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崗上虜囚の備忘録

日本よ!。私の日本への思いです。 コメントに返事を書かないこともあります。悪しからず。 コメントの投稿は日本人だけにしてください。 日本人でない場合は、国籍を書いてください。 注、google chromeで閲覧出来ませんので、filefoxかinternet explorerで閲覧してください

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国を滅ぼす放射脳

何度も言っておりますが、国家にとって最重要な事は食料の確保とエネルギーの確保、そして軍事力です。その中のエネルギーの確保ですが、日本にはエネルギー資源は殆ど有りません。メタンハイドレードも有りますが、未だ海の物とも山の物とも付かない状況です。太陽光発電や風力発電等の自然エネルギーでは、工業国である日本のエネルギーは賄えません。唯一自給の可能性が有るのが原子力です。
 
「でもウラン燃料は全て輸入では?」と思う人がいますが、処が日本は四方海に囲まれ、その海には陸で可採埋蔵量の1000倍以上、人類が120万年使用できる程のウランがあるのです。しかも日本の研究者は海藻状のモール捕集システムでウランを採取する事に成功しています。採算についても、円高時代のときで石油と現行の原発の半分程度と、十分合うようです。
 
日本は、また何時エネルギー供給が絶たれる事態に遭遇するかも知れません。従って原子力発電所の確保と原発技術維持は超重要な事なのです。東芝問題が噴出していますが、本当の問題は東芝が倒産した場合、日本の原発技術が失われることなのです。
 
然しながら、多くの日本国民はその事を深刻に考えてていません。その理由は放射線に対する正しい情報を得られていないことから来ている放射線恐怖症により、原発など無くても良いと思っているからです。従って放射線に対する正しい情報を拡散させるのは重要です。
 
放射線についてはブログで以前にも取り上げましたが、国民の放射線恐怖症が改善されて無いようなので、あらためて今回の記事で放射線問題について書きます。
 
国を滅ぼす放射脳
記事の内容は以下動画の要約です。時間が有る方は動画の方を見て下さい。動画を見た方は記事は読む必要は有りません(汗)。
以下質疑応答
 
放射線医学の草分け、近藤宗平
福島原発事故の時は驚きました。そこで私とった行動は、ネットで放射線関係のことを調べると共に、本屋で数冊の本を買いました。その買った本の中で一番有用だったのは、近藤宗平著『人は放射線になぜ弱いか』でした。近藤宗平は医学博士ですが、出身が京都大学実験原子核物理専攻と異色の学者です。湯川秀樹博士のお弟子さんですね。彼が医学の道に進むきっかけは広島原爆でした。当時研究生だった彼は、仲間の研究生達と共に自作のガイガーカウンタを持って広島に行きましたが、そこでの惨状に接したことが医学の道に進んだきっかけです。
 
『人は放射線になぜ弱いか』を読んだ感想ですが、題名とは裏腹に、放射線で只破壊されるだけでなく、人には様々な防御システムあるのだな~、と感じたことです。例えば、壊されて癌化しそうな細胞を自殺させるアポトーシスとか、そこで働くP53というDNAとかです。それらを半分も理解してしてないとき、一つの論本を添えて「日本人よ恐れるな」と言って、励ましてくれた学者が現れました。
 
トーマス・D・ラッキー博士
それはトーマス・D・ラッキー博士です。彼がどういう人かというと、彼はNASAで放射線が宇宙飛行士にどのような影響を与えているかを研究していた学者です。国際宇宙ステーション内部にいる飛行士の被爆量は地上の自然放射線の半年分(1mSv)を一日で受けるとのことなので、さぞかし宇宙飛行士は体ガボロボロになって帰ってくと思いきや、帰ってくる飛行士、帰ってくる飛行士、皆免疫力が高くなって帰って来たのです。
 
そこで博士は小動物を使って実験しますが、やはり同じ結果です。そこで今度は放射線を絶ったらどうなるかの実験を行います。放射線を絶つには外部から放射線を絶つだけではなく、体内部からの放射線も絶たなければなりません。人間の体には3千から4千ベクレルの放射性物質が有りますが、一番多いのがカリウム40です。そこで博士は細胞をカリウム40から放射性が無いカリウム39に置き換えて実験を行います。その結果は実に驚くべきことで、細胞は皆死にました。そこでラッキー博士は、放射線は生物必須のものであると結論し、毒が分量により毒にも薬にもなることから、『放射線ホルミシス』と名づけて1980年に論文を発表します (下図、参照)。
        
 
 
日本の低レベル放射線の研究開始
ところが、その論文に噛み付いた日本人がいます。当時電力中央研究所原子力部長だった服部禎男です。何故ラッキー論文に噛み付いたかと言うと、彼はアメリカで放射線防護学を学び、博士論文も原発の安全に関したことだったからです。彼のクレームを聞いたアメリカはまじめに対応してくれて、エネルギー省が科学者を集め会議を開いてくれました。暫くしてエネルギー省から 「ラッキー論文は正しい」 との答えが返ってきました。そして 「但し、それは小動物を使った研究結果である 。若しそれ以上のことを知りたければ、大きな動物を使って研究したらどうか」 と持ちかけられます。そこで服部禎男は放射線医学の草分け的存在である近藤宗平(阪大教授)に相談します。
 
そして近藤宗平の「面白い。やろうじゃないか」の一言で日本の低線量放射線生物研究が始まります。服部禎男の部下の嫁さんが岡大の学長の娘だった事もあり、そのつてで、まずは岡大の医学部がマウスやラットを使った実験を始めます。その研究は活性酸素や細胞膜透過性の専門家である森昭胤教授も加わり、劇的なデーターが得られます。そこで岡田重文(放射線審議会会長、東大医学部)、菅原勉(京大医学部長)、近藤宗平ら、日本のトップ20名以上による研究委員会が発足し、1990年から世界の学術誌に次々に発表されました
 
低レベル放射線を与えることで、ガン抑制遺伝子P53の活性化、活性酸素の抑制酵素SODやGPxの増加、過酸化脂質の減少、膜透過性の増大(電子スピン共鳴測定)、インシュリンやアドレナリン、メチオニンエンケファリン、β-エンドルフィン、など各種ホルモンの増加、DNA修復活動の活性化、免疫系の活性、LDLコレステロールの減少など、ラッキー論文と同じ効果が、哺乳類で検証されたのです。その中にはラッキー論文より前に、癌患者に放射線療法を行って成果を上げている東北大の坂本清彦教授の論文もあります。
 
米国の低レベル放射線の研究開始
それに驚いたのがアメリカです。取りまとめをしている服部は米国原子力学会の要請で、1994年秋にワシントンで研究成果の講演を行う事になります。その講演は大盛況で、ある女性が学者は 「アメリカは何をしているのだ!」と叫んだそうです。1995年秋にもサンフランシスコで講演を行いましたが、その夜、細胞核の権威と言われているカルフォルニア大学医学部マイロン・ポリコープ教授の特別講演が行われ、ポリコープ博士は「自分はカ大学を辞め、ルードヴィッヒ・ファイネンデーゲン博士(放射線分子生物額世界第一人者)を誘ってワシントンに移り住み、政治家を教育するつもりだ」と発表します。
放射線より危険な活性酸素
ワシントンに移ったポリコープとファイネンデーゲンは1996年大論文完成します。それによると、①細胞は、一日当たり一細胞で100万回修復活動を行っている。②細胞への攻撃を行っているのは主に活性酸素であり、活性酸素は自然放射線の一千万倍危険。とのことです。日本の自然放射線量は0.05μSv/時ですから、放射線線量に換算すると500mSv/時程ですかね。こんな線量は福一原発の格納容器近辺でしかないでしょう。そんな攻撃を受けても、細胞はかたっぱしから修復されてしてしまうようです。(活性酸素は放射線により増えますが、修復活動を行うP53遺伝子は、放射線を浴びると活性するのです)
 
ショウジョウバエは放射線の耐性能力が無かった
ポリコープはもう一つ重要な発表をします。それは放射線防護学の基本となっているのは、ショウジョウバエを使ったマラーの実験結果によるものですが、ショウジョウバエはある一定の時期になると、放射線にたいするDNAの修復能力が全くなくなるという、特別の生物だったと言うことです。この事をマイロン・ポリコープは、科学史上世紀の大スキャンダルと言い切ります。つまり ICRP(国際放射線防護委員会)が採用しているLNT仮説(放射線は微量でも危険)は、間違いであると言ったのと同じです。
 
世界中で低レベル放射線の研究開始
それ以降、世界中で低レベル放射線の研究が盛んになりました。その中には1998年からEUの細胞学者達に呼びかけ、人体細胞でDNA修復限界追求を開始した、モーリス・チュビアーナ博士もいます。チュビアーナは2001年のダブリン宣言で、人間の体は自然放射線の10万倍の線量率、すなわち10mSv/時以下の放射線なら損傷に対してDNAは充分修復され、発ガンの心配は無いと発表したのです。チュビアーナはこの功績によって放射線医学のノーベル賞と言えるマリー・キューリー賞を受賞します。
 
チュビアーナは1時間当たり10mSvならあたり続けても大丈夫と言っているのですよ。処が国(環境省)が示している 基準は年最大で1mSv/年以下でなければならないと言っているのです。この数字が如何に狂っているかと言えば、例えば中国の広東省陽江県の自然放射線は4.5mSv/年。ブラジルのガラパリの海岸では5.5mSv/年。イランのラムサールに至っては10.2mSv/年です。勿論そこの住民の癌の死亡率が高い訳でも有りません。全身のCTスキャンを1回実施した場合の被ばく線量は、10mSvなので、これが危険なら、CTスキャンも禁止すべきでしょう。 (注、mSv = ミリ・シーベルト)
 
頑迷な国際放射線防護委員会
然しながら、このような著名な学者による論文が発表されているにも関わらず、また マイロン・ポリコープによる熱心な働きかけによる会議がされたにも関わらず。ICRP(国際放射線防護委員会)は決して決して自説を曲げず、頑なにLNT仮説(放射線は微量でも危険)を手放そうとはしません。ICRPの委員が参加した会議は、常に医学・科学者側とICRP側の激論となり、大荒れとなるのが常でした。
 
しかし問題なのは日本です。この低レベル放射線研究の火付け役でもあり一番情報に詳しい服部禎男をNHKや大手新聞の記者が取材をし、服部も詳しく話しましたが、彼ら絶対に記事にしませんでした。でも皆様の中には、日本には放射線が危険と言って、原発に反対している学者が居るじゃないですかと言う人もいるかも知れません。確かに居ます。参議院・行政監視委員会に参考人として出席した、NHK御用達の京都大学原子炉実験所にいた小出裕章助教もその一人でしょう。私も福一の原発事故で最初に見たのも彼の動画です。その頃は私も放射線に対して恐れを持っていた時です。
 
北朝鮮の原発は容認の小出裕章
しかし私は小出裕章の動画を見て違和感を持ちました。彼は最初に「原発に反対して40年」と言いました。でも彼は京都大学原子炉実験所に居続け、専門は原子核工学です。工学と言うのは、如何に安全なものを作るかが目的の学問です。航空工学然り、建築工学然り。原子核工学なら如何に安全な原子炉を作ることが目的の筈です。原発の問題点を探す研究するなら兎も角、放射線が危険だからと原発を反対するなら、何故医学や生物学の道に進まなかったのでしょうか。
又、彼の動画には如何に放射線が危険かを示すかのように、赤剥けた乳幼児の腕の画像が現れます。唯一死者が出たチェルノブイル事故でも、一般人でそのような大線量の放射線を浴びた人はいなかった筈です。若しいたなら腕どころでは無く、全身がそのようになり、死んでいる筈です。一体何処で映された画像でしょうか。恐らく誇張するため原爆のときの放射線ではなく熱線を浴びたときの写真を使ったのでしょう。言ってみれば、詐欺ですね。
 
それより問題なのは、小出裕章は北朝鮮の原発には理解を示している事です。彼が反対しているのは日本の原発だけです。そう言えば彼がどのような人間なのか分るでしょう。ダブルスタンダードなのは、太陽光ビジネスで金儲けをしている孫正義も同じです。彼は「日本の原発は危険だが、韓国の原発は安全」と言ってます。
 
児玉龍彦教授のパフォーマンス
小出裕章は学者と言っても工学系ですが、医系の学者で国会で「国会は一体何をやっているのですか!」と吼えた児玉龍彦東大教授がいましたね。彼はアイソトープ総合センターセンター長なので放射線医学の専門家と言っても良いかもしれません。でも国会の証言では変な事を言っているのでブログに書く為、文字起こしをしようと思ったら先にしてくれたブログがありました。ネットって良いですね。その変な箇所の一つが↓です。
 
「粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というのは、ようするに砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。 これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが、今回の稲藁の問題です」
 
のっけから間違っていますね。核燃料は酸化ウラン等を焼結したもので、ジルコニウムのケースに詰まっており、今回拡散したのは核分裂の際できる揮発性の生成物で、核燃料は依然圧力容器か格納容器内に有る筈です。現在はメルトして恐らく一部は格納容器まで落ちていると思われますが、核燃料が飛散した訳ではありません。メルトして燃料が放出って、どのようなものですかね?。
 
そして不可思議なのは、彼が発した最後の「国会は一体何をやっているのですか!」の言葉です。相手が素人と思っているからこそ、専門用語を交えて延々自分の策を披露していたのでしょう。なのに「一体何をやっているのですか!」は無いですね。素人相手なら 「こうするべきです」 で十分じゃないですか。学者にあるまじきパフォーマンスをしたとしか考えられません。「われわれの流体力学の計算」云々等の言葉もパフォーマンスでしょう。彼が流体力学の計算をするようには思えません。そんなパフォーマンスをするような人間を信用できますか?。勘ぐれば、その後彼が除染企業を取り仕切っていた話も繋がって見えます。
         

  
世界の低レベル放射線研究者
そんな日本の低レベルの学者の話から、世界の低レベル放射線研究を行っている学者の話に戻します。Radiolodyと言う放射線医学の最高レベルの学会誌が有りますが、2009年の4月号に「直線仮説は放射線生物学実験データに合わない」と言う論文が掲載されました。つまり、放射線は少しでも危険としているICRP(国際放射線防護委員会)の勧告は、あらためて否定されたのです。
 
この論文は先に紹介した、マリー・キューリー賞を受賞したモーリス・チュビアーナと放射線分子生物額世界第一人者であるルードヴィッヒ・ファイネンデーゲンと ロシア系と中国系の学者の4人の共同論文です。しかしチュビアーナとファイネンデーゲンの本意は別のところにあるようです。
 
実はロシアも中国もICRPの勧告を無視しています。そうなると原発はロシアと中国が独走体勢で走り出すでしょう。勿論これからの放射線防護学も彼等の方が主流になる筈です。チュビアーナとファイネンデーゲンは、論文に他の若手2人を連名にしたのは欧米や日本に、そうなるぞと警告したかった為のようです。
 
日本の放射線医学の第1人者だった近藤宗平は亡くなりました。この研究が始まったのは30年以上前なのです。ラッキーもポリコープもチュビアーナも亡くなりました。否!、ファイネンデーゲンは最近論文を発表していました!。2017/02の論文は、プルトニウムで肺を内部被爆させた犬と、コバルト60のベータ線で外部被爆させた犬と、正常な犬の寿命比較の研究です。結果はラッキー論文に近いものが出ています。プルトニウムの内部被爆ですよ。未だ「プルトニウムが~」ですか?。
       
 
日本の現状
日本の現状はと言うと。放射線ホルミシスの研究は何故か禁止です。放射線が有用だという研究は文科省の予算が下りないそうです。20人いた研究者は現在は0です。ことなかれ主義の政治家。無知で傲慢な官僚。反日外国人と左翼に乗っ取られ、捏造報道はするが、事実は報道しない自由を行使するマスメディア。そのマスメディアに盲従する国民。まともな放射線研究者を御用学者のレッテル貼りする反日外国人と左翼。御用学者と聞いただけで調べようとせずに思考停止してしまう左巻き日本人。
 
日本の原発反対運動に何故朝鮮人が加わっているのか分りますか?。それは沖縄基地反対運動に朝鮮人が加わっているのと同じです。「北朝鮮が半島を統一出来なかったのは、米軍がいたから。なので日本から米軍を追い出したい。米軍が日本からいなくなったら、日本は自国で防衛を始めてしまい、核武装もするかも知れない。なので日本から原発を無くしたい」の為です。そしてレッテル貼りは彼らの常套手段です。どうも日本の左巻きになるような人達は、レッテルだけで思考停止しになりやすいみたいですね。
 
そんな日本の現状から、服部禎男は日本はロシアから電気を買うことになるだろうと言っています。それはロシアの属国になる事を意味しています。勿論それは日本国民の不幸です。
 
エッ! まだ放射線が怖い?。なら部屋を鉛で遮蔽して、体の中のカリウム40を39に置き換えましょうね。邪魔な放射脳を日本から除染。
 
私は原発反対者でまともな放射線医学の研究者を見たことが有りません。いても放射線医学の研究と関係ない医者程度です。若し放射線が危険だから原発が反対と言う放射線医学の研究者がいれば、その人が何の研究で其の結論に至ったかを教えて欲しいと思っています。
          
    
 上のグラフは世界の年毎の寿命。下のグラフは気象研が行っている人工放射線の値です。放射線の値が寿命に影響しているのなら、少なくてもチェルノブイルの影響が見えて良さそうですが、それらしきものは有りません。国毎の共通項は年毎に長生きになっていることです。
 
東芝問題の本質
東芝は軽水炉の原発技術だけでなく、先進的な小型原子炉の技術も持っています。それが小型原子炉4S炉です。4S炉は原発問題の記事で低レベル放射線研究の火付け役になった服部貞男の発明で、特許は服部貞男と東芝が持っています。4Sの意味は、スーパー・セーフ、スモール・アンド・シンプルの略です。4S炉ついての記事は以前に書いたので、それを参照してください。
 
では東芝問題と4S炉がどのような関係があるのでしょうか?。この4S炉は、エネルギー問題に詳しい、NHK『バークレー白熱教室』の講師として知られているUCバークレー物理学教授リチャード・ムラーもお勧です。ヴァンダービルト大学のジュームス・E・アワーなどは、原発の事故で大騒ぎの最中に「日本は原発から撤退してはならない」との一文を新聞に寄稿していました。その理由は4S炉です。またビルゲイツが「小型原子炉、小型原子炉と」と言っているので調べたら、やはり4S炉に目を付けていました。
 
つまり4S炉は、これから世界が渇望する原子炉であり、大儲けの対象になるだろうと言う事です。そして東芝の赤字に止めを刺したのがウェスチングハウス(WH)買収での大赤字。上記の事を考えれば、出来すぎた劇のように思えます。WH買収の影で動いていたのは、丸紅と東電。2つの会社の社長は兄弟だとか。そして丸紅は東芝にババを掴ませたら逃げてしまったようです。憶測ですが、東芝問題とは4S炉の特許欲しさの、大規模な謀略じゃないでしょうかね。
 
4S炉のおさらい
1万キロワット級のカプセル収納型小型原子炉『ネーイチャー・セル10』の特徴は、
1、燃料棒交換なしの30年間使いきりの原子炉である。
2、燃料棒交換なし制御棒なしの為、運転要員が不要である。
   但し、監視員2名を置く
3、負荷追従で動的機器なしの為、高信頼性を有する。
4、超安全のため、都心部にも設置可能である。
  (瞬間的に停止、外部電源からの冷却装置等が不要とか)
5、運転要員が不要の為、インサイダーテロを回避できる。
6、全部をカプセル化し、輸送・据付が容易。
7、現場工事を無くして、工場での高品質量産用設計が可能。
 
さらに、4S炉の燃料棒はウラン/プルトニウムを溶かし込んだ合金です。4S炉でも皆さんが嫌いなプルトニウムが生成されますが、30年間連続運転するためプルトニウムも燃料と一緒にかなり燃えてしまいます。残ったプルトニウムは工場で再処理されて燃料にと、高速増殖炉なんか不要になるでしょう。
 
もっともリチャード・ムラー教授は、現在の原発の廃棄物問題さえ問題にしていません。残っているのは政治的問題だけと言ってます。つまり国民の放射線恐怖症問題だと言っているのです。
              
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雑多な記事

見直されるナショナリズム
フランスの大統領選挙の結果は、恐らくルペンが負けるでしょう。何故ならエリートやマスメディアは皆左翼思想だからです。一般大衆はそれに影響されています。しかし私はルペンを支持する人の方に知性を感じます。本当の知性が有る人が、グローバリズムのウン臭さに気付き始めているのです。E・トッド氏や中野剛氏他の対談の中にも「エリートの劣化」の問題が話題になっています。
 
その動きなのでしょう。外国人の中に「日本は移民を受け入れるべきだ」とか、「何故日本は難民を受け入れないのか」とか言う人が時々いますが、最近の傾向ではその意見に批判する人の方が大勢を占め、「日本よ変わらないでくれ」のような日本に期待する人がかなり増えているのです。
 
日本は単一民族国家と言われます。でもその単一民族もY-DNAを調べるとアジアの中でも有数な多民族で形成されているのが分ります。従って日本が単一民族国家と言われるのは、成功した多民族国家だからです。その点アメリカは、日本になるべく葛藤している多民族国家と言えるでしょう。
 
なのでトランプがアメリカ国民をまとめたいなら、「アメリカをユナイテッド・スティツでは無く、ユナイテッド・ネーションにしたい」と言うべきでしょう。チャイナも同じですが5千年の歴史が有ると言いながら少数民族が一杯います。でも漢族ならではのその手法が、新たな民族対立を生み出しています。救いようが有りませんので、日本は前だけ見て進みましょう。救いようが無いエリート達も置き去りにしてね。
 
共産主義者の悪意
本人は意識しているかいないかを問わず、また洗脳する側か洗脳させられた側を問わず、グローバリストとは共産主義者の事です。そして共産主義は悪意に満ちたカルトです。
 
その良い例がマイケル・ヨン氏のブログに出ていました。
ヨン氏はソウルで、二人のCNN記者に長時間、慰安婦問題について説明したそうです。彼らは性奴隷の話が、嘘で塗り固めた情報操作であるという証拠が山のように転がっているのに、見ようともしないかったそうです。
 
そのCNNのクルーか別のクルーか分りませんが、ヨン氏はCNNの報道班をタイのジャングルに案内して、象によるパイナップルの被害を受けている農民のことを説明しますが、彼らは受付ません。その内象の糞を見つけ、次には象の荒々しく甲高い声がジャングルから聞こえてきます。村人は警告に来てすぐに立ち去りました。しかしCNNの記者達は「だから水牛です!」と言い張ります。更に奥に入ると10頭の象がいました。
 
それでもCNNの記者達は「どこに?私には見えませんよ。それはあなたの想像の産物ですよ」「あなたは象を嫌っているのではないですか?」「象に対してなにか恨みでもあるのですか?」とか。
そして翌日のタイCNNニュースは「チェンマイでサーカス開催--右翼の国粋主義の村人たちが象を遊び半分で虐待--云々」です。
 
勿論この記事を書いたCNNの記者達は象を見ているし、象が野作物を荒らしていることを知っています。記事のストーリは最初から出来ていたのです。当然このCNNの記者達はタイもタイ人も愛してなんかいません。そして村人を右翼の国粋主義と言っていることは、CNNの記者達が共産主義者である事を証明しています。彼らの目的は、人々にタイという国に対して憎しみを植え付けることです。特に王制であるタイは共産主義者にとって目障りな存在なのでしょう。
 
従軍慰安婦問題も同じです。彼らは韓国人を好きだから嘘報道に加担している訳では有りません。彼らにとっては慰安婦さえ道具です。彼ら共産主義者にとって、民族間が対立することは好ましい事なのです。
 
共産主義者!、こいつらこそ真の戦犯である
 
エリートの劣化
古い話ですが、2003年に8人の経済学者が、近い将来日本経済は破綻するとして提言したそうです。その8人とは、伊藤隆敏(一橋大、構造改革、TPP推進、復興増税)、吉川洋(東大、消費税 小泉内閣のブレーン)、奥野正寛(東大)、西村清彦(国際基督教大、規制緩和、発送電分離、原発公害)、樋口美雄(慶大)、深尾光洋(京大)、八代尚宏(東大、夫婦別姓、外国人労働力の全面開放)ですが、未だ日本経済は破綻してません。
 
どうするんでしょうかね。でも規制緩和、発送電分離、反原発、夫婦別姓、外国人労働力の全面開放とか、何処かで見る共通パターンが見えてきます。恐らくグローバリストでしょう。これがエリートの実態です。E・トッド氏の対談の本も「グローバリズムが世界を滅ぼす」じゃなくて、「世界を滅ぼすエリートの劣化」とか「グローバリズムや共産主義に洗脳されるエリート」とかの対談にした方が、本質を突いているじゃないでしょうか。
 
エリートの劣化といえば、「国民一人、1日100円節約すれば、個人消費は年間で4.6兆円減り、成長率は約1%低下する。そうなれば、安倍の言う「雇用・所得環境の改善が好循環に広がる」というシナリオは崩壊する。死に体の民進党に任せなくても、一人一人が「アベを買わない」運動を展開すれば安倍政権の落日は近い!」なんて言った大学教授(高橋伸彰、立命館大学国際関係学部教授)がいましたね。経済学の本を何冊も書いている大学教授なのでエリートなんでしょう。
 
早速ネットでは、「アベを買わない」運動に参加する国民がそんなにいるなら、選挙で決着が付くだろうとか本末転倒、などと言われてます。「民主党支持が10%程度いるのだから、彼らに1日千円節約すれば、と言えば」と言いたくなりますが、それだけでなく「消費不況で経済が停滞したらどうする?という疑問もあるようだが、それが心配なら企業は人件費を削って貯め込んだ400兆円近い内部留保を取り崩し賃上げすればよい。10年以上はベア5%を継続できる。それに安倍政権が倒れたら、みんなで逆駆け込み需要して節約した分、消費を増やせば辻褄は合う」の発言にも馬鹿さ加減が現れています。
 
1日100円の節約や買い物なんて、100円ショップ程度の買い物でしょう。そんな物にどのようなイノベーションが生まれるというのですか?。アメリカでは1%の人間がアメリカの富の半分を持っています。アメリカの大学が寄付で成り立っているのは彼らのような人間がいるからです。彼らは大学だけでなく、色々な研究開発にも寄付を行っています。
 
アメリカから革新的な物が生まれ、新たな産業も生まれてくるのは、大金持ちがいるためでもあります。ところが日本には、そのような大金持ちはいません。なので日本は国の財政出動の仕方が重要になってくるのです。国防技術への投資も良いでしょう。それが軍国主義的とか社会主義的と言われても、馬鹿な経済学教授や日本学術会議の面々にお金をばら撒くよりずっと国の為になる筈です。

お金の話

前回を含む共産主義の話で、何故脳科学や仏教の悟りの話まで出てくるのか?。
 
一般の人から見た左翼やカルト信者は論理破綻した珍妙な人にしか見えませんが、それは彼らの考え方が束縛されているからです。彼らは洗脳により自由な考え方が出来ないのです。でもカルト信者である共産主義者には、教祖的立場の共産主義者と、彼らにマインドコントロールされて共産主義者に仕立てられた者の二通りが有り、そして教祖的立場の共産主義者はタルムードを信仰しているユダヤ人だと言いました。
 
問題なのは、その教祖的立場である共産主義のユダヤ人です。彼らはタムルードの教え通り、異教徒を騙す事になんら束縛されないからです。其の点に関する限り彼らは思考が自由で、何でも有りの世界に生きています。それに対して一般の日本人は実は、道徳感や社会常識により考え方を束縛されているのです。教祖的立場の共産主義者から見れば、一般の日本人はよけいなものに束縛されて騙される馬鹿な人間と映るでしょう。
 
そこで悟りの話が出てくるのです。悟り、即ち解脱とは一切の束縛から抜け出た状態の事です。多くの日本人が悟った状態になれば、又立場が逆転しますね。悟った者から見れば、教祖的立場の共産主義者なんか束縛されて自由な考え方が出来ない哀れな人としか見れなくなります。もう騙される事もなく洗脳される事も無く、彼らは脳科学の研究対象ですね。
 
脱線しました。今日はお金の話です。
 
お金の話
国にとって重大事項は、食料とエネルギーと国防の確保です。この三つの確保には、国の経済力が必要になります。特に国防の確保は軍事力、即ち科学・技術力、即ち国民のスキルなので、経済力と密接に関係しています。それには、お金の事を知っておく必要が有ります。
  
TVや新聞で、未だ多くの有識者と言われている人が「国の財政赤字で日本が破綻する」なんて言うので、日本の将来や自分の将来を心配し、悲観している人もいると思います。しかし心配するべきは別の事です。
 
財政赤字は国債の発行によるものですが、「国債を買っているのは殆どが国民で(95%)、国の借金は国民の資産ではないか」とか「国債は円立てなので、外国人に買われても、円を刷って返せば良い」とか慰めてくれる人もいます。
 
その答えに間違いは有りませんが、それでも心配する人は「借金には変わりは無く、国債の発行は止めるべきだ」と思う人もいるでしょう。そして「私達が働いて、税金を払って国は保っているのだから、節約すべきだ」とか「無駄な公共事業は止めるべきだ」と言うかも知れません。しかしそれらの心配について、私は別の答えを持っています。
 
世に有るお金は誰かが銀行から借りたもの
皆様はお金がどのように生まれたか認識しているでしょうか?。お金は誰かが銀行から借りなければ世に存在しません。そう言うと江戸時代以前からお金は有るので、語弊があるかもしれませんが、それらのお金は明治のおり円に交換されている筈で、現在のGDPに比べれば有っても僅かです。従って皆様のポケットに有るお金、銀行預金しているお金、世に出回っているお金、全てが誰かが借金したお金なのです。
 
そんな中、国が借金を全て返したらどうでしょうか。現在国の借金は約1千兆円。GDPは約500兆円。お金は経済の血液と言われているものです。なので若し国が借金を返したら日本経済は即死です。預貯金が1千400兆円ほどあると言われていますが、それでも国が借金を全て返したら日本経済の死に変わりは無いでしょう。国が借金を返したら日本は破綻するのです。
 
国が借金を返済するには大増税をするしかありませんが、短期的に返済することはまず不可能ですし、長期的に返済計画を立てても、経済活動に必要なお金が減ることに変わりが無く、若し増税で返済しようとするだけで日本経済は途中で衰弱してしまう筈です。経済が衰弱する事とはGDPが落ちる事に他ならないので、逆にGDPを上げるには、国債をもっと発行して借金をしたほうが良い事になりませんか。
 
次の式を見て下さい。覚えておいて得になる訳では有りませんが損になる事はないでしょう。
 ・税収=名目GDP×税率×税収弾性値
 ・国内総生産(GDP)=個人消費+民間投資+政府支出+純輸出
   (純輸出=輸出-輸入)
 税収弾性値とはイカサマ経済学で使用するサジ加減値で大体1です。これらの式で分るように、GDPを上げるには政府支出を上げれば良いことになりますね。税収もGDPを上げれば増えるのです。でも政府支出を上げるのは「国債発行するのだから、借金も増えるのではないか」と言う人もいるでしょう。その心配を念頭に別の話をします。
 
室町時代はお金を輸入していた
室町時代、流通が盛んになり銭が足りなくなり明銭を大量に輸入しました。今で言えば輸出して外貨を稼ぐと言えますが、この場合欲しかったのは流通させる為の銅銭で、現在のように石油代金を支払う為の外貨(ドル)では有りません。馬鹿々しい事に輸出していた物の中には銅も有りました。室町幕府に経済の事が分る人がいれば銅銭をばんばん鋳造して幕府は潤った筈ですが、義満の道楽に使われただけでしょうから、余計な知恵者がいなくて正解でした。
 
潜在経済力分お金が必要
上記の事から、その国のお金の量は、その国の潜在的な経済力程必要ではないかと考えられませんか?。『潜在的経済力がある→お金を増やす→経済活動が盛んになる→職人のスキルが上がる等の相乗効果でさらに潜在的経済力が大きくなる→お金を増やす→経済活動が盛んになる』で、室町時代は明銭の輸入でお金の量を増やしていたのですが、幕府が銭を発行して増やしても良かったのです。
 
現在はお金の量を増やすには、①民間が銀行から借りる、②政府が国債を発行する等が有ります。しかし①の民間が銀行からお金を借りる場合も、②の国が国債を発行する場合も借金なので、返してしまえば国全体のお金の量は減ってしまいます。しかも利子分まで返済するので、もっと減ってしまいます。ではどうするか。①の民間は返済しないと駄目ですね。モラルが崩壊します。そこで国の借金をさらに積み上げて、②の日銀の国債買い入れとなります。
 
これについては幾ら借金が積み重なろうと気にしなくて良いと思います。何しろ日銀は国の子会社ですから。でもどうしても気になる人は、政府硬貨の発行とか日銀の国債直接買い取りなんて手も有ります。禁じ手だと牽制する人もいますけど、心配するべきは国の借金では無く、日本の経済が落ち込むことです。
 
国民にスキルが有る国はハイパーインフレにならない
又、国債発行や日銀の国債入れについて「ハイパーインフレになる」と言う人がいますが、ハイパーインフレになる国は、国民のスキルが低いとかインフラが整っていなかったりとかで、元々物が作れない発展途上のような国です。なので日米独のような先進国は絶対になりません。仮にインフレになっても、物の値段が上がっても給料も上がり、生活の質は変わらない筈です。むしろ恐ろしいのはデフレです。
 
仕事をやってこそ、スキルは上がる
 国民に幾らスキルが有っても、仕事が無ければスキルは落ちます。人のスキルは学校教育によるものだけでは有りません。むしろ仕事を通してこそスキルが上がるものです。その仕事が無くなるのは、GDPが落ちる為で、その原因はデフレを放置することです。更にデフレ放置すれば、発展途上のようにハイパーインフレを起こす国になるでしょう。実は日本はデフレと言っても、預貯金が一杯有ります。でも誰も投資をしないし、皆使わないのです。それが所謂資産デフレです。そこで国の財政出動が必要になるのです。
 
そうなると[無駄な公共事業]等言えなくなりますね。「私達が税金を払っているから」も不遜な考えです。日本の農業人口は5%以下です。殆どの人は人に対するサービスが仕事なのです。でもそれが国民の豊かさに繋がっているのです。と言っても1人で出来る仕事を2人でするような無駄はいけません。仕事は、常に合理化を図るべきです。そこで余剰人員が出て、民間が使わないのなら、すかさず余剰人員に仕事与える事が国の役割なのです。
 
輸出とは外国のために働くこと
日本の貿易依存度は28%程度です。先進国の中では米国(21%)に次いでの低さです(独71%、韓国72%)。それなのに多くの人は外貨を稼ぐ事が良い事だと思っています。確かに日本は資源が無いので外貨を稼ぐ必要があります。しかし外貨を稼ぐと言う事は、実は外国の為に働くと言う事なのです。それに外貨とは外国が刷ったお金に過ぎません。それなら自国でお金を刷って、輸出産業等で働いていた人を国の為になるような有用な仕事に付かせた方が良くありませんか。
 
国による貨幣創出の真の目的は国防力のアップ
輸出とは外国のために働くことですが、然しながら輸出産業の国際競争力が落ちると貿易競争に負け、技術者等のスキルが落ちてしまうので当面のところ負ける訳には行きません。又輸入も国民の仕事を奪い、それにより国民のスキルも落ちてしまうので輸入に頼るべきでは有りません。と言っても現在は、そんな日本の行動を世界は許して呉れそうも有りませんので、少しずつ貿易依存度を下げ、その分国が技術者等に、より高度の仕事を与えることが良いと思います。
 
その目的はお金の話の冒頭で述べたように、日本の国防力を常に最先端にする為です。そしてそれ等に必要なお金は、国債発行→日銀買取と書いてきましたが、インフレにならないように監視しているだけの日銀など介さず、もうお金の発行は国の仕事にするべきでしょう。国による貨幣創出です。
 
第2の黒船はグローバリズム
此処まで書くと、言っている事は明治以来の富国強兵制では無いかと思われますが、その通りです。言わんとすることは第2の黒船に対処する為です。江戸幕府は軍事力整備にかまけて黒船危機に対処出来ず、明治以降の富国強兵制も結局間に合わず敗戦を迎えたのですが、現在何も対処しなければ第2の黒船が現れ、第2の敗戦を迎えることになるでしょう。そして第2の黒船とはグローバリズムの事です。グローバリズムが第2の黒船か?。第1の黒船も、自由貿易に名を借りた軍事的恐喝だった事を忘れていませんか?。
 
          
この中でE・トッドは興味深い事を述べています。「経済危機に対応する対策が活発で、貨幣創出を試みているのは米英の国々であり、日本です。・・・ユーロ圏は、・・・共通通貨のせいで立ち往生しています。その通貨が作られた時代には、貨幣創出が自由にやり直せることが重要になるとはわかっていなかったのです」と。
 
又、自由貿易を推し進めれば何処の国もドイツのようになれる訳では無く、ドイツが一人勝ちしているのは他国に金を刷らせない共通通貨のせいであり、ドイツはEU内の国を食い物にしているようです。
 
でも安倍政権は国による貨幣創出の意味も分らず、馬鹿なことにカジノや観光で外貨を稼ぐとか、外国人を雇用するとか言ってます。またトランプ政権下のアメリカも、依然ドル発行は国家では無く、世界を又に駆ける国際金融資本です。アメリカは未だグローバリストが支配する国なのです。第2の黒船が又アメリカになる可能性は大です。
 
長ったらしく書きましたが、書くべき事がかなり抜けてました。

左翼という集団精神病症候群

アメリカも日本も、教育機関が左翼に乗っ取られています。恐らくヨーロッパも同じでしょう。
 
では左翼とは何かですが、テキサス親父が言っていた「ポリティカル・コレクトネスは精神病」の言葉が一番端的に言い表しているでしょう。揶揄している意味では有りません。これは集団精神病症候群とでも命名して、全ての国がまじめに取り掛かるべき大問題なのです。
 
集団精神病症候群の社会問題
以前書いたブログで、九条信者が国防に関する質問に対して答えられなかった例を示しましたが、普通に考えればまともに出せる結論が答えられないとか、甚だしくは精神異常かと思われる左翼に見られる言動は、彼等の論理的思考能力欠如を示すものなのです。
 
彼論理的思考能力は個人々の脳に形成された脳内回路による情報処理の結果を示すものですが、その脳内回路は個人だけで形成されるものでは有りません。幼い時からの周りの環境にも作用されるものです。論理的思考能力は、秩序だった環境で形成された脳内回路によるものなのです。
 
心理学で行うネズミの実験で、ブザーを鳴らした後に電気刺激を与えるような条件付けされたネズミは、結構この試験に耐えられるようになりますが、今度はその条件付けしたネズミに、ブザーと電気刺激の条件を無関係にランダムに与えるような実験を行うと、そのうちネズミは無反応になり、何れ毛は抜け落ち、人間で言うノイローゼ状態になります。
 
又、代表的な精神病である統合失調症(以前分裂病と呼ばれていた)の人は、異常な言動が見られますが、これは情報伝達物質である脳内ホルモンのドーパミン分泌過多により、脳内に処理しけれない程の過剰な情報が溢れるため、脳がそれに辻褄を合わせるような結論を導きだした結果の言動です。この統合失調症も治療がうまく出来なければ、何れ無気力、無反応となり、最後は人格破壊にまで陥ります。もう辻褄を合わせるような脳内回路が作れなくなったのでしょう。
 
自閉症は子供の統合失調症の場合があります。幼いときから脳内に溢れる過剰な情報により、論理だった脳内回路がうまく形成出来ず、病状が改善しない場合は社会に適応できない人間になります。これも脳内回路が作れなくなったのでしょう。
 
左翼の人間でそこまでなった人は余り見かけませんが、しかし若し日本が彼らが多数を占める不条理の国になったら、誰かが犠牲になる筈です。勿論、最初に犠牲となるのは子供です。そしてその子達が成長した世界、李氏朝鮮を思い浮かべて下さい。何故李氏朝鮮では産業も発達せず民衆は無気力だったのでしょうか。翻って、同時代の日本は産業が盛んで民衆は生き々していました。江戸中期に来日したスエーデン人C.P.ツュンベリーは「厳格な法と執行が有るにも関わらず、自由は日本人の生命である」と言ってます。李氏朝鮮と江戸時代の比較は、いかに条理のある環境が、人の精神衛生や国の発展に関係しているか示しています。
 
集団精神病症候群は洗脳によるもの
現在の日本にも不条理な事は一杯有りますが、それ程では有りません。それなのに何故左翼になる人がいるのかですが、それは誰かからの洗脳若しくはマインドコントロールによるものです。マインドコントロールはカルト宗教を思い浮かべますが、左翼も同じです。左翼思想の元は共産主義であり、共産主義こそカルト宗教です。(ここに言うカルト宗教の定義は、絶対的の教義を有し、その絶対的な教義に対しては反論を許さず、教義を伝えるのに洗脳の手法を使用し、其の点に関しては極めて排他的である事です)
 
人は何故洗脳させられるかと言うと、先に話した統合失調症の「脳内に処理しけれない程の過剰な情報が溢れるため、脳がそれに辻褄を合わせるような結論を導きだした結果」の場合は脳内の現象ですが、まだ脳内回路がまだ論理的に不十分に出来上がっていない段階では、脳外からの情報、否、結論さえも自家薬籠中の物としてしまうからです。繰り返される情報とか、その人にとっての権威者からの情報ですね。
 
では、その洗脳させる側である誰かとは誰なのかですが、新興カルト宗教の場合は殆どが教祖ですが、古くからの宗教や共産主義の場合は、それは洗脳された者、即ち先輩の宗教信者や先輩の共産主義者でしょう。特に洗脳されやすい者程権威に弱く、まじめに上の人の言う事を聞く傾向があります。オウム真理教を思い出して下さい。東大、京大、阪大、筑波大、慶応、早稲田等、信者には有名大学在籍者が大勢いました。中には在学中に日本で一番若くして弁護士資格を取った者もいましたね。共産主義思想にかぶれる左翼も同じです。
 
此処に、集団精神病症候群が国民の精神衛生上にも国家の為にもならないと、国の指導者が感じても、根絶できないやっかいな問題が見えてきます。何しろ国の指導層に集団精神病症候群の患者が一杯いますしね。更に特に共産主義や広域の宗教は、国内だけでは対処出来ないので、先に挙げたカルト宗教の定義と共に問題点を提示して、納得付くで外国と協調して対処する必要があるでしょう。
 
共産主義はカルト宗教
共産主義は科学を標榜していますが、教義も今まで行ってきた行動もカルト宗教の定義に一致しています。そして言い出しはユダヤ人で、最初の指導者達もユダヤ人です。ユダヤ人がユダヤ人であるのはユダヤ教を信じているからですが、彼らの信じているのは旧約聖書(だけ)では有りません。ユダヤ人を有らしめているのはタルムードの教義です。従って共産主義は恐らくタルムードの異教徒を蔑む思想から生まれたものと考えられます。当然ながら共産主義思想に善意は有りません。なにしろ信者は異教徒ですから。共産主義を標榜するユダヤ人はユダヤ教の信者ですが、共産主義の世界では教祖の立場になります。
 
殆ど宗教はカルト的要素を持っていますが、共産主義は最悪、誰も救われません。それにしても洗脳は駄目ですね。

教育勅語騒動に見る洗脳左翼脳問題

教育勅語騒動からの討論番組を見て、洗脳左翼脳問題を感じた次第です。
以下は抜粋ですが、文字起こしでは無いので間違いが有るかもしれません。
日本よ、今...闘論!倒論!討論!2017
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水島「偏向教育と言うが、教育内容は年齢によって違うのでは」
河添「世界は皆偏向教育です」
水島「教育勅語、何が悪いのか」
寺脇「意味が分るように教えるべき、暗証させるのはおかしい」
河添「台湾の年寄りは、修身の授業に感謝しているけど」
寺脇「高等学校で教えるのは構わないが、中身は教育基本法2条に入っているのでしょう。教育基本法2条でやるって言えば良いのに、何故教育勅語の名前でやる必要が有るのか」
虜囚「教育基本法は教育方針で、2条に具体的中身なんか書いて無いんだが」
水島「私立の副読本でやるのに何が問題が有るのか」
寺脇「教育基本法は2007年、GHQなんかの影響が無いとき作ったものじゃないですか」
虜囚「いいえ、GHQが作った憲法の下に作られた物で、現在官僚の多くはGHQによる洗脳状態です。若しGHQ云々というのなら、まずGHQが禁止した教育勅語の禁止解除を言うべきでしょう。それに教育勅語は法律では有りませんけど」
水島「国防の事が教育勅語に触れられているが、それが悪のか」
寺脇「国防の事は、大人の世界で決着が付いてないじゃないですか」
寺脇「意味が分らない幼稚園児に暗証させるのは教育基本法に反している」
寺脇「教育勅語は大日本国憲法下で出来たから駄目」
虜囚「はいGHQに洗脳されている証拠」
水島「大日本国憲法だって悪い訳じゃないでしょう」
寺脇「大日本国憲法は歴史の時間に教えれば良いし、教えている」
水島「論語を暗証させている学校もある。音読は有用だろう」
寺脇「暗証も、子供が興味をもって勝手に暗証するのなら良い。一律は駄目」
宗教教育は良いが、何故か教育勅語は駄目で、大きくなって知識として学ぶのは可だそうです
寺脇「中学で疑問に思ったら、大学で学んで」
虜囚「此処重要↑。彼の考え方です」
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如何でしょうか。私はこの討論番組の寺脇氏の発言を聞いて、改めて日本の官僚の典型を見た思いです。つまり洗脳左翼の考え方です。
 
寺脇氏は河添氏の「世界は皆偏向教育です」について、どう思ったでしょうか。河添氏の言うとおり教育は全て偏向なのです。教育の目的は子供を運命共同体に適合する人間にする為です。幼児が公共の場所で大声で騒いだら、普通の親なら「駄目!」と叱りますね。すると子供によっては「どうして?」とか「何故?」とか言うかも知れません。会津藩士の家庭なら「ならぬことはならぬものです」で終わりです。恐らく「何故?」と聞いた子供は大きくなってから自分で解を見つけて、親になって同じ場面に遭遇したときには「ならぬことはならぬものです」と言うでしょう。幼児教育は躾であり、躾とは暗証も含め体で覚えさせる事だからです。
 
然しながら、自分が発した「何故?」は自分で解決できる問題なのです。「何故?」って言えるくらいなら、物心はだいぶ付いてる筈ですからね。教育の目的は共同体に適合する人間にする為ですが、その葛藤を通して自分で「何故?」を発して自分で解を見つける事が出来る人間を作る事も、目的の一つです。ニュートンだって釈迦だって、偉いと言われているのは、自分で「何故?」と思って自分で解を見つけたからでしょう。
 
教育勅語を丸暗記し、それを実践している人が居たとしてもなんら問題は無いし、むしろ社会にとっては好ましい人です。しかし問題なのは「何故?」と自分で疑問に思ったのに、他人に回答を求める事です。寺脇氏の意見の随所にも、その考え方が現れていますね。「中学で疑問に思ったら、大学で学んで」とか。自分の疑問の解を大学で教えて貰うなんて、これこそ洗脳教育でしょう。ひょっとしたら自分で発すべき疑問さえも教授に教わっているかも知れません。
 
本来なら東京大学→高級官僚に進むべき人間こそ、自分の頭で疑問を発し自分でその解を見つける人間であるべきですが、やはりと言うかがっかりと言うか、これが東京大学出身に洗脳左翼が多い原因でしょう。自分の頭で考えない学生が左翼教授に洗脳され、その学生が左翼教授になって、これまた自分の頭で考えない学生を洗脳する、と言う構図です。これと言うのも子供の頃にきちんとした教育を受けていないからです。幼児の頃に「自分の頭で考えましょうね」とかの曖昧な教育を受けているから、自分で疑問が湧かないのです。
 
ついでに幼児教育の例として、昔飼った猫の話をしますが、その猫はかなり大きくなってから貰ったので、尻癖が悪いのが幾ら叱っても直りませんでした。猫にとって不幸ですが、躾は小さいときに行わなければならない例です。猫ちゃんにとって、何処でもトイレ、お膳の魚を取るのも自由の世界に生きていたのに、躾なんて迷惑な話です。でも、その躾を幼児教育に当てはめれば偏向教育に他なりません。つまり最初は問答無用の丸暗記教育ですね。
 
その辺の処は大人になれば大体分る筈ですが、寺脇氏は全然分らないようです。さらにもっと分る人は悟りの世界まで行ってます。河添さんは、ちょっと押すだけで悟りの世界に行きそうですね。「寺脇さん、物事は全て差別であり、偏向しているのですよ。貴方の考えの元は、誰かが天空に勝手に線を引いて、天と地とか、善とか悪とか、他人とか自分とか分けていた結果の上に成り立っているのを分っていますか?。」
 
結論:東京大学法学部に日本のエリート養成を期待しても無理。むしろ日本の癌。不要。
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教育勅語 現代語訳
私の思い起こすことには、我が皇室の祖先たちが国を御始めになったのは遙か遠き昔のことで、そこに御築きになった徳は深く厚きものでした。我が臣民は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしていきましたが、これこそ我が国体の誉れであり、教育の根本もまたその中にあります。
 あなた方臣民よ、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、友人は互いに信じ合い、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽くし、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態となったなら、公のため勇敢に仕え、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。これらは、ただあなた方が我が忠実で良き臣民であるというだけのことではなく、あなた方の祖先の遺(のこ)した良き伝統を反映していくものでもあります。
 このような道は実に、我が皇室の祖先の御遺(のこ)しになった教訓であり、子孫臣民の共に守らねばならないもので、昔も今も変わらず、国内だけでなく外国においても間違いなき道です。私はあなた方臣民と共にこれらを心に銘記し守っていきますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを希(こいねが)っています。.
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教育基本法
第二条  教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一  幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
二  個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
三  正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
四  生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
五  伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
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