定することにあります。「東京裁判史観から脱しきれないからGHQ憲法を否定出来ないのか」、「GHQ憲法を否定出来ないから東京裁判史観から脱しきれないのか」のどちらが先かの問題ですが、GHQ憲法無効の議論こそ東京裁判史観から脱する糸口と思います。
 

大脱走では有りませんが、脱走した捕虜達が国境に差し掛かる所で、敵が与えてくれた服を一斉に脱ぎ捨てる場面を見たことが有ります。今の日本に必要なのは、その精神でしょう。占領国軍に与えられた憲法など破棄!でしょう。


谷田川惣氏は女性宮家反対・女系天皇反対の論客のようです。また氏はGHQ憲法9条の存在が国を危うくすることが分かっているようです。それなら尚更、どうすれば国民を目覚めさせるかを考えて欲しいものです。


 
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大日本帝国憲法改正

自民党が自主憲法と騒いでいるので、ようやく欠陥憲法を破棄するのかと思って、『自民改正憲草案要旨』を見た。感想は何だこれはである。

自民改正憲草案の【第2章安全保障】を読むと、
『9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない』とあった。

なんの事は無い、現憲法の9条の1『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する』の『永久にこれを放棄する』が『用いない』に変わっただけはないか。

そもそも何故国家を拘束しなければならないのか。確かに国際法や条約のように国家を拘束するものは有る。しかし国際法も条約も、その時々の都合や力関係で決まる妥協の産物ではないか。わざわざ自国を束縛する事を憲法に書く理由が何処に有ると言うのだ。

本来、人も国家も自由な筈である。人が従う法は国家間の条約と同様、人間同士の契約によるものである。したがって何人も、人間同士の契約(=法)外なら、全て自由である。法が人間同士の契約である事は、契約外である動物を殺して食べているのを見れば明らかである。(但し、猫を殺す自由だけは無い)。国家も同じである。契約も無しに、自国を拘束する馬鹿が何処にいる。

そして憲法改正と言うからには、改正する理由の方が重要である。何故現憲法ではまずいのか、現憲法の何処に欠陥があるのかを、改憲法草案を提出する前に述べるべきである。さらに現憲法が欠陥が有るというなら、何故今、憲法を改正しなければならないのかの説明と反省の弁も有ってしかるべきである。

しかし、『自民改正憲草案』に国防に関する国民の義務もなければ、未だルーズベルトの亡霊に取り付かれたままなような文言が有るのを見れば、今の自民党に現憲法の欠陥も分からなければ、60年間放置してきた事に対しての反省する気持ちも無いのだろう。

此処で自民党が理解していない現憲法の欠陥をはっきり言おう。千島列島はソ連(ロシア)に強奪され、竹島は4十数名の漁船員の命と共に韓国に奪われ、今尖閣諸島が支那に取られようとしている。そして北朝鮮から国民を拉致されているではないか。

何処に『正義と秩序を基調とする国際平和』が有ると言うのだ。この精神こそ自国を縛り、他国の跳梁を許している原因ではないか。武力の行使をしない精神失ったからこそ、不正を犯されても何も出来なかったのではないか。

改正憲草に、『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し』や『武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない』の文言を入れているのは、自民党が現憲法の問題点を理解していない証拠である。

この『自民改正憲草案』は、別の問題も含む。一番目に、若しこの憲法草案が次の憲法となった場合、欠陥であろうと、これが自主憲法になってしまうのである。

『自民改正憲草案』は、現日本国憲法同様、国民の義務も記載されていなければ、国家によけいな縛り入れている等、現日本国憲法の欠陥を引き継いでいる。この欠陥が後で顕になっても、自主憲法で有るが故に、しばらく改正できないことになる。

二番目の問題として、憲法改正なり新たな憲法を作るなりすると、これがGHQの占領政策肯定になってしまう事である。

巷に溢れている自主憲法と言う言葉自体おかしな言葉である。独立して間もない国なら兎も角、日本には自主憲法が既に有ったのである。日本は『大日本帝国憲法』と言う立派な自主憲法が有り、GHQの占領政策により自主憲法を奪われ、欠陥憲法を押し付けられたのである。

現日本国憲法が交付されたのは、占領直後の昭和22年5月3日。嘗て日本の中枢に居た人間は尽く公職追放され、全ての書簡は検閲され、占領国に都合の悪い書物は焼かれ、又墨を塗られ発禁処分にされ、日本の言論の自由が奪われていたとき、GHQが起草したのが現日本国憲法である。

現憲法が国際法を犯して作られたのは、紛れも無い事実である。だからこそ改正する必要が出てきたのではないのか。

当然、自主憲法というからには、現憲法を破棄し『大日本帝国憲法』に戻すことではないか。それを元の戻し、改正することこそ自主憲法の改正である。これを新たに憲法を作る事は、東京裁判もGHQが作った押し付け憲法も全て肯定することになってしまうだろう。こんなことで、戦後レジームの脱却など出来る訳が無いではないか。

因って、今やるべきは、新たな憲法を作ることでは無い。しかし『大日本帝国憲法』只戻しても、第3章の帝国議会に書かれている貴族院は最早作れない。でも戦後60年間、『大日本帝国憲法』が仮に続いていたとしたら、幾つかの改正がされていた筈である。それなら、やるべき事は『大日本帝国憲法』を改正することである。そしてそれから『大日本帝国憲法』に戻す。

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自民党が憲法改正の理由も反省の言葉も述べないので、代わりに現日本国憲法を破棄し、改正した大日本帝国憲法に戻す理由と反省の言葉を述べてみる。

現憲法は、占領国が被占領国の言論を奪った上で占領国が起草したものであり、明らかにハーグ陸戦条約・第三款・第43条、『占領地の法律の尊重』に違反して作られたものである。

又その内容も、被占領国を永遠に拘束しようとする悪意から生まれたものであり、この憲法が有る限り、国際紛争にも対処できず、対等な国家間の関係も築くことが出来ない事になる。

では何故今『大日本帝国憲法』に戻すのか。一つは先に上げた現憲法の欠陥による問題が現実に起きている事(国際紛争)と、この現憲法に込められた占領国の悪意が、ベノナ文書等の新たな情報で近年明らかになったからである。

日本国民は反省した、現憲法に理想があるかと幻想した。それが60年間改正もせず、大日本帝国憲法にも戻さなかった理由である。しかし現在、現憲法に悪意が込められていた事を知った。現憲法に正当性も無い事を知った。正当性は大日本帝国憲法にあることを思い出した。

日本国民は60年間騙されていたと言えよう。然しながら、騙すのも悪なら、騙されるのも悪に加担した事と同じである。憲法9条が欠陥で有ることぐらい、ちょっと思考してみれば分かった筈である。

それを60年間騙され、思考することさえしなかったのは、他国が国防を肩代わりしてくれた事を良いことに、安逸に溺れ怠惰に過ごしていたからに他ならぬ。それが今亡国の危機を招いている。これと、大東亜戦争で多くの若者が自分を犠牲にした事を比べれば、反省してもしたらない。今は英霊に対して申し訳ない気持ちで一杯である。

以上。

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まあ『自民改正憲草案』生かすとしたら、『大日本帝国憲法』を改正する間、暫定的に使用する仮の憲法ぐらいであろう。だとしても、当然自主憲法など絶対に言うべきでは無い。

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