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航空母艦保有考
今日のエントリーは日本は航空母艦を保有すべきかであるが、此処で取り上げる航空母艦は勿論攻撃型原子力航空母艦である。そう言うと「いや原子力潜水艦が先だ」とか「小型空母で良い」や「揚陸艦の方が良い」と言う人がいるかも知れないが、小型空母保有は兎も角、勿論核武装も原子力潜水艦も揚陸艦も保有すべきである。
 
それでも脆弱な航空母艦を保有することに異議を唱える人もいるだろう。確かに航空母艦は脆弱である。図1は原子力空母ジェラルド・R・フォード(満喫排水量101,605頓)、いずも(満喫排水量26,500頓)、大鳳(満喫排水量34,200頓)、信濃(満喫排水量68,000頓)のシルエットである。
 

                  図1、
 
此処で分るのは、大鳳、信濃が低重心で艦形が小さく見えることである。理由は飛行甲板に95mmもの装甲板を敷き詰めており、更に格納甲板の下にも装甲板を有し、信濃に至ってはそれが200mmに及ぶ重装甲なので、勢い重心を下げざる得ないのである。
 
それを考えれば、いずもの艦形が巨大なのは装甲が殆ど無いためである事が分るだろう。そう、現代空母は殆ど装甲をしていないのある。ジェラルド・R・フォードの主要部は64mmのケブラー複合材で装甲しており、格納容器周辺は大和以上の装甲が有ると思われるが、マッハ3~5の高速巡航ミサイルが命中すれば、1発で航空母艦として機能を失う筈である。ミサイルだけでは無い、潜水艦から発射される魚雷でも同じである。
 
そんな脆弱な航空母艦での空母同士の決戦など、この先起こることは無いであろう。更に航空母艦は高価である。航空母艦はコストパフォーマンスが悪いのである。尤も全ての水上艦艇は脆弱である、それなら小型艦を多数就役させた方が良いと言う意見も分らないでもない。それでも日本は航空母艦を持つべきである。
 
                図2
図2はある日のある時間のインド洋や太平洋、南シナ海を航行する船舶の状況である。航行する船は日本に関係する船だけではないが、如何にシーレーンの確保が重要であるかが分る筈である。この何処かで海賊行為や国籍不明の潜水艦による攻撃、または中国による航行妨害行為や嫌がらせが起きたら日本はどのように対処すれば良いのか。まさか核弾頭付きミサイルを持つ原潜を多数保有したとしても、いきなりミサイルを撃つ訳にはいかないだろう。
 
確かに核抑止力が有れば戦争は起きない。しかしシーレーンが確保できなければ、戦争にならずとも日本は疲弊してしまうのである。小競り合いには小競り合い、立ち技には立ち技、寝技には寝技と、日本はあらゆる戦争形態に対応しなければならないのある。航空母艦戦力は、その一つである。
 
結局の処、日本は軍事大国に進むしか生きる道は無いのである。その理由は以前のエントリで言っているように、アメリカは中国とは戦わない。まだ日米安保が有用だと思っている人がいるかも知れないが、既に日米安保の効力は無くなっているのだ。
 
更に馬鹿馬鹿しい事に「アメリカはチキンなので中国と戦いません」と、ジャパンハンドラーと言う同じくチキンな策士が公表してしまったのだ。その公表の一つがマイケル・グリーンが「尖閣諸島の公務員常駐施設の建設は日米関係に悪影響を及ぼしかねない」と言っている事である。つまり「日本人がいる島に中国が攻めてきたら日米安保の対象になってしまい、アメリカは中国と戦いたくないので止めてくれ」と言ったのだ。
 
臆病な人間ほど、弱い人間と見ると高圧的に出る。マイケル・グリーンしかり、リチャード・アーミテージしかり。支那人しかり。当然臆病な中国政府も日米安保が効力を失っている事は知っている筈である。
 
では尖閣を守っているのは誰か?。勿論自衛隊である。中国は尖閣を譲ることが出来ない自国領土である主張しているのだから直ぐにでも占領する行動に移っても良さそうであるが、中国もアメリカ同様チキンなので絶対勝てると見極めない限り行動を起こす事は無い(尤も勝てるかどうか分らないのに戦争に走るのは日本ぐらいであるが)。と言っても現在の自衛隊と中国の戦力の差を考えたら、何時中国が冒険を犯すかも知れない。
 
日本が完全に戦争回避したければ多少高くても保険を掛けなければならないだろう。航空母艦保有はその保険の一つと割り切るべきである。
 
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参考:
    
https://www.youtube.com/watch?v=4UEP9zdQNyc&t=3s
【特別番組】伊藤貫・激動する国際情勢の真実[桜H29/10/31]
 
 伊藤貫氏曰く「2030年頃には中国の経済規模はアメリカの倍」、「アメリカは中国との戦争が怖いから日本人を尖閣に行かせない」それなのに「アメリカは日本だけは核を持たせたくない」。
 
    
https://www.youtube.com/watch?v=4UEP9zdQNyc&t=3s
【討論】桜国防戦略会議-核・最新兵器は、日本を守れるか?[桜H29/9/30]
 
矢野義昭「2020年頃までに軍事産業を育成し軍事力をNATO並みにすべき。相乗効果でGDPもアップする」、「アメリカの中にも同盟国に核を持たせてアメリカの負担を少なくする方が合理的との考える人もいる」。
水島氏が持論である「非核3原則の撤廃を宣言し、アメリカの核の持込を許可すれば・・」、と言ったところ矢野氏は言下に否定。「何故かというとアメリカの核のボタンはアメリカの大統領が握っている。アメリカの大統領が日本の為にアメリカを危険に晒す筈が無い」、「密かに組み立て置いて、何時でも使える能力が出来たとき宣言しないと潰される(02:57)、「現在なら実験しなくても可能」。
この討論番組の出席者の中で、矢野義昭氏の意見は全て同意である。
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【2017/11/15 19:29 】 | 尖閣戦争 | 有り難いご意見(6)
<<高学歴にサヨクが多い理由 | ホーム | 最後の定住民族国家=日本>>
有り難いご意見
無題
崗上虜囚さん

自衛隊が弱いのはお金がないからで
財務省は金があるのに無いという。

これは科挙試験の弊害が日本に起こっているということなのかもしれません。

清は滅びる前に国を憂えなかったので
滅びたのかもしれません。
日本は清を笑えません。
【2017/11/19 22:09】| | 楽仙堂 #984ddc9420 [ 編集 ]


Re.楽仙堂様
真珠湾前夜の頃の日本のGDPはアメリカの1/20程と思いますが、それなのに日本は正規空母6隻、戦艦11隻、イージス艦クラスの重巡が18隻とアメリカに伍する海軍力を持ってたのです。それで別に国民がズボンを履けなかった訳でも有りません。現在は、そこまでしなくてもアメリカの国防費/GDP比と同じの3%程度の国防費は出せる筈です。アメリカが出来ているのですから。国防費を増やせば間違いなくGDPは上がり、国民の能力も上がります。現在、防衛力増強はまった無しの状況です。憲法改正など後回しで良いでしょう。
【2017/11/20 19:22】| | 崗上虜囚 #4fbe8322e1 [ 編集 ]


国土防衛艦隊構想
>虜囚さん お早うございます ソロです、お久しぶり。
>>国防費を増やせば間違いなくGDPは上がり、国民の能力も上がります。現在、防衛力増強はまった無しの状況です
 全面同意します。 何より、シンガポール海峡までの日本周辺と、其れ以遠の主にシーレーン防衛用の2種類に分けた国防艦隊の整備を図って、アジア全域に亘って、アジア人の手での国際秩序の体制の構築を米国の国防費の減額に併せるタイミングで図って行くべきでしょう。

 艦隊構成ですが、虜囚さんが仰有る戦略空母は必要でしょう。その他の艦隊構成については、現行の米国のナンバー艦隊に倣えばよいのでしょうが、日本に取ってシンガポール海峡までの防衛は、北豪州のアラフラ海の海底に眠って居るガス田が米国のシェールガスと競えるエネルギー源として注目されて居ますから、防衛拠点をフィリピンや台湾、或いは、インドネシア(ボルネオ)にも置く事を検討しなくてはならないでしょうね。然し、この艦隊のの構成は、戦略空母では無くLAH(強襲揚陸艦)「4~7万㌧級の中・大型空母」の方が、使い勝手が良く、用途も多彩です。

 艦隊構成の旗艦となる艦に着いてですが、単純に対艦ミサイルの火力や命中精度、飛行速度が格段に進歩したので、艦に如何なる重装甲を施してもあまり意味が無いのは、虜囚さんが例示された、第二次世界大戦末期の大空母、大鳳・信濃が実戦を経験も出来ないママ、潜水艦の餌食にされて終った事で分ります。ですから、戦力的に充実させるべきは潜水艦隊かもしれません。 然し航空母艦の威容や公称するスペックから相手に及ぼす影響力は、所謂、大和効果の様なものがあります。 出来るなら、潜水空母が望ましいのでしょうが、大型化する事は難しい様です。

 勿論、短期間では資金も設備も兵員も足りませんから、数十年と言うスパンでを前提とするべき話ですが、艦隊の母港を決めるダケで、その地方は活性化して行くと思います。 唯、日本我軍事大国になっては困る国の指令を受けて、ネガティブキャンペーンを張るであろう、マスコミの大改革が先に必要ですがね。
【2017/11/21 09:01】| | ナポレオン・ソロ #58206c70f7 [ 編集 ]


Re.国土防衛艦隊構想
ソロさん
中国の軍事力増強はアメリカを追い越す勢いですから日本の国防力充実はアメリカにとって悪くない筈です。尤も中国と密約を結ぼうとしている勢力は面白くないでしょうけど。

またLAH(強襲揚陸艦)は地震大国日本にとって必須です。但し強襲揚陸艦に航空戦力を求めるのは無理があります。強襲揚陸艦の航空戦力は、あくまで空母部隊の補助ということになるでしょう。

それにしても航空母艦は贅沢品です。でもGDPの3%の国防費ならアメリカの半分の5~6隻程度を持てる筈です。

このエントリー『航空母艦保有考』の趣旨は、日本は国防費をGDPの3%ぐらいにしないと駄目だと言いたかった事です。
【2017/11/21 19:34】| | 崗上虜囚 #4fbe8322e1 [ 編集 ]


無題
>>国防費をGDPの3%
御意、約15兆円以上ですね。 虜囚さんは、「LAHは防衛構想には必須である」と述べられていますが、そのLAHって、どの位の大きさなのでしょうか? 

 私は、LAHを防衛拠点にする考えに賛成ですのでその大きさが、艦隊規模の基本になると思います。 つまり、ワスプ級(4万㌧)か、アメリカ級(6万㌧かそれ以上)化と言う事です。

 LAHの設計意図は、艦隊が採る打撃作戦の仕上げ、陸上兵力に拠る、敵勢力の制圧にあるワケですから、搭載している一番の味噌は、25人/機を積み、時速550㎞で1800km飛ぶオスプレィx10~15機でしょう。LAHが2隻居れば、一回の出撃で最前線に500人の兵士を投入できるわけですから、敵にとっては脅威以外の何物でもない。

 F35B等の航空戦力も、それを護衛する事を意図した戦力でしかありません。オスプレィの搭載量が、ワスプ型の10~11機程度ではなく、アメリカ型の15~20機となれば、艦隊規模が大きく膨らむ事は確実だからです。

 亦、LAHが優れているのは、災害出動でも受傷した被災者の救護や介護が必要な病人・老人を2千人も引き受けるダケの医療機能と容量を持って居る事で、既にワスプ型で数例の実績があります。

 国土防衛を広く考え、災害救助、支援も範疇に入れれば自衛隊の災害出動が、災害時の国家防衛にも繋がって行き、国民の理解を得やすいと思います。

戦略空母は、30ノット以上で走る事が出来ねば、フルに爆装したF18A/Fを安全に離艦させる事が出来ないのですから、航空母艦を護る役目の駆逐艦や巡洋艦、そして、潜水艦隊も30ノット以上で走る事が要求されますが、LAHは役目は攻撃でも、役目は兵士の派遣ですから、寧ろ、敵の攻撃が届かない後方の離れた処でも良いワケですので、原子力推進にする必要はありません。 

 ですから、空母の建造費が1兆円以上するのに比べ、その半分以下で建造可能だと思いますし、装甲化も可能でしょう。 取り敢えず、LAHを軸にした国防艦隊を優先すべきだと私は思います。
【2017/11/25 12:20】| | ナポレオン・ソロ #582e8b4e6e [ 編集 ]


Re.ナポレオン・ソロ様
日本が軍備拡張してもアメリカが見せた湾岸戦争のような作戦をするとは思いません。

従ってLAH保有の意義はソロさんがおっしゃっているように、災害出動で使えることです。勿論島嶼防衛に威力を発揮します。それを考えると強靭で使い勝手の良い大型輸送艦と言うことになるので4~5万トン程度になるのではと思います。

空母の原子力については、必要だと思います。今後の技術動向次第ですが、一般艦艇についても原子力は考慮すべきと思います。

革新的な軍事技術が有れば別ですが、ただケチると他国の軍事技術に遅れを取る事が心配です。

費用対効果を考えるのは必要ですが、アメリカの半分の軍事費と考えれば、それ程ケチる必要は無いと思います。
【2017/11/25 19:51】| | 崗上虜囚 #4fbe8322e1 [ 編集 ]


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