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続、用の用、無用の用、無用の無用
経済の根幹は食料とは言っても、米本位制の江戸幕府は立ち行かなくなった。江戸幕府は日本人のもっとも重要な食料である米を支配することで、国民を支配しようとしたが、立ち行かなくなった。腹が一杯になれば人の欲するものは別のものに移る。米を幾ら量産しようと、生憎人間の胃袋は一つしかない。

飢えていたときは、あれほど欲しかったメシも『もうゴッツアンです』となる。次の欲は、メシよりもお茶、お茶よりも器、そして釜、掛け軸、茶室等、食料とは別の方向に向かう。こんどの欲は胃袋が相手ではないので、果てしがない。取引される金も食料品どころでは無い。米の経済規模が一定でも、趣味嗜好の経済規模は拡大する一方となる。かくして江戸政府と農民は取り残された。米本位制の崩壊、江戸幕府の倒壊である。

経済は欲望のバブルなのである。17世紀にオランダで起きたチューリップ・バブルが悪しき例として引き合いに出されるが、価格が下がったから問題にされるのであり、価格が下がらなければ、それはオランダのGDP向上と文化向上に一役かっていた筈である。

人間の欲望は、文化とも密接に関係している。16世紀来日したバテレン達は、茶器が一国に相当する金で取引されるのを驚いていた。それに対して大名は『あんた方は、なんで石ころ(宝石)に高い値段をつけるのだ』と一蹴している。欲望の違い、文化の違いである。だから粗末な茶碗に高値が付けばGDPも上がる。

ともあれ、農本主義とでも言える江戸幕府の財政は農業生産に立脚していたが、農業以外の経済規模が大きくなるにつれ、国を経営する資金が足りなくなり破綻せざる得なかった。今風に言えば江戸幕府は小さな政府である。税収は農業生産高の何割かだけだった。

士農工商の身分制度は、江戸幕府の農本主義の思想を意味している。厳しい身分制度が有ったが、庶民は幸せだった。江戸時代を見た欧米人は皆そう言った。『庶民に生まれるなら日本人の方が良い』『日本人より幸福な民族はいない』『一度も生活の悲惨を目にしたことは無い』『死亡率はボストンより低かった』等々。

江戸幕府は経済破綻していたが、一番の問題は科学技術と軍事で西欧に遅れを取ったことである。それでも明治の成功は、江戸幕府の農業政策の成果があったからこそである。そして明治以降の日本の政府は大きな政府となった。今は政府の支出がGDPの40%以上ある。大きな政府は日本だけでは無い。でも国民は江戸幕府と同様、経済の根幹は食料であることを意識していなければならない。

前のエントリー『用の用、無用の用、無用の無用』では、経済の根幹は食料であると説いた。仕事をする人は、用の用、無用の用、無用の無用を念頭に置いて仕事をすべきと言った。又、国(政府)の役割が如何に国民に有用な仕事をさせるかにあるとも言った。そして此のエントリーでは、食料=米を重視していても江戸幕府が立ち行かなくなった例も示した。人間の欲望が経済活動であり、それはバブルであり、文化とも密接に関係していることも言った。

現在の日本政府は、これ等を意識して政策を行っているだろうか。それどころか現在、政府は破綻寸前だと言う。破綻寸前のため何も出来ないと言う。食料が充分あるのに、財源が無いので職の無い国民のために有用な仕事を与えること等できないと言う。

国民の中には政府の財政状況を心配して増税賛成者がかなりいる。彼等は自分達の生活を切り詰め、政府に協力する気である。国民には国家観があるが、処が今は政府の側に国家観が無い。増税はするが、仕分けと称して節約して、国はなるべく何もしない方針のようである。そのくせ子供手当てや高校無償化のばら撒きをする。何のことは無い、国民の生活や国を守るのでは無く、政府自身を守りたいようである。

政府支出がGDPの42%。その一部が赤字国債発行によるものだとしても、失業者も飢え死にするような事もなく、外国から借金をすることも無く、それが何年も続けられたことは、物理的には生産余力がまだ有るということである。

江戸幕府は潰れたが、田園や文化を遺産として残した。なら政府が潰れることなど心配せずに大増税でも赤字国債の大発行でもして、国民に仕事を与えるべきである。増税しても年貢と違い、全て国民に帰って来るのである。赤字国債と言っても投資である。

政府が与える仕事なら、当然『用の用』や最低でも『無用の用』にこしたことは無い。しかし『無用の用』と『無用の無用』の間には境目など無い。この境目には新たな文化の芽が眠っているのだ。日本に新たなチューリップ・バブルが起きれば、それは新たな文化の発生であり、経済規模の拡大になる。現政府が潰れても、文化の遺産は残せる。

新たな文化が起これば、そのうち国民自身が欲を出し、政府の仕事に飽き足らず自分で仕事を見つけるだろう。何回も言うが、一番駄目なのは国民が仕事をしていない状態である。

しかしながら、日本人は無一物の文化も知っている。最低限の食料さえあれば、生活を楽しむことができることも知っている。GDPの空騒ぎに背を向けるのも悪くは無い。華やかに金を掛けた文化と質素で素朴な文化、大きな政府と小さな政府、どちらの道を行くのも日本人の自由である。

とは言え、日本がどの道に歩もうと、それを守る軍事力と食料とエネルギーだけは確保しなければならない。この点に関しては国民は働かなければならないのである。反日朝鮮人政党の民主党政権に、何を言っても無駄であるが。

後書き:
『用の用、無用の用、無用の無用』の題は、分かりににくかったようだ。

言いたかったのは、「大きな政府にしたとき、必ず格差が生まれる。片や補助金漬け。片や全て自前。片や潰れる心配がない職。片や倒産を心配しなければならない職。放っておくと国民同士がいがみ合い、国の荒廃にも繋がる。金など雪の吹き溜まりと同じと割り切り、どのような職に付いても、謙虚に『用の用、無用の用、無用の無用』を念頭において仕事をすれば、多少うまくいくだろう」である。

身分制度があった江戸庶民が幸せになれたんだ、出来ない訳が無い。

補足:
現在、小さな政府を推奨する人がいますが、その中にはグローバル主義者がいます。彼らの考えは、国境を無くそう=国を無くそうですから、注意が必要です。


利休が所持していた長次郎 黒楽茶碗 大黒。
こんな茶碗に価値を見出すのは日本だけ。それが良いんです。
 
大般若長光。
名前の言われは、この太刀の購入価格が銭600貫であったことと大般若経600巻結びつけたものである。現在の価値は3000万円程。現在もバブルは続いている。否、文化が続いている。そう目的は金では無い。金は単なる尺度である。大金を手にしても長船長光が作刀をやめた話など聞かない。彼の目的は、もっと良い刀を作ることにある。

ちょっと金を手にすると、その金でもっと稼ごうとする自称発明家とは違いますね。原発事故に付け込んで、太陽発電商売をしようとする奴のことですけど。

 

女性宮家創設問題追加記事
羽毛田宮内庁長官の女性宮家創設問題を書いた11月29日の『緊急拡散 女性宮家創設問題』の記事に対して、Baronと言う人による下記のコメントがありました。

  旧宮家の復帰という論は極めて危険であり 徹底排除すべきです。

  その論の中心にいる竹田某は八木秀次という 国粋カルト思想の超危険人物
  とつるんでおり マトモではありません。

  今上陛下もこの点については深く懸念されて いるはずです。


不審に思い検索して見たところ、あちらこちらのブログに、全く同じ文章のコメントが有りました。

羽毛田宮内庁長官の要請に対して、震災復旧など国民のためになることは何もしない朝鮮人政権の野田首相がすぐさま反応し、『緊急性の高い課題』と言って有識者会議を設立して検討を進める方針を示しましたが、これに呼応するように、竹田恒泰氏や八木秀次氏を中傷するようなことを拡散している者が現れたと言うことは、女性宮家創設提言が、かなり組織だった日本の皇室破壊工作に基づくものと考えられます。
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【2011/12/03 16:19 】 | 政治・経済 | 有り難いご意見(6) | トラックバック(0)
<<恨日朝鮮人政権=民主党政権 | ホーム | 用の用、無用の用、無用の無用>>
有り難いご意見
無題
行き届いたご考察に感銘を受けました。これだけの長文を、前回との整合性を保ちつつ、言いたいことに結集させておいでなので、読みふけってしまいました。

江戸期は検地がほとんど実施されず年貢は据え置きだったため、大都市に近い農村など、商品作物を作って売ればいわば「脱税し放題」だったと読んだことがあります。おそらく、ご記述の内容と表裏一体だったのでしょう(それでも飢饉という予測不可能な事態もありましたが)。

さて、在日へのばらまきなどの事実も指摘され、いよいよ民主党の正体が露わのようです。(ttp://ameblo.jp/blogdetox/entry-11096458706.html)

また、増税について、高橋洋一氏が結構きわどい講演をなさっています。興味深いところも多々ありましたので、ご紹介します。私はニコニコ動画でみました。(増税をもくろむ財務省の真の意図ー高橋 洋一氏一)

それから、Baron氏の投稿、具体性がなく左翼のアジビラ臭がぷんぷんしたのですが、案の定だったようですね。

週末から来週にかけて一川防衛相の問責決議など政局を迎えそうです。しかし、自民党谷垣総裁ではいま一つの観がある以上、あまり関心をそらされるわけにはいきますまい。

国会中継をみると、平岡法務相は人権擁護委員会設置について、木内みのる議員の質問をのらりくらりかわしていたし、野田総理は自ら女性宮家創設に言及するなどおかしな動きが目立ちます。陽動作戦に乗せられないように、冷静に見ていこうと思います。

それにしても、つくづく「倫理観」に欠けた内閣(政党)だとあきれます。

戦後教育の申し子が鳩山、菅、野田のような連中だとするなら、明治憲法の示す国体を整えなおすしかないのではないか。

現憲法無効論にばかり心酔するのはバランスを欠くと自戒しますが、上記のような感慨にさえとらわれます。
【2011/12/03 22:31】| URL | 篠の目 #4fbf0857fc [ 編集 ]


無題
崗上虜囚 様、皆様
こんばんは。

金の亡者になっている方々は、富の生産に寄与しない金儲けが博打と同じで敗者からの略奪だと気付いていないのでしょうか?
最後は一人の勝者と何十億もの敗者になると。そして奴隷に落ちた敗者が、いつまでも黙っているとの考えが甘いと‥‥。

歴史を知っていれば、世界や支那で其のとき歴史は『王朝の打倒』へと動くと御存知でしょうに…。

幸いな事に日本の為政者は仁徳天皇の昔から
『衣食足りて礼節を知る』と知っておられたのか
民の竈の煙りに注意されていた。

なればこそ、万世一系のスメラミコトは
、日本人の宗家、つまり日本の家族の総本家・家長として
一心に慕われ最高の権威を持たれている。

藤原道長も源頼朝も足利義満も織田信長も徳川家康も…みんな此の権威に勝てなかった。

それを平成の政治屋風情に犯されてたまるか!
万世一系、男系死守
旧宮家の復活が筋だろう!

あれれー~。

支離滅裂。

食糧の安全保障もTPPも吹っ飛んだ…唖然。(汗)



追伸
崗上虜囚 様、前コメントの訂正ありがとう御座いました。
確かに日本893でなく
日本人の893でした。

失礼しました。
【2011/12/03 23:03】| | 酒と泪と #8d41650499 [ 編集 ]


無題
篠の目様
高橋洋一氏と『在日へのばらまき』の情報有難う御座います。

私が、経済のことをか考えるようになったのは、政府が紙幣を発行することで無税国家にできる筈と考えだしてからです。可能ですが、経済学者などは当然知っていると思っていたのですが、どうもそうではなさそうです。

国債の買い入れ等で紙幣の発行は、以前から日銀と財務省間で行ったいたようですが、震災復旧や円高是正でダイナミックで行わなかったのは、禁じ手としか理解していないので、躊躇したのでしょう。政治家のレベルは殆ど理解していなのではないかと思われます。でも日銀と財務省間は、国民に対して背信行為をしていますね。

野田政権に倫理観を求めるのは無理でしょう。彼等の頭にあるのは日本の乗っ取りです。窃盗団や盗賊と同じレベルです。

今の日本は、あっちこっちで一斉に火の手が上がったような状態ですが、一つ一つ消すしかないでしょう。
【2011/12/04 11:28】| | 崗上虜囚 #99bc4172c1 [ 編集 ]


無題
酒と泪と様
>金の亡者になっている方々は、富の生産に寄与しない金儲けが博打と同じで敗者からの略奪だと気付いていないのでしょうか?

世界を支配している金の亡者共は、何が有っても蛙の顔に・・です。

かわいそうなのは奴隷達。どれが理想像が分からない。見たことも無いから。
その理想像を描けるのは日本しかないんですが、TPPとか朝鮮人政権に邪魔されています。と言いたい筈です。

>支離滅裂。

勝手な解釈ですが、ちゃんと意味が通じました。今は素面ですしね。
【2011/12/04 11:29】| | 崗上虜囚 #99bc4172c1 [ 編集 ]


無題
日本人の西洋人との違いは、発想が柔軟ということですね。

西洋ではシンメトリーな物に価値を見出す傾向があるように感じます。
それはそれで、美しさを感じないではないですが、かれらにはそういった物の見方に置いて、ある種の拘束を受けているように思います。

日本人の感性は、非常に柔軟で、しかも鋭いところがありますね。
茶器が尊ばれた背景には、戦国武将がそれを通じて他の武将と交流すると言う事情もあったためにあれほどのバブルになったのでしょう。
しかし、このバブルははじけませんね。現在でもそれに等しい価値が残ってますから、、。

茶器などは、まさに感性そのものですね。
なんとなくいい・・・
そういったものでしょうから。
でも、いいものは誰が見てもなんらかの価値を感じるものですね。
日本人は、陶器に慣れ親しんでますから余計にそういったものに対する感性は磨かれているのでしょうね。


私が思うところは、食とは二次的なものという価値観ですね。

第一義的なものはなにかといえば、文化であり芸術ですね。
食の次に来るのが文化ではなくて、文化があってそれを為すための生きるための食ですね。

こんなことを言いますと、人間はまず生きなければならないと言われると思います。

が、そう言われたとしても、私の中での食と文化の順序は文化、、すなわち精神が先ということですね。


考えてみると、江戸時代の庶民は贅沢でした。
浮世絵といった芸術品を湯のみの包装に使い、芸術的ともいわれる漆器を日常で使ってました。
当時の職人は今でいえば一人ひとりが芸術家ともよべたのかもしれません。
芸術家の集まりの中で暮らすことほど贅沢なものはありませんね。

西洋人は、日本人の作った漆器を飾るだけで、使うことは出来ませんでした。

ああ、なんと贅沢な、江戸庶民・・^^。

と言いたくなりますね。


きょうも、支離滅裂になりましたが、世の中すべてにおいて発想の転換というのは大事ですね。
贅沢なようで、実は貧しい。
貧しいようで、実は富んでいる。

本当の価値を見いだせる世の中が一番なのかもしれません。
【2011/12/04 19:15】| | 杜若 #4d945b6046 [ 編集 ]


無題
杜若 様
>食とは二次的なものという価値観ですね。

とは言っても、被災者が一番欲したのは水と食料ですから。衣食足りて礼節を知るとも言います。

『衣食住の大切さが見に沁みるような状態は実はそら恐ろしいことなのです』と楽仙堂さんも言ってましたけど、為政者としては、そうならないようにする事と、国民も常にその有り難さを知っておくべきと思います。

その意味でも、食料を他国任せのTPPは反対です。

衣食足りて礼節さえ怠らなければ、贅沢でも質素でも何でも可です。
【2011/12/04 20:00】| | 崗上虜囚 #99bc4172c1 [ 編集 ]


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