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崗上虜囚の備忘録

日本よ!。私の日本への思いです。 コメントに返事を書かないこともあります。悪しからず。 コメントの投稿は日本人だけにしてください。 日本人でない場合は、国籍を書いてください。 注、google chromeで閲覧出来ませんので、filefoxかinternet explorerで閲覧してください

大日本帝国憲法改正

自民党が自主憲法と騒いでいるので、ようやく欠陥憲法を破棄するのかと思って、『自民改正憲草案要旨』を見た。感想は何だこれはである。

自民改正憲草案の【第2章安全保障】を読むと、
『9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない』とあった。

なんの事は無い、現憲法の9条の1『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する』の『永久にこれを放棄する』が『用いない』に変わっただけはないか。

そもそも何故国家を拘束しなければならないのか。確かに国際法や条約のように国家を拘束するものは有る。しかし国際法も条約も、その時々の都合や力関係で決まる妥協の産物ではないか。わざわざ自国を束縛する事を憲法に書く理由が何処に有ると言うのだ。

本来、人も国家も自由な筈である。人が従う法は国家間の条約と同様、人間同士の契約によるものである。したがって何人も、人間同士の契約(=法)外なら、全て自由である。法が人間同士の契約である事は、契約外である動物を殺して食べているのを見れば明らかである。(但し、猫を殺す自由だけは無い)。国家も同じである。契約も無しに、自国を拘束する馬鹿が何処にいる。

そして憲法改正と言うからには、改正する理由の方が重要である。何故現憲法ではまずいのか、現憲法の何処に欠陥があるのかを、改憲法草案を提出する前に述べるべきである。さらに現憲法が欠陥が有るというなら、何故今、憲法を改正しなければならないのかの説明と反省の弁も有ってしかるべきである。

しかし、『自民改正憲草案』に国防に関する国民の義務もなければ、未だルーズベルトの亡霊に取り付かれたままなような文言が有るのを見れば、今の自民党に現憲法の欠陥も分からなければ、60年間放置してきた事に対しての反省する気持ちも無いのだろう。

此処で自民党が理解していない現憲法の欠陥をはっきり言おう。千島列島はソ連(ロシア)に強奪され、竹島は4十数名の漁船員の命と共に韓国に奪われ、今尖閣諸島が支那に取られようとしている。そして北朝鮮から国民を拉致されているではないか。

何処に『正義と秩序を基調とする国際平和』が有ると言うのだ。この精神こそ自国を縛り、他国の跳梁を許している原因ではないか。武力の行使をしない精神失ったからこそ、不正を犯されても何も出来なかったのではないか。

改正憲草に、『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し』や『武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない』の文言を入れているのは、自民党が現憲法の問題点を理解していない証拠である。

この『自民改正憲草案』は、別の問題も含む。一番目に、若しこの憲法草案が次の憲法となった場合、欠陥であろうと、これが自主憲法になってしまうのである。

『自民改正憲草案』は、現日本国憲法同様、国民の義務も記載されていなければ、国家によけいな縛り入れている等、現日本国憲法の欠陥を引き継いでいる。この欠陥が後で顕になっても、自主憲法で有るが故に、しばらく改正できないことになる。

二番目の問題として、憲法改正なり新たな憲法を作るなりすると、これがGHQの占領政策肯定になってしまう事である。

巷に溢れている自主憲法と言う言葉自体おかしな言葉である。独立して間もない国なら兎も角、日本には自主憲法が既に有ったのである。日本は『大日本帝国憲法』と言う立派な自主憲法が有り、GHQの占領政策により自主憲法を奪われ、欠陥憲法を押し付けられたのである。

現日本国憲法が交付されたのは、占領直後の昭和22年5月3日。嘗て日本の中枢に居た人間は尽く公職追放され、全ての書簡は検閲され、占領国に都合の悪い書物は焼かれ、又墨を塗られ発禁処分にされ、日本の言論の自由が奪われていたとき、GHQが起草したのが現日本国憲法である。

現憲法が国際法を犯して作られたのは、紛れも無い事実である。だからこそ改正する必要が出てきたのではないのか。

当然、自主憲法というからには、現憲法を破棄し『大日本帝国憲法』に戻すことではないか。それを元の戻し、改正することこそ自主憲法の改正である。これを新たに憲法を作る事は、東京裁判もGHQが作った押し付け憲法も全て肯定することになってしまうだろう。こんなことで、戦後レジームの脱却など出来る訳が無いではないか。

因って、今やるべきは、新たな憲法を作ることでは無い。しかし『大日本帝国憲法』只戻しても、第3章の帝国議会に書かれている貴族院は最早作れない。でも戦後60年間、『大日本帝国憲法』が仮に続いていたとしたら、幾つかの改正がされていた筈である。それなら、やるべき事は『大日本帝国憲法』を改正することである。そしてそれから『大日本帝国憲法』に戻す。

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自民党が憲法改正の理由も反省の言葉も述べないので、代わりに現日本国憲法を破棄し、改正した大日本帝国憲法に戻す理由と反省の言葉を述べてみる。

現憲法は、占領国が被占領国の言論を奪った上で占領国が起草したものであり、明らかにハーグ陸戦条約・第三款・第43条、『占領地の法律の尊重』に違反して作られたものである。

又その内容も、被占領国を永遠に拘束しようとする悪意から生まれたものであり、この憲法が有る限り、国際紛争にも対処できず、対等な国家間の関係も築くことが出来ない事になる。

では何故今『大日本帝国憲法』に戻すのか。一つは先に上げた現憲法の欠陥による問題が現実に起きている事(国際紛争)と、この現憲法に込められた占領国の悪意が、ベノナ文書等の新たな情報で近年明らかになったからである。

日本国民は反省した、現憲法に理想があるかと幻想した。それが60年間改正もせず、大日本帝国憲法にも戻さなかった理由である。しかし現在、現憲法に悪意が込められていた事を知った。現憲法に正当性も無い事を知った。正当性は大日本帝国憲法にあることを思い出した。

日本国民は60年間騙されていたと言えよう。然しながら、騙すのも悪なら、騙されるのも悪に加担した事と同じである。憲法9条が欠陥で有ることぐらい、ちょっと思考してみれば分かった筈である。

それを60年間騙され、思考することさえしなかったのは、他国が国防を肩代わりしてくれた事を良いことに、安逸に溺れ怠惰に過ごしていたからに他ならぬ。それが今亡国の危機を招いている。これと、大東亜戦争で多くの若者が自分を犠牲にした事を比べれば、反省してもしたらない。今は英霊に対して申し訳ない気持ちで一杯である。

以上。

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まあ『自民改正憲草案』生かすとしたら、『大日本帝国憲法』を改正する間、暫定的に使用する仮の憲法ぐらいであろう。だとしても、当然自主憲法など絶対に言うべきでは無い。

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コメント

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無題

大変勉強になりました。
自主憲法とは大日本帝国憲法しか有り得ないことが分りました。
また自民党の改憲草案が如何に甘っちょろいものかも分りました。
帝国憲法に戻すことが出来たら最高です。

防衛重視策に拠る日本再生論

 そうか、今日は憲法記念日だ、と気が着いたのですが、現行憲法が占領軍保護を目的に造られたモノだと確信した時から、それ程現行憲法に対する思い入れが無くなっている。

 確かに日本は戦争に負け、占領軍の統治下に組敷かれたのですから、其れなりの法律を強制されるのも仕方が無い事でしたでしょう。

 然し、SF条約発効で、占領軍統治が終了し、日本の主権が本当に回復したと云うのなら、即日、明治の欽定憲法の効力を復活させるのが筋と言うモノでしょう。

 現実は、65年経っても日本には米軍が基地を作ってあちこちに治外法権区域を作っている占領状態とあまり変わりがないのですから、現行憲法が有効であるのだろうと解釈すれば、憲法改正とか云っても、占領憲法を改正するのでは、全く意味が無いでしょう。

 是は、昔サヨク運動に参加した連中の半分くらいは同調するのではないかと思います。 私が知っている範囲では、殆どが反米でしたから、現行憲法が米国の押し付けだと判れば、一も二もなく反対するのが筋です。

 そういう意味で、反米の共産党が現行憲法を擁護する立場を採るのは、日本転覆への戦略的な作為としか思えない、彼等の本質が売国である証拠でしょう。

 サヨクの立場でも、自身は売国では無いと云うのなら、先ずは、欽定憲法へ回帰を主張し、其処から憲法改正を言い出すのが筋です。

 欽定憲法は制定から既に100年以上経って居ますから、当然改正すべき点は多く有ると思います。

 就中、陸海軍を再生するに当たり、統帥権の範囲を確定し、明示する問題、天皇陛下の大元帥としてのお立場の再考は必須で有ろうと思います。

 軍人の政治への関わりを最小限に留める為に、陸海軍省は防衛省に纏め、その範囲で軍人は政治に関わる事に制限を設けるべきかと、否、戦前も軍人が悪いのでは無く、政治家が余りに国民の信を喪ったから、票が身持ちが清潔な軍人に流れたダケの事でしたから、其処に歯止めが必要だと思った次第。

 それと、戦争の質自体が大きく変わって居る事にも思いを致さねばなりません、殊に徴兵制は男女を問わず実施し、それぞれの立場で地域防衛と言う特化した目的を担ってもらわねば、国益にとって有効では無い様に感じます。 民間人に、高速戦闘機を操縦したり、大型ミサイルを撃って貰う必要はないでしょう。

 それより、集団行軍や戦闘訓練で海岸線の水際戦や山岳ゲリラ戦を経験するうちに、登山やクロスカントリー、ボートやヨットと言った競技を一般に普及させる事にも役立つでしょうし、戦場医療、防疫活動、避難誘導等、女性の方が得意な分野での訓練も出来ます。

 亦そういう訓練を各地で行う事で、不穏分子の活動も抑制できるし、何より若い大量な人が動く事で地方都市が活性化します。

 防衛の重要度の国民周知を基本とした国民皆兵こそ、軍事費を適正に保てる唯一の手段であると思っておりますから。

Re. 戸田様

改正するなら、帝国憲法を改正すべきでしょう。そして何度も何度も改正して、その記録を憲法上に残しておく。日本人の記録なのですから。

外国人の手の入ったGHQ憲法は改正などせず、只破棄するだけです。

Re. ナポレオン・ソロ様

>KY自民党の自爆

『武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない』なんて文言が入っていたら、日本が侵略されようとしても、時の政府は、それを盾に何もしないかも知れないし、逆に武力行使をしようとしたら、野党がその文言を持ち出して反対するかも知れません。

やはり自民党案は欠陥憲法でしょう。それより、そんなにGHQ憲法が好きなんですかね。まるで帝国憲法が欠陥憲法で、GHQ憲法の方が理想に近いと言わんばかりに見えます。

最早、自民党にいるお花畑は、敵と言った方が良いでしょう。

>防衛重視策に拠る日本再生論
>反米の共産党が現行憲法を擁護する立場を採るのは、日本転覆への戦略的な作為としか思えない、彼等の本質が売国である証拠でしょう。

チャンネル桜の討論場組み『どうする日本国憲法』に、9条の会の人が2名出席したのを見ましたが、彼等の意見は矛盾しています。

・国民主権と言いながら、国民の主権が及ばない東京裁判の問題点を聞かれると、天皇の戦争責任を回避した点が問題だと答えたり、
・自衛の権利は有ると言いながら、自衛の為の手段=自衛隊を無くそうとしていたり、
・自衛隊を災害救助隊にしたいと言いながら、では憲法を改正するべきではと言われると、それでも改正したくないと言いったりと、支離滅裂です。

売国奴と言うより、9条の会の人間は朝鮮系の人間なのでしょう。社民党にもかなり居るようですから。

>昔サヨク運動に参加した連中

菅も仙石もサヨク運動に参加した連中ですけど、東京裁判肯定、TPP推進です。団塊世代も同じでしょう。

>防衛の重要度の国民周知を基本とした国民皆兵こそ、

公務員は、採用に当たって国家に忠誠を誓わせ、兵役の義務を終えていない人間は採用すべきでは無いでしょう。特に外交官になるような人間には、武の精神が必要です。

長くなりました 1/3

崗上虜囚 様、皆様
こんばんは。

GHQ憲法が日本を害している事は、国民にとって明らかな事実です。(護憲派は別)
北方領土は、ソ連に不法占領されロシアも返そうとしない。軍事力無き外交に、国民は期待を持てない…。
竹島は、主権回復前(抵抗する事もできない時)に奪われたまま…漁民を殺されて…米国に(怒)。主権が回復してからは、[平和憲法]で「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」も誰も助けてくれないし、実力行使も封じられて、どんどん韓国の実効支配が進んでいる。
北朝鮮に拉致された日本人を実力で救いだす事もできない。国際紛争を解決する手段として、武力を放棄したとかで…。
尖閣諸島は、俺様の物とかで支那にでかい面をされ、奪われそう…沖縄も俺様の物だそうですね。
このように、日本は待った無しの危機にあります。早急に変革をしなければいけません。
自戒を込めて…いままで政治家や国民は何をしていたんだ!

私は、GHQ憲法の破棄に否やは御座いません…正論ですから。ただ、憲法改正による自主憲法制定とどちらが早いかを考えます。
怒らないで下さいね。

私の仕事は、筋を通して納期が遅れたら理由が何であれ責任を取らされます。筋も大事ですが、現実的な実行力も必要です。

つづく

長くなりました 2/3

SF講和条約の時、吉田総理は無効宣言をしませんでした。筋金入りの外交官だった吉田総理が国際法や慣習を御存知ないわけがないのに…不思議ですね。正論で日本国憲法破棄を宣言し、筋を通せたのに。

時の吉田総理は、破棄無効宣言より日米安保を選び、憲法を逆手にとり米国に日本の防衛を義務づけました。ソ連による赤化侵略の脅威は、日本の再軍備では時間的軍事力的に間に合わないと考えたのでしょう。
更に、半島への軍事力提供は憲法を盾に拒みました。復員してきた元日本兵は、米軍にとって力強い味方に見えたでしょうが、日本復興の担い手でもあります。敗戦の焼け跡からの復興の妨げになりますからね。

以上のように、米国から「安保ただ乗り」と非難されても
日本は、焼け跡からの奇跡の復興をし
アジア初で東京オリンピックを開催
高度経済成長で世界第二位の経済大国となり、先進国の仲間入り
特亜には、金持ち喧嘩せずと税金をバラまいた
誠に、功罪半ばする路線の礎を築いた吉田総理。私の尊敬する政治家。

日本の保守政治家は殆ど吉田学校の生徒です。自分達が歩んできた道を否定はできないでしょう。自民党が改憲にこだわる理由と思います。

つづく

長くなりました 3/3

自民党が面子に拘らず、日本の危機の深刻さを鑑みて、日本国憲法の無効破棄宣言しようとしたら…当然な事ですが、憲政の常道で選挙の公約として選挙戦に臨んだとします。
日本の左巻きは、改憲反対以上に非難し活動しますね。其のプロパガンダで国民を二分し内戦状態にしようとするでしょう…外国傀儡の売国奴が。
また、特亜の反日国も国際法的に違反していると難癖をつけたり、60年も経っている最早正当な憲法である廃棄などクーデターと同じで正当政府と認められない、とか内政干渉をするでしょう。下手したら、日本国民の為とか軍事介入するかも…。
米国は動くか動かないか不明です。其の時の国際情勢で米国の国益にあった方を選択するでしょう。
このように、私は思います。
決して、憲法無効破棄宣言は簡単な事では無いと。
60年の長きに渡る国際的・国内的な慣性が巨大だと考えます。

私は、憲法無効廃棄の運動を応援しますが。憲法改正手続きを進めた方が早道と考えています。

長文、失礼しました。

Re. 酒と泪と様

>私は、GHQ憲法の破棄に否やは御座いません…正論ですから。ただ、憲法改正による自主憲法制定とどちらが早いかを考えます。

記事にも書きましたが、自主憲法制定なり、GHQ憲法改正なり、帝国憲法改憲なり、何故それを行う必要があるかの理由付けの方が重要だと思っています。

どうせ国民に説明しなければならないのなら、誰でも納得する理由を考えて置く必要があります。

当然、国民の中には、自主憲法制定論や帝国憲法改憲論に対して、『GHQ憲法だって、国会の承認を得て成立した、自主憲法では無いか』と言う人もいるでしょう。

そのような国民の疑問に対して、なんと答えますか?。只のお祭り騒ぎのような自主憲法制定では、国民は納得しないだろうし、反対論者を黙らすことも出来ないでしょう。

従って国民に説明する改憲の理由としては、GHQ憲法成立の違法性と、その憲法の精神=占領軍が日本を縛る為であった事が、一番正しい理由になる筈です。今まで薬だと飲んでいたのが毒であったと言う説明も付けてです。

この正しい理由付け無しでは、これから考えられる尖閣等の軍事衝突に対しても、PKOの時の特殊法のような場当たり的な法改正や、GHQ憲法の小改正でお茶を濁されてしまいます。自民党の谷垣憲法は、このGHQ憲法の小改正に近いですね。

又、どちらが早いかを問題にされているようですが、GHQ憲法破棄(無効)+帝国憲法改憲も、GHQ憲法破棄(有効)+新たな自主憲法制定も、国会で大多数の議席を得た政党なら、どちらも可能なのですから、速さは関係ないでしょう。でも、その大多数の議席を得るのに必要なのは、やはり国民が納得出来る正論です。

後、急いでGHQ憲法破棄・自主憲法制定をやる手が有ります。それはクーデターです。クーデターで政権を取り、反対派を公職追放をし、言論統制し、自主憲法を制定し、GHQ憲法の違法性を、ゆっくり国民に教育する。違法だ?、でもそれはGHQがやった手です。GHQ憲法公布は昭和21年11月3日、1年数ヶ月で新憲法が出来ちゃった訳ですから、日本人がやればもっと早いでしょう。GHQ憲法になじんでしまった国民を見れば、それも可能です。

実は私は、憲法無用論者です。国家の行動を制約する憲法等まっぴら御免、必要な法整備は思いつく時、何時でもやれば良いと思っています。何も憲法が無いと国じゃ無いと言われる事もありません。イギリスにも憲法が無いそうです。

少数意見と思っていましたが、藤井厳喜氏も無用論者でした。但し、憲法を破棄するにしても、帝国憲法に戻してから破棄すべきと考ています。

この問題は、以前、bing氏と討論した事が有ります。bing氏は、GHQ憲法無効・帝国憲法有効論ですが、私も最近になって帝国憲法有効論が分かるようになりました。

ついでに、現、日本国憲法を言い表す時は、必ずGHQ憲法とか、GHQ違法憲法とか、GHQ日本毀損憲法とか言う習慣を付けるのが良いですね。

無題

たいして憲法のことを勉強してるわけでもありませんので以下に書きますことは単に一個人の意見です。

以前にも中韓さんのところにコメントした内容ですが、憲法を制定する以前にその憲法にも縛りが必要なのではということです。
譬えますと、アメリカではいかに自由たりとも彼の国の国体を揺るがす立憲は許されないと聞きます。
ですから、共産主義に類する法は通すことが出来ません。

日本でも同じと考えます。
もちろん、その第一項に来るのは天皇を幹とした国体の維持はけっして侵されないと言うことです。

憲法のことをちょっとだけ勉強してみて気が付くことは大日本帝国憲法の前に五カ条の御誓文というものが存在したことです。
以下に貼ってみます。

1.広く会議を興(おこ)し、万機公論(ばんきこうろん)に決すべし

2.上下(しょうか)心を一(いつ)にして、盛(さかん)に経綸(けいりん)を行ふべし

3.官武(かんぶ)一途(いっと)庶民(しょみん)に至(いた)る迄(まで)、各(おのおの)其(その)志(こころざし)を遂(と)げ、人心(じんしん)をして倦(う)まざらしめん事を要(よう)す

4. 旧来(きゅうらい)の陋習(ろうしゅう)を破り、天地(あめつち)の公道(こうどう)に基(もとづ)くべし

5.知識を世界に求め、大(おおい)に皇基(こうき)を振起(しんき)すべし


6.我国未曾有(みぞう)の変革を為(な)さんとし、朕躬(み)を以て衆に先んじ、天地神明に誓ひ、大(おおい)に斯(この)国是を定め、万民保全の道を立んとす。衆亦(また)此(この)趣旨に基き協心努力せよ。


もちろん、明治の御世と今とは違いますので内容は異なってくると思いますがこういったものが今必要ではないでしょうか。

できれば、大日本帝国憲法に一度戻ることも一法ですが、それにしてもそれを改正しないことには使い物になりません。

旧憲法は海外から絶賛されたものであっても、そこに穴があったからこそ軍部の独断を許したとの見解もあるようですし、、。


ほんとうはもっと勉強してコメントしたかったんですが、私ではちょっと無理があるようでした、、^^。

でも、憲法を改正するなら肝心な幹に当たる部分を決めないことには支離滅裂な統一性を欠いたものになることは自明の理です。

それを示してくれてるのが自民党の憲法草案のように感じました。

最後になりましたが、崗上虜囚さんのおっしゃることはまさに正論です。素晴らしい内容と感服致しました。

Re. 杜若様

>五カ条の御誓文というものが存在したことです。

この五カ条の御誓文は、学校で習った記憶があります。通っていた学校が日教組に毒されていなかったのでしょう。こういう物も残して欲しいですね。

>大日本帝国憲法に一度戻ることも一法ですが、それにしてもそれを改正しないことには使い物になりません。

勿論改正しなければ使えません。只、毎回新たな憲法を作るより、残すべきと処は残し、それに新たな処を加えるなり訂正するなりして、時代に有った憲法にすべきと思います。

万葉時代の和歌が未だに親しまれている国です。帝国憲法も只捨てるのは勿体無いでしょう。帝国憲法に、直さなければならない箇所がそれ程多いと思いません。それに帝国憲法はそれ程量は有りません。

普通の法律ですむ所は、憲法から外しても良いと思います。むしろ憲法は民族の知恵の蓄積のような物で有って欲しいと思っています。

話が変わりますが、『白虎隊の丘に眠る或るドイツ人の半生』の話がサンケイに載っていましたが、彼は、武士道は『清らかさを愛でる神道、敬虔(けいけん)さを重んじる儒教、人間性を賛美する仏教がその根底にある』としています。

日本は昔から、他国から入ってきたものも自国のものも、良いものは捨てない文化があるようです。憲法もそうして欲しいものです。

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