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崗上虜囚の備忘録

日本よ!。私の日本への思いです。 コメントに返事を書かないこともあります。悪しからず。 コメントの投稿は日本人だけにしてください。 日本人でない場合は、国籍を書いてください。 注、google chromeで閲覧出来ませんので、filefoxかinternet explorerで閲覧してください

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本の紹介、自主防衛を急げ

今日は、本の紹介です(手抜きですけど)。それは時々引用している伊藤貫氏と日下公人氏共著の『自主防衛を急げ』です。

アメリカの中には日本の自主防衛を推す人もいます。産経新聞に度々投稿しているジェームス・E・アワー氏などはその代表ですが、でも彼はアーミテージやジョセフ・ナイと同じく、ジャパンハンドラーと言われる人です。彼らの本音が何処に有るのか分かりませんが、『自主防衛を急げ』には、アメリカの本音やアメリカの選択肢、日本の取るべき道が書かれています。

 

『自主防衛を急げ』(李白社)の抜粋です。
Toward Independent Nuclear Deterrence、日本人の覚悟

・キャリア官僚の大部分は、思考能力を破壊されている。
正当なリアリストと称されたきた、猪木、高坂、岡崎、佐藤誠三郎さんは、とてもリアリストとは言えない「拝米教徒」である。

・吉田茂は傍から見て恥ずかしい程マッカーサに媚ていた。

・池田勇人は自主憲法・自主防衛という正統な国策を捨て、経済優先路線に走り日本を「三分の一国家」にした。

・日本の左翼と親米保守はコラボレーショニスト(collaborationist:祖国を裏切った奴の意味に近い)である。

・敗戦後、アメリカ軍と米国務省は次の3つの政策を押し付けてきた。
①日本から永遠に自主防衛と独立外交能力の剥奪(=憲法9条)
②戦前の野本は「邪悪な帝國主義国だった」とする「東京裁判史観」
③日本を属国として米占領軍が日本列島軍事基地の半永久的し使用(日米安保条約)

・アメリカは「攻勢終末点」を突破した。サブライム・ローン破綻はその表れ。

・2016年以降、アメリカは対外債務の負担に耐え切れなくなり、財政破綻と通貨危機が起き、国内政治は動乱状態になるかもしれない。

・アメリカは国防費を削減せざる得なくなる。それでも、知日派(アーミテージ、ジェームス・E・アワー、ジョセフ・ナイ等)は、アメリカを頼れと言ってくる。

・2020年頃米中の逆転が起きる。一日でも早く核武装をしないと危険である。

・ニクソンは日本に核武装をせよと論文で書いたことがあるが、佐藤栄作の頭の悪さを見て日本人を嫌悪するようになった。

・そこに付け込んだのが毛沢東と周恩来。1971年から米中で「対日共同封じ込め」の大枠が話し合われ、1972年に米中首脳間で合意された。

・2006年秋、公開のシンポジウムで、ブレジンスキー補佐官が「米中間で、日本だけには核を持たせないという密約が存在する」と発言している。

・バランス・オブ・パワーを重視するアメリカの国際学者は「日本は何れ核を持つだろう」若しくは「核を持たざる得ない状況に追い込まれる」と発言している。その中にはキッシンジャーもいる。

・逆に知日派のアメリカ人は、日本の核武装には反対である。

・アメリカ政府も日本が核を持たない国にしておきたいと思っている。

・日下公人氏による核武装の為の15のステップ。
①日本の首相の靖国参拝、②非核三原則の廃止
③集団自衛権の行使の是認
⑤村山談話の否定
⑥CIAに相当する情報機関の設置
⑦北朝鮮をテロ国家に指定する
等々。

後は買って読んで下さい。
==================================================================

さて日本人が感じる、日本、米国、支那、韓国、北朝鮮に対する意識はどうでしょうか。 下は、色々な日本人から見た国毎の敵・味方の意識の分類です。

  :   味方←----+----→敵
------------------------
 ①:日本・米国---韓国----支那-北鮮
 ②:日本--支那・韓国--米国----北鮮
 ③:米国・日本--韓国----支那--北鮮
 ④:支那・北鮮・韓国---米国----日本
 ⑤:日本----米国---支那-韓国・北鮮



一般の日本人の意識は①でしょうか。『日本はアメリカから守られている。韓国はよく分からないけどアメリカの同盟国だし北朝鮮からの防波堤になっているから味方なのだろう』の意識と思います。

団塊世代のリベラルの日本人は②かも知れません。支那の異常さは分かってきたが、反米闘争に明け暮れた記憶は消せないのでしょう。

親米保守と言われる人は③でしょう。アメリカ政府と同様、日本の核武装だけは反対なのは、彼らが日本人を信用していない証拠です。

④が「反日朝鮮人と不愉快な仲間達」の構成要員の反日日本人の意識です。彼らがもっとも嫌いな国は支那人・朝鮮人と同じ、日本なのです。

私は⑤ですが、伊藤貫氏や日下公人氏も同じと思われます。皆さんはどうでしょうか。
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最良の経済政策

チャンネル桜の経済討論番組『今、日本が選ぶべき最良の経済政策』を見た。討論参加者は皆デフレ不況の処方箋を持っていると思ったからである。水島氏も『今経済討論をしたら、この人達以外ないんじゃないか』と言っていたが、ところがドッコイ、肝心の『最良の経済政策』などは出て来ず、この人達に経済政策を任せたら、日本はとどめをさされるのではないかと思われる政策ばかりでが出てきた。はっきり言って失望した.

【経済討論25弾】今、日本が選ぶべき最良の経済政策[桜H24/10/6]

http://www.youtube.com/watch?v=yD7hvMossjg&feature=youtube_gdata
http://www.youtube.com/watch?v=R9oaBQrFqWw&feature=youtube_gdata
 
何故そうなるのか。多分皆只の経済学者だからだろう。彼らには経済学の知識が有っても、何が問題で、何の為のデフレ退治か判っていない。いや誤解するといけないので名誉の為に言っておくが、少なくても『経済政策で利権が出るのは当たり前』と言った田村秀男氏や、産業育成を目的にあげた渡邊哲也氏は分かっていると感じた。だが他の者の馬鹿の一つ覚えのような『デフレには金を刷れば良い』だけの発言に邪魔されて、最良の経済政策の提示まで至らなかった。

その他の者も『今の日本で何が問題か』と聞かれれば、デフレ不況で失業者が出るからと答えるだろう。しかし彼らの認識は此処迄であり、それ以外に無いのかと聞かれれば始めて考えるレベルである。だから『国土強靭化をするなら、地方に一律に撒いたほうがよい』(田中秀臣氏)とか『社会保険料タダにすればよい』(高橋洋一氏)の意見が出るのである。

高橋洋一氏や田中秀臣氏は、藤井聡氏の国土強靭化『日本復興計画』に批判的である。反対理由が費用対効果が無いと言って反対するのなら分かる。しかし、それなら費用対効果の政策を提示すべきあるが、地方に一律に撒いたり、社会保険料タダにすることに費用対効果があるとは思えぬ。田中秀臣氏の『陸自の増員』も国防力増強が目的ではなく、只の散財にしか思えぬ。

また高橋洋一氏と田中秀臣氏は、産業育成反対にも反対である。理由は利権が生まれるからだそうである。災害に強い国作りもせず、企業にとって失われた20年を取り戻すための産業政策もせず、只ばら撒く政策をするなら、何百兆金を刷ろうと、景気は一時回復しても、一夜花火のように、あっという間に萎む筈である。そして次に来るのは二度と立ち上がれないインフレである。

高橋洋一氏の『円高対策には韓国国債を買えば良い』の意見には、あきれて物が言えない。韓国国債が買われたら、韓国はその金で先端技術の開発をし、買われた分また国債を発行するだけである。韓国国債を買うくらいなら、全額日本の半導体会社に上げた方がましである。

又、高橋洋一氏がしきりに右翼、右翼と言うのも気になった。ようする彼が右翼と言っている人間は国家国家とうるさい人間だと思っているのだろう。でもそれは逆に、高橋洋一氏に国家観が無い事を示している。恐らく田中秀臣氏も同じだろう。だから目的なきデフレ対策だけで、『最良の経済政策』が出せないのである。

高橋洋一氏や田中秀臣氏が右翼と思っている人間は日本の草莽の人達である。しかしこの草莽の人の方がはるかに多くのことを理解している。彼らが右翼と思っている人達は、少なくても経済政策の目的を知っているのである。

では、その目的は何か。経済政策を行う目的は、国民を豊かにし、その国民を守るための国家を強くすることである。富は国民が働いて作り出すものである。インフレであろうと、働いていない国民がいれば国家は国民を働かさなければならない。そして明治であろうと平成であろうと、富国強兵にするのは当たり前である。

デフレ不況は過去の為政者の怠慢であるが、しかし現在の日本は円高に加えデフレギャプがある状態である。しかしそれは、円高は企業が外貨を稼いだ結果であり、企業が余剰生産能力を持ち仕事を待っている状態なのは、国民から為政者へ贈り物しようとしている状態ではないか。

それならやる事は簡単、円高の分円を刷り、今こそ過去の政権が積み残してきた国家がやるべき仕事、国防、先端技術の開発、エネルギー開発、防災・国土開発等をやるだけである。

例えば、半導体を例に取れば、湾岸戦争により半導体の入手が困難になったことを見て分かるように、現在の兵器は半導体の塊である。それなら、自衛隊の航空機・艦船の兵器開発や装備を大々的にやれば、日本の半導体産業は復活する筈である。兵器なら、外国産半導体は国防上の理由で購入を拒否することも出来る。勿論国防力増強になる。

また、先端技術の開発による成果は、次なるイノベーションを生む。アメリカの集積回路の発明は、次にはマイクロプロセッサを生み、現在のあらゆる産業で欠かせないものになっている。現在の日本で、民間が新たな需要=産業を作り出せない以上、国が先端技術に投資するしか無い筈である。

発展途上国ならいざ知らず、日本はGDPの2位3位を争う国である。新たな産業を生み出す義務がある国と思うべきではないか。どう見たって、山中伸弥教授の研究費は少なすぎるだろう。

防災・国土開発だって同じである。日本が持つ世界一のトンネル技術は、過去の公共事業の成果である。もし公共事業もせず国が只々倹約を行っていたら、トンネル技術も無く、デフレギャップさえ言えない、萎んだ国になっていた筈である。当然世界一のトンネル技術を持つ企業には新たな挑戦をさせ、新たな技術の取得をさすべきである。

そして、今上げた以上に重要なことが一つある。それは国民の労働意識と、労働することで得られる国民のスキルである。これこそ『最良の経済政策』の目的であり手段である。ばらまきの経済政策では、決して得られないものである。

『いつの頃からか、彼ら(日本人)は、労働の尊厳と称すべきものを発見しました。つまり、人間は、何もしないでいるときよりも、働いて何かを作っているときの方が幸せだということを発見したのです。』(米国議会上院の軍事外交合同委員会でのマッカーサー証言の一部:注1)

もう一度言う。富は国民が働いて作り出すものである
国民が皆働けば、国民も豊かになり、国庫だって潤う。

注1、芋太郎の広場、対訳 マッカーサー証言(昭和26年5月3日)
http://www.chukai.ne.jp/~masago/index.html


村上春樹

朝日新聞を拾ったら、1面に村上春樹氏の写真と共に『魂の道筋 塞いではならない:日中韓文化交流への影響を憂う』との題の記事が出ていた。よっぽど重要意見なのか、3面にも紙面の半分を使い顔写真と共に、続きが出ていた。

案の定突っ込み処が満載なので、ブログの記事にしようとしていたら、チャンネル桜の水島氏に先に越されてしまった。でも言い足りないので記事にした。

記事の冒頭には、村上春樹氏が尖閣や竹島をめぐる問題で、彼の本等が北京の店頭から姿を消したことを知り、日中韓の文化圏が壊されていると憂慮してエッセーを投稿した形になっている。でも、漫画などは姿を消したままだが、何故か彼の本だけは店頭に戻ってきたようである(ユニクロ方式かい)

そして、1面では朝日新聞の村上春樹の本が如何に中国・韓国・台湾で人気が高いとの、宣伝である。朝日新聞は人気の高い作家なので、言うことを聞けと言いたいのだろう。

でも、人気の高さと正論は何の関係も無い。人気が高い者の意見に重みがあるのなら、AKB48の少女達の意見も尊重しなければならないだろうし、上野のパンダの言うことだって聞かなければならなくなる。

下記が、村上春樹氏の投稿の内容である。
中見出し=『魂の行き来する道筋』、『領土問題が「感情」に踏みこむと、危険な状況が出現する』、『それは安酒の酔いに似ている』、『静かな姿勢を示すことが大事』。(魂?、これって、思いっきり感情的な文章なんですけど)

まず尖閣諸島を巡る紛争に日本人の著書の本が書店から消えたことにショックを感じたこと述べ、この地域(中国)で猛威をふるった海賊版も徐々に姿を消し、印税も正当に支払われるようになったと、現在の安定したマーケットになるまで大変であったことを述べている。

そして、それを壊したのが今回の尖閣諸島問題や竹島問題であり、せっかく自分の本を読んでくれる中国人や韓国人等の交流が破壊されることを恐れるとしている(まあ此処までは良いだろう、支那に進出した企業経営者の言い分と同じだけどネ)

そして領土問題は実務課題であるが、「国民感情」の領域に踏み込んでくると(意味不明、物を取られれば誰でも感情的になるヨ)、それは往々として出口のない危険な状況になり、それは安酒の酔いに似ている(安酒ネェ、安物とか言うのは、正論を言えない人間が、相手の意見を貶めるとき使う常套手段。泥棒が来たら酔いも醒めるわィ)と、後はヒトラーまで持ち出して、延々と尖閣諸島問題で物を言い出した政治家や論客へのけん制の言葉が続く。

そして、ノモンハン紛争について「どうしてこんな何もない不毛な一片の土地土を巡って殺しあわなくてはならなかったのか?」と小学生のようなこと言い、「中国側の行動に対して、どうか報復的行動をとらないでいただきたい」(誰の依頼?。本の売り上げが減るから?)と続き、安酒の話で終わる(フーッ)


春樹君、以前の君の心配事は、海賊版を作り印税を支払わない無法国家支那のやり方だったのではないか。でもそれを改めさせたのは君の小説の力では無い。国際的な武力・経済力を背景にした力だ。力により支那は躾けられたのだ。

今回の支那の国際ルールを無視した尖閣諸島の問題は、支那がこの件では未だ躾けらていないからではないか。支那の横暴を見過ごし、それにより蒙る被害は、君が海賊版で悩まされた以上のものだ。その損失は国家の損失であり日本国民全員の損失だろうが。

当然日本国民が怒り、日本の政治家が対応して行動するのは当たり前ではないか。君は自分の著作権のようなものには損得は感じるが、日本の損得は自分と関係が無いと思っているのだろう。でも日本の損得が関係が無いと思っている人間が、何んで日本の政治の事に口を挟むのか。

又、尖閣諸島問題を、不毛な一片の土地土を巡る意味の無い争いと、言いたいようだが、君の住んでいる土地を誰かが自分の土地だと言って取ろうとしても、不毛な一片な土地に未練は無いと言って差し上げるのかね。

いや、君が住んでいるあの土地は私の物だ。君は私の土地を盗んだ。その内100人ばかりで取り返しに行くけど、返してくれるんだろうね。不毛な一片の土地で争うのは嫌だろうからネ。
 
ウッ、カストリを飲んだみたいに気持ちワル。

「ノルウェイの森」は騒がれていたので読んだことがあるが、内容は全然記憶していない。文科系の小説オタクの兄弟に感想を聞いたが「なんでこれが騒がれているの?」で有った。同意。

村上春樹も、朝日新聞にこんなエッセーを投稿しなければ、知的水準がばれなかったと思うが、これで彼の全てが判ってしまった。でも、見渡せば村上春樹のような人間の多いこと。年々増えてきているように思える。

音痴の歌を聴くと音痴になる。只の痴も同じだろう。多分こんな新聞を読んでいるとそうなるのと思う。朝日新聞の評語は『アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む』のようであるが、ではなくの間違いではないのか。

尖閣・竹島戦争3、アメリカの選択

前の記事「尖閣・竹島戦争2、空母・遼寧の使い道」で、米軍がどう動くかを書かななかったのは、そろそろ日米安保が終焉の時を迎えると思っていたからである。

日米安保はこれからも続くかも知れない。アメリカは此処しばらくは世界の軍事大国であろう。それに日本とアメリカが敵対する理由はない、ならば日米安保は続けた方は良いだろう。

しかしこれからの日本は、アメリカに頼ることは出来なくなるろう。それはアメリカ衰退の為である。インドとの同盟で時間稼ぎをしながら国民を覚醒させるのに合わせて、アメリカの軍事力を段階的に肩代わりしなければならないのである。

これも綱渡りである。アメリカの衰退が早く、日本国民の覚醒が遅いと、軍事力の肩代わりが間に合わなくなり、支那の攻勢に遅れを取ることになるからである。

【伊藤貫】中韓の「妄言」領土外交とアメリカ[桜H24/10/1]

http://www.youtube.com/watch?v=OsPUSHcrYtg

伊藤貫氏の言う処では、石原都知事が尖閣購入を発表したことに対して、アメリカからの意見は「余計なことをしてくれた」であり、アメリカの本音は「面倒なことに巻き込まれたくない」であったという。

それでも、アーミテージやジョセフ・ナイなどは「尖閣々、(支那よ)俺達をなめるんじゃない」と威勢が良いが、それは彼らがアメリカが置かれている経済問題の切実さを理解していないからと思われる。

アメリカには、外交戦略上の異なる意見を持つ2つのグループ、外交戦略(グランド・ストラテジー)を研究しているシンクタンクのグループと、ユーラシア大陸支配等の実務を行っているグループが有るようである。

アメリカが西・中央・東のユーラシア大陸支配の体制を始めたのは1945年であり、そのときのアメリカのGDPは世界の50%もあった。それがアイゼンハワーのときは40%、ニクソンド・クトリンのときは30%、ブッシュの息子の最後の年は20%、現在はIMFの調べではアメリカのGDPは世界の18%までになっている。

IMFとCIA調べでは、2025年頃には15%程度になっているとしている。この事から、キッシンジャー、ブレジンスキー、ミアシャイマー等の外交戦略を研究しているグループは、アメリカがユーラシア大陸を支配するのは、もう無理だろうとしている。

その為に、外交戦略を研究しているグループの中には、日本を自立させ、核を持たせても、アメリカの不利益にならないと考える人間も現れているという。

しかし国務省やペンタンゴンの実務をしている人間や、アーミテージやジョセフ・ナイやケビンメアなどのジャパン・ハンドラー達は、まだユーラシア大陸支配の体制を捨てきれず、日本を半独立状態のままにして、日本の核保有を認めたくないようである。

確かに、それはアメリカが太平洋戦争で勝ち取った成果である。日本を自立させたら太平洋戦争を戦った意味も無くなると思っているのだろう。そこで問題なのは、アーミテージやナイ達が、アメリカの強大な軍事力はこれからも永遠に続くと思っている事である。

しかし、アメリカの家庭の貯蓄率は0。財政赤字は毎年1.2兆ドルから1.4兆ドルに上がり、GDPの8~9%を国債でまかない、過去5年間ではその6割を中央銀行がドルを刷り買いっている。バーナンキは毎年850億ドル買うと言った。

当然こんなことは長続きしない。ドルを刷る政策はデフレギャップがあるときはできるが、デフレギャップが無くなるとハイパーインフレになる。バーナンキは2015年まで続けられるといっているが、2016年以後はわからないとも言っている。ドルを刷り軍事費を賄ってきた政策の終焉である。

2016年、その頃には支那空母・遼寧の不具合は一通り改修され、パイロットの訓練も済んでいる筈である。2隻目の空母も進水してるかも知れない。

もしアメリカが2015年までにユーラシア大陸を支配する体制を段階的に変えなければ、もしアメリカが2015年までに日本の自立・自主防衛・核保有を認めていなければ、日本は急にアメリカの後ろ盾を失い、しかも核無しで支那と対峙しなければならないのである。

では、アメリカが財政的にユーラシア大陸支配をできないと判断したとき、アメリカはどのような選択を行うのであろうか。

そのときアメリカが、①日本を自立(核武装を認める)させた上で安全保障条約を結ぶ選択をしてくれるのがベストであるが、その判断が遅ければ意味が無くなる。日本としては、問題を指摘してアメリカの結論を急がせるべきある。

それでもアメリカは、②日本を自立を認めず、今まで通り自衛隊を米軍の管轄化に置く選択をするかも知れない。この場合、在日米軍や第7艦隊の維持費を日本側に請求してくる恐れがある。確かに依然米軍の力が強大なら、米軍の睨みで日中間の軍事衝突は起きないかも知れないが、日本の金で戦争抑止をしているにも関わらず、日本人のアメリカ依存の体質は変わらないと言う、馬鹿なことになるのである。この選択では日本国民は覚醒せず、支那人・南北朝鮮人による内部侵食は進み、結局は日本が滅ぶことになるだろう。

又、③アメリカからの日米安保条約破棄(核武装を認めず)の選択も考えられる。その場合アメリカは、太平洋からの脅威を減らすために日中をけしかけて戦争をさせ、日中両国を疲弊させる策をとる可能性が高い。この選択で何故アメリカが日本の核保有を認めないのかは、日本が核武装をしたら日中戦争が起きないからである。

アメリカが取る、もう一つの選択が、④モンロー主義の選択である。シェールガス発見でも分かるように、アメリカはエネルギー大国であり、又農業大国でもある。ユーラシア大陸支配などやらずとも、アメリカは一国でもやっていけるのである。この選択の意味することは「アジアはアジア、干渉しませんから勝手におやりなさい」と言うことである。そうであれば当然日米安保条約は解消、日本は自立の道を歩むしかない。只、多国籍企業が牛耳るアメリカで、この選択が取れるかどうかである。

2016年まで後僅かである。アメリカが選択する可能性が高いのは②であるが、日本が望ましいのは①である。早めにアメリカが言ってくれれば④でも良いだろう。

なんであれ、日本の存続は自立=核保有の道しかないのである。幸い此処にきて、ベトナム、フィリピンのように日本の自立を待ち望んでいる国が増えてきた。アメリカの意向がどうであれ、彼らの期待に沿うためにも日本がしなければならないことは、防衛力を高め、インドとの同盟等を着々と行う事とである。但し日米安保があるのだからアメリカに説明する必要は有るだろう。

結論を言えば、アメリカに頼るべきではない。天は自ら助くる者を助くである。

伊藤貫「米国は中国人朝鮮人が核をもっても日本人だけは絶対ダメ」
http://www.youtube.com/watch?v=2JV_UPDjW0U

ここで竹島戦争についておさらいをすると、日本が現在置かれて外患、即ち支那からの侵略は、日本人が国家や国防に覚醒していないために起きたことであり、日本の国防を邪魔し日本人の覚醒を妨げているのは、「反日朝鮮人と不愉快な仲間達」の妨害活動による影響が大であるからである。

「反日朝鮮人と不愉快な仲間達」の言動を見ればわかるように、彼らは韓国・北朝鮮と密接に結びついている。それが日本と韓国・北朝鮮との戦争状態や国交断絶状態になれば、断ち切ることが可能になり、日本は内憂問題の憂いも無く、支那による外患問題を対処出来るのである。

日本が戦争をしかけなくても、既に韓国は振り上げた拳を下ろせない状態に陥っている。ここで日本が竹島や慰安婦で正論を言うだけで、韓国は過激な行動に出る可能性が高い。国交断絶は、そこを見計らえば自然にできる筈である。。

心配なのは拉致問題である。でも韓国が日本と国交断絶になれば、間違いなく韓国は衰退する。当然、北は韓国に攻勢をかけるだろう。拉致問題解決のチャンスはその時である。その時日本が拉致被害者帰還と、日本が北による半島統一に加担する条件を提示すれば、拉致被害者の奪還が可能かも知れない。

補足:
支那は何れ自壊すると見る人がいるかも知れない。確かに共産党政権は潰れるかも知れないが、次の政権も反日であることに変わりがない。そして当然次の政権は核兵器も通常兵器も受け継ぐのである。


尖閣・竹島戦争1
尖閣・竹島戦争2、空母・遼寧の使い道

尖閣・竹島戦争2、空母・遼寧の使い道

日本の現在の外患は尖閣問題、竹島問題等であるが、外患を招いたのは、GHQの洗脳政策により国家のことを考えなくなった日本人が、反日勢力(反日朝鮮人と不愉快な仲間達)の存在を許し、また支那・南北朝鮮と結託した反日朝鮮人と不愉快な仲間達の日本弱体化に知らずに加担しているからである。

反日朝鮮人と不愉快な仲間達は、いまや殆どのマスメディアを乗っ取っている。民主党政権も彼らによって誕生した。今やあらゆる処で反日朝鮮人と不愉快な仲間達の顔が見え、彼らの意見が日本国民を代表しているように見える。しかし、そうではない。

反日朝鮮人と不愉快な仲間達は少数である。大多数の日本人は半洗脳のお花畑状態である。もしお花畑状態の日本人が目が覚めれば、あっと言うまに反日朝鮮人と不愉快な仲間達は少数となり、駆逐され内憂問題は解決する。従って、尖閣問題、竹島問題等を解決するには、お花畑状態の日本人を如何に目を覚まさせるかが鍵になる。

拉致事件で北朝鮮が悪の国と認定されたように、尖閣漁船体当たり事件や支那の暴動により、かなりの日本人が目覚めた筈である。

恐らく、もっと過激な支那の暴動や、支那の軍事力の行使があれば、大部分の日本人が目覚める筈である。しかし支那の軍事力行使が、日本の負け、即ち尖閣占領、シーレーンの破壊に至れば、日本は完全に弱体化し、支那の思うようになる筈である。即ち日本と言う国は無くなり、支那・日本自治区の誕生である。

従って、今起きている外患・内憂問題の対処は、支那による軍事力行使に日本が負けないように対処しながら、如何に早く多くの洗脳お花畑の状態の日本人目覚めさせるかの、綱渡りになると思われる。

空母・遼寧の使い道

日本のシーレーン 拡大
 
日本にとって尖閣の領有が支那、日本のどちらになるかの問題より、シーレーンの確保の方がはるかに重要である。勿論、尖閣を奪われれば、日本のシーレーンは危うくなる。

当然シーレーンが日本の生命線であることは、支那は知っている。そしてシーレーンは沖縄海域だけでは無い。ここに支那空母・遼寧の使い道がある。

支那がロシアからヴァリャーグを購入したとき、米空母と比較して格段戦力の劣る空母を何に使うのかと専門家達は訝しがったものである。川村純彦元海将補は、支那・空母は太平洋に出てこれず、南支那海で対潜哨戒機から潜水艦を守る為に使うのだろうと想像した。

確かに、尖閣は大陸から500km程度しか離れてないためわざわざ空母を使う意味もないし、石垣島からも近いため危険すぎる。それでもヴァリャーグは空母・遼寧として完成した。しかも19ノット程度しか出ない低速空母としてである。

しかし空母は空母、有れば使い道はある。鋭気を避け惰帰(だき)を撃つのが孫氏の兵法である。そして支那は弱いもの虐めが得意である。ならば空母・遼寧の使い道は弱いもの虐め、シーレーンの航行する日本の船舶の邪魔であり、使う場所はインド洋である。

臨検、拿捕、威嚇射撃。これだけで日本のシーレーンは麻痺する。それを空母・遼寧がやるのではない他の水上艦艇が行うのである。そうすると海上自衛隊が出動する。支那は、いいがかりをつけて砲撃戦が行われるかもしれない。すると支那原潜の出動である。

潜水艦乗り言わせれば、海で最強なのは潜水艦だそうである。潜水艦には潜水艦をあてるべきだが、日本の潜水艦は原潜ではない。インド洋で長期滞在は出来ない。海上自衛隊は水上艦艇と対潜ヘリで、支那・原潜に対処しなければならない。

そこで空母・遼寧のお出ましである。制空権を持たない海上自衛隊は対潜作戦もままならず、支那原潜の餌食になる。場合によっては韓国哨戒艦「天安」の沈没のように、日本の護衛艦が沈んでも、誰の仕業か分からない場合も出て来るかもしれない。

これで支那が何の為パキスタンのグワダルに軍港を設けたのか、お分かり頂けたであろうか。支那の真珠の首飾り戦略は、自国のシーレーン確保と同時に、日本のシーレーン破壊の為でもある。

支那が建設を支援した港は、グワダルの他にスリランカのハンバントタ、バングラデシュのチッタゴン、ミャンマーのコマ諸島がある。これらが支那の真珠の首飾の為の布石であるが、実は真珠の首飾りはインド包囲網でもある。そこで日本が打つべき打開策が、インドとの同盟となる。

支那にとってインドは日本以上の仮想敵国である。インドもそれを知っている。だからインドは空母建造を急いでいるのである。

 
 
       空母・遼寧                 空母・ヴィクラマディチャ

 
 
     空母・ヴィラート                ヘリ空母・ひゅうが

現在インドはイギリスから購入した、満喫排水量29461トンの「ヴィラート」を保有しているが、その他にロシアのキエフ級空母を改造したインド空母「ヴィクラマディチャ:満喫排水量46129トン」が、来年就役の予定である。国産の「ヴィクラント2代目:満喫排水量40642トン」は年明けまでに進水の予定である。

もし日本がインドと同盟を結べば、インドの基地から日本の対潜哨戒機による対潜水艦作戦も可能になる。また日本の潜水艦もインドを基地とすれば、能力を発揮できる。インド空母と日本の対潜哨戒機、日本のヘリ空母、そして潜水艦の共同作戦は、日本のシーレーン防衛の為だけでなく、インドの防衛にも大いに寄与でき、インドもそれを望む筈である。

インドとの同盟そして共同作戦は、インド洋で事が起きず、支那がダイレクトに尖閣で事を起こそうとしても、こんどは支那のシーレーンに圧力を加えることになり、支那の行動をけん制する意味合いもでてくる。

支那の真珠の首飾。ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、皆親日の国である。特にミャンマー人は東南アジアの中で日本人と一番うまが合う国民である。ミャンマーは支那人が沢山入り込んでいると聞く。それでもミャンマー人の多数は親日になる筈である。

このミャンマーを親日の国にするとか、インドとパキスタンの間を取りなすとかすれば、オセロ返しのように支那の真珠の首飾りは、日本の真珠の首飾になるかもしれない。

そこまでくれば、日本は内憂問題の解決を重点的に行える筈である。

それより、日米安保条約はどうしたのだと言う人がいるかも知れないが、結論から言えば、前の記事で話したようにアメリカに頼ることは問題の先送りであり、日本の抱えている問題の解決を困難にすると考えている。尖閣・竹島戦争と日米安保の話は次の機会にするとしよう。

追加:
・竹島戦争は経済制裁でこと足りる。南が困窮すれば北と南でなんらかの衝突が起きる筈である。

・インドのスズキ工場の暴動と、アッサム州でのアジア系とイスラム系の対立は、背後に支那の工作があると思われる。

・現在の外患とは支那・朝鮮からの侵略、内憂とは支那・朝鮮からの内部侵食、どちらも同根である。

リンク:
尖閣・竹島戦争1
尖閣・竹島戦争3、アメリカの選択

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