忍者ブログ
「日本の朝鮮統治時代を」検証する
最近韓国で「日本統治時代の方が良かった」と言った老人が、若者に撲殺された事件が有った。老人としては、あらためて日本統治時代の方が良かったこと知った訳だが、インターネット等で誰もが事実により近づける時代になったにも関わらず、不思議なことに朝鮮では、年を追う毎に真実の歴史は埋もれて行く傍ら、プロパガンダによる捏造された歴史が発掘さてれているように見える。
 
朝鮮人の反日の炎が静まるどころか益々大きくなるのは、誰かが燃料をくべていると想像していたが、此処に紹介する(「日本の朝鮮統治時代を」検証する:ジョージ・アキタ、ブランドン・パーマー、共著)を読んでその燃料をくべていたのはアメリカで有った事が分かった。
 
例えば南北朝鮮から聞こえて来る言葉として、「世界で最も過酷な日本の植民地統治」があるが、それは元仙台アメリカ文化センター館長、マチューセッツ大学名誉教授のマーク・R・ピーティー氏が記した文にある言葉だったのである。
 
アメリカの高名な学者に「朝鮮人は・・・世界で最も過酷だった日本の植民地支配の下で民衆としての腸が煮えくりかえる思い思いをしていた・・・(アメリカに住む)日本人(移民)に対して仕返しとして加えられた侮辱的な行為の一つ一つは、日本や日本が統治した外国で、日本人が朝鮮人や中国人に対して日常的に行っていた侮辱的な仕打ちをはるかに凌駕するものだった」と言われれば、事実は二の次で扇動されやすい朝鮮人が信じるのも無理もない。
 
それにしても、他の植民地との比較検証もせずに、戦前にアメリカが行ったプロパガンダを1995年の時点でも、そのまま尚垂れ流そうとしているのは驚きと同時に怒りを覚える。
 
ピーティー氏は元仙台アメリカ文化センター館長とあるが、アメリカ文化センターをネットで検索しても出てこず、アメリカン・センターのことようである。アメリカン・センターとはアメリカ領事館広報部にある機関のようである。
 
と言うことは、慰安婦問題がアメリカで大きくなったも、ジョン・トーマス・シーファー元駐日大使が「河野談話から後退したら、日米関係は破壊的になる」と言ったことを併せて見れば、南北朝鮮の反日も従軍慰安婦問題も、アメリカ政府が関係していると言ってよいだろう。未だにヤルタ体制は終わらずである。
 
日本人としてはこれから、朝鮮人の捏造癖や日本人の反日癖と同様、アメリカ人の責任転化癖(アメリカによる過酷な植民地支配と奴隷制度の罪を日本に転化する)も分析する必要があるだろう。何故なら、現在起きている慰安婦問題は日・米・韓(朝)の共同作業と言えるからである。
 
しかしアキタ氏はそんな事はお構い無しに、学者として冷静にピーティー氏の言っている矛盾を突く。ピーティー氏が「世界で最も過酷な日本の植民地統治」と言った事にたいしては、世界の植民地統治の実態例を挙げている。
 
それによると、恵み深い宗主国とされたアメリカのフィリピン統治では、アメリカ陸軍が反乱分子を鎮圧するために彼らの家族に恐怖感を与え、逮捕したゲリラを裁判にかけ、しばしば処刑したが、証拠がなくても容疑者を処罰する自由が与えられていたのが実態である。鎮定の過程で命を落としたフィリピン人は凡そ100万人である。勿論日本の朝鮮統治でそのような莫大な朝鮮人の命が失われた事はない。
 
フランス、オランダ、イギリス、ベルギーなど何処の殖民地統治も、アメリのフィリピン統治と大同小異かそれより酷いのものばかりである。
 
アメリカによるフィリピン統治が日本による朝鮮統治などより優れていたのは学校の数であるが、これだってフィリピンが未だに発展途上国なのは、学校があっても何も教えられなかったのと同じだった事を意味する。結果としては世界で最も穏健で良心的な植民地支配が、日本による朝鮮統治だったことを証明されたことになるだろう。
 
そのようにアキタ氏はピーティー氏だけでなく、日本の朝鮮統治に対して誤った見方をしている他学者の論文の矛盾を悉く突いている。と言うより、現在の韓国政府と同じ見方をする学者を悉く論破していると言って良いだろう。
 
学者の論文の矛盾点を突くのは重要であるが、それよりアキタ氏が着目したのは、法治国家としての日本である。日本が既に法治国家であった事の認識不足が、誤った見方をしている原因だからである。
 
まずアキタ氏は、大津事件を例として取り上げ、日本では既に国民に法治主義が浸透しており、日本の朝鮮統治も法治主義が貫かれている事を指摘している。
 
法治主義である為には法がなけれなならない。そのため日本は朝鮮のための法を作った。その例として、氏は自分は法律の門外漢であると断りながらマリー・ソン・ハク・キム女史の植民地朝鮮における慣習法の紹介している。
 
そもそも朝鮮には成文化された民法典は存在しなかった。日本は朝鮮統治をするにあたり、すでに近代的な法として出来上がっていた日本の民法を朝鮮の慣習に合せてつくり直したのである。現在韓国が使用している民法は日本が作りだしたものなのだ。
 
法治国家の下でこそ人は自由になれる。そして朝鮮半島では日本の統治時代、朝鮮人は自由を謳歌した。
 
日本が朝鮮半島に残したのは民法だけでは無い。法体系、商習慣、それらに必要な単語さえも日本の統治によっもたらされたものである。従って、韓国人が日本が奪ったとか何も残さなかったを言おうと、韓国は日本が作った土台の上に成り立っているのである。
 
実はアキタ氏の長年の研究テーマは山縣有朋である。一般的な日本人か見れば、山縣有朋と言えば長州閥のドンであり、権謀術策を厭わない政治屋のようなイメージが有り、欧米人の研究者や朝鮮人の研究者も過酷な植民地主義を指導した人物のような評価をされているが、実は山縣有朋は繊細で、朝鮮人の民意に気配りをするような人物だったようである。アキタ氏は、此処でも山縣有朋を弁護することで、日本の朝鮮統治に対しての誤解を解いている。
 
世界の流布する日本の朝鮮統治にたいする誤った見方を、アキタ氏が指摘し正すことが出来るのは、山縣有朋の深い研究が有ればこそかも知れない。
 
以上は、この本に書かれているほんの一例であるが、多くの文献を読み砕き、それらの間違いを一々謙虚に指摘するジョージ・アキタ氏に敬意を表したい。
 
     
         「日本の朝鮮統治時代を」検証する
   ジョージ・アキタ、ブランドン・パーマー、共著、塩谷紘訳:草思社
 
「単純化の誘惑に屈してはならない」は、ジョージ・アキタ氏の言葉である。その言葉の意味を考えると、氏の学者としての真摯な姿勢と能力の高さが分かると思う。この本は日本の全ての国会議員と外交官が読んでおくべき本である。またアメリカで慰安婦像の設置を検討している州や市の首長に進呈したい本である。勿論オバマ大統領にもである。
 
久々に良書にめぐり会えた事とジョージ・アキタ氏の名前を知る事が出来たことに感謝する。
PR
【2013/10/07 19:11 】 | 書評 | 有り難いご意見(2)
| ホーム |