アメリカは最近まで奴隷制度があった国である。
幕末、アメリカが日本を開国するように迫った時の名目は自由貿易であったが、その一方アメリカ国内には奴隷がいてアメリカの産業の一つ農業を支えていた。当然その時のアメリカの日本への自由貿易要求の目的は、雇用確保ではない。国内余剰産品を売ることで国内に無い物を仕入れることだった。
奴隷制度が無くなった現在でも、アメリカ人の考えは変わらないだろう。その意味は、奴隷を欲する思いは昔と同じであるだろう、の意味である。国内余剰産品を売り国内に無い物を仕入れることは何処の国でも同じであり、当たり前である。
つまり奴隷制度が無くなった現在、自分達が必要とする物を安く作ってくれる国があり、永遠に労働者の賃金を安く固定出来れば、奴隷を持ったと同じになる。アメリカ企業が海外に工場を作り、その製品をアメリカに輸出したのも、その考えである。
近年、日本もアメリカ人と同じような考え方をするような企業家が増えて来た。自由貿易と叫び、移民受け入れろ叫んでいるのも彼等である。アメリカに感化され奴隷を持ちたい願望に駆られているように見える。勿論日本に来た移民の賃金が高くなっては困ると思っている筈である。
自由貿易の利点は勿論ある。江戸の繁栄は国内交易を行ったからと言われる。これが世界中であれば人類は繁栄できる。否、実際繁栄してきている。現在、世界は自由貿易なのだ。でも自由と言うからには、売りたくないものを売らない自由、買いたくないものを買わない自由がなければならない。
人にも企業にも夫々懐具合も有るし将来設計もある。何を売るか売らないか、何を買う買わないかは、本来自由である。国だって同じである。ところが日本人が考える自由貿易とTPPはどうも違うようだ。
アメリカのことだ、自由貿易が自国に跳ね返り、外国の輸入製品で自国の生産力を無くし国力を弱める結果になった事を反省している筈である。恐らくTPPは、抜けようにも抜けられない、半奴隷状態になった衛星国家を従え、1000年王国を夢見た国家戦略なのだろう。勿論、台頭する支那を睨んでいての事だ。
日本がTPPに参加しても、一年間で0.05%GDPが増加するだけ。それも不利益を無視した推定。多くの人が指摘するように日本が得になる事は何一つ無い。
前置きが長くなったが、TPPの別の見方と題したのは、TPP賛成派やTPP反対派の顔ぶれを見れば、彼等の立ち位置が見え来るからである。
【
TPPの別の見方】
此処のきて、TPP賛成派と反対派の顔ぶれが明らかになった。顔ぶれを見ると、以外な人が賛成で、以外な人が反対だったりする。
以下は、せと弘幸Blog『日本よ何処へ』 にあったリストである。
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TPP賛成派 議員リスト
【民主】野田佳彦,管直人,前原誠司,仙石由人,海江田万里,玄葉光一郎,岡田克也,金子洋一,松原仁,藤井裕久など
【自民】安倍晋三,石原伸晃,中川秀直,河野太郎,平沢勝栄など
【みんなの党】党で賛成
new【知事】 橋下徹
【応援団】経団連,読売フジ産経等マスコミ,日弁連,森本敏,小泉純一郎,竹中平蔵,田原総一郎, 西村ひろゆき
櫻井よしこ,勝間和代,高野孟,三宅久之,田嶋陽子,堀江貴文 伊藤洋一,太田弘子,田村耕太郎 宗像直子など
反対派
【自民】町村信孝、西田昌司、稲田朋美、加藤紘一、赤澤亮正、齋藤健、山田俊男、小野寺五典
【民主】小沢一郎 鳩山由紀夫、山田正彦、長尾たかし、徳永エリ、津島恭一、
郡司彰、佐々木隆博、鉢呂吉雄、松野頼久、鹿野道彦など
【共産】党で反対
【社民党】党で反対
【国民新】亀井静香 (おそらく党で反対)
【新党日本】田中康夫
【たちあがれ日本】平沼赳夫、藤井孝男
【無所属】 城内実
【応援団】2chネラー,農協,日本医師会,中野剛志,青山繁晴,new田母神俊雄,new宮崎哲弥,森永卓郎, new植草一秀,金子勝,
ベンジャミン・フルフォード,リチャード・コシミズ,小林よしのり,西村眞悟,勝谷誠彦,チャンネル桜,三橋貴明,東谷暁, 藤井厳喜,関岡英之,newゲンダイなど
TPP慎重派
【民主】小沢一派
(参考)TPP:反対請願の賛同議員 JA全中公表
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まずTPPは日本の国益を損ね、アメリカの利益になる。これに賛成する者は、日本が損する事を期待する反日の人間か、アメリカの代弁者かの何れかの筈である。
又、先にアメリカによるTPPは台頭する支那を睨んでいての事と書いた。恐らく支那も面白く無いと思っている筈である。従って、TPPに反対する者は真に日本の事を思っている者と、親中で支那の代弁者の何れかになる。
TPP推進派である野田佳彦、管直人、前原誠司と言った顔ぶれは、親南北朝鮮派である。中身は朝鮮人と言って良いかも知れない。そうすると彼等の心情はフジTVやNHKと同じ、日本人が誇りを持つようなことや日本に良いことは反対し、日本が悪くなるようなことは積極的に進めると言う、朝鮮人の性格と同じだと考えられる。つまり反日である。
従って、朝鮮派の彼等がTPPを推し進めるのは、日本が壊れるのを見たいからである。仙石由人等のサヨクも同じ心情なのだろう。河野太郎も過去の言動から見るとアメリカの代弁者と言うより、反日の人間だったのだろう。親子そろって反日政治家・。
同じ反日で親南北朝鮮派と思われる小沢一郎は、何故かTPP反対派である。以前の彼はアメリカのポチと言われたが、親中に鞍替えして久しい。今更親米に戻れないだろうし、日本を売ることで支那とは合意が出来ていると思われる。
又、親南北朝鮮派と目される社民党も反対派である。恐らく党内の勢力は支那派が優勢と思われる。尖閣諸島漁船衝突ビデオを見た福島瑞穂が、巡視艇に追い回されたとか、コツンと当たったとか言っていたのは、支那の代弁者だったからだろう。
マスコミの中で唯一朝日はTPP慎重派である。これも朝日が親中で支那の代弁者であると考えれば納得できる。で、分類するとこうなる。
TPP賛成-反日及び朝鮮派:
民主党でTPP賛成派全員、中川秀直、河野太郎、高野孟、田嶋陽子等の反日マスコミご用達の面々、毎日新聞、日本経済新聞、日弁連。
TPP反対-親中・支那の代弁者:
小沢一郎とその手下、鳩山由紀夫、社民党、加藤紘一、朝日新聞、ベンジャミン・フルフォード、リチャード・コシミズ。
TPP賛成-親米・アメリカの代弁者:
安倍晋三、石原伸晃、小泉純一郎、平沢勝栄、櫻井よしこ、竹中平蔵、三宅久之、経団連、読売新聞、産経新聞。
TPP反対-愛国者:
町村信孝、西田昌司、稲田朋美、西村眞悟、長尾たかし、中野剛志、東谷暁、三橋貴明、藤井厳喜、関岡英之、青山繁晴、田母神俊雄他。
TPP反対の中には、切実に利害がからむJA全中のような団体もあるが、これを機に愛国心に芽生えて欲しいものである。
私が以外と思ったのは、TPP賛成の安倍晋三氏である。彼の慰安婦問題の時の対応に
物足りなさを感じていたが、アメリカの代弁者だったのだろう。そのアメリカの慰安婦問題の時の対応を見ると、朝鮮人を日本支配の代行者として置いているように感じられる。未だGHQ支配は終わらず。安倍晋三はそれに屈服した。
安倍晋三のような例を見ると、国民はどの政治家を信用して良いか分からないと思う。
国民の事を思っている政治家は、どの様な政治家であろうか。それは先ず国防の事を考えている政治家である。年金、介護、人権、子供の教育と、幾ら優しいことを言っても、国が無くなれば全て水泡に帰すのだから、国防の事を言わない政治家は偽者である。そして国防と言うからには、最も強い兵器である核の事を言及しない政治家も偽者である。
補足:
小泉純一郎を親米・アメリカの代弁者としたが、五百旗頭真を敢えて防大校長に据えたのを思い出すと、隠れ反日かも知れない。
あとがき:
これを書いているうち敗戦国の悲哀を感じるようになった。たかが外国との協定に、国内で外国の勢力と日本人が4つ巴の争いになっているのだ。しかも国を思う真の日本人の勢力は少ない。
絵:テオドール・シャセリオー
金持ちの奴隷は、それなりの身なりをしている。ご主人様の方が裸だったりする。でも奴隷は奴隷。