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崗上虜囚の備忘録

日本よ!。私の日本への思いです。 コメントに返事を書かないこともあります。悪しからず。 コメントの投稿は日本人だけにしてください。 日本人でない場合は、国籍を書いてください。 注、google chromeで閲覧出来ませんので、filefoxかinternet explorerで閲覧してください

共産主義は言葉を崇めるカルト宗教

この度の大統領選挙の不正で思い浮かんだのはオウム事件である。不正を行う者、不正を隠蔽する者、不正を無視する者、嘗てのオウム信者そっくりである。そう、これは宗教戦争だったのである。
 
またロシア革命がそうだったように、この度の不正選挙の首魁はユダヤ人であり、共産主義革命、即ちカルト宗教戦争と言えるものである。
 
首魁がユダヤ人と推論出来るのは、不正選挙と言わせないように言論封殺を行ったYoutube、Twitter、Facebookは何れもユダヤ人が運営している会社であり、不正選挙の事実を隠蔽し、トランプをマイナスになるようにイメージ操作を行ったのもユダヤ人のマスメディアだったからである。彼らの力なくしては不正は多くの人の知ることになり、選挙結果は別の結果になっていたであろう。
 
不正を行う者、不正を隠蔽する者、不正を無視する者の殆どはユダヤ人以外の者であるが、彼らはカルト宗教に洗脳された一般信者にすぎない。しかしユダヤ人も信仰の力としか考えられない程、トランプ追い落としの不正に加担したのは、彼ら自身が自分達が作り上げた宗教即ち共産主義の信者だからである。
 
と言っても共産主義は神を否定しているので宗教では無いと思われるかも知れない。確かに共産主義は神を否定する。選ばれた民であり優秀な民と自認するユダヤ人にとって、イブがアダムの肋骨から生まれたなどの御伽話を信じるのは沽券に関わるのであろう。しかし共産主義はユダヤ教、即ち旧約聖書を元にしたカルト宗教である。
 
では旧約聖書の何処の部分が共産主義者が信じる対象になっているかと言えば此処である。
全能の神(主)が行ったのは光を作ったのであるが、どのようにして作ったかと言えば、聖書には「そのとき 神が『光よ。あれ。』と仰せられた。すると光ができた」とある。
 
と言う事は、始めに『光』と言う言葉が有ったのである。神が存在する以前に言葉が有ったことになる。確して共産主義を作ったユダヤ人は神を捨て、言葉が絶対的な物として信仰する対象となった。
 
ジェンダー、LGBT、BLM、歴史修正主義、等々、彼らが作ったこれ等の言葉に異論を差し挟む者がいると、彼らはまるで異端裁判をするかのように吊るし上げる。まさしく宗教裁判ではないか。それ等は共産主義にとって絶対的な信仰の対象だからである。
 
ところが日本人にとっての言葉とは、事の葉っぱにすぎない。言葉は和歌であれば誰かを思う心を伝える道具であり、俳句であれば情景を感じたことを表す一つの手段であり、信仰の対象では無い。
 
それどころか日本人は釈迦が言った『色即是空』の言葉を知っている。これは諸々の事は『空(空っぽ)』であり無であるの意味である。つまり、釈迦は人間が作り上げた概念、即ち言葉に意味など無いよと言っているのである。
 
釈迦が修行するに至ったのは、「人は何故苦しむのか?」であった。その解答が『無』であり『空』であった。結局は人は自分たちが作り上げた概念(言葉)によって苦しむのある。そして釈迦が言ったもう一つの言葉『空即是色』は、言葉によって縛られるのでは無く、言葉を自由に使って楽しみなさいと言うことであろう。それは正に和歌や俳句の世界である。
 
結局のところ共産主義は、言葉によって人を縛り自由な心を奪う人を不幸にするカルト宗教だと言えるだろう。事実、共産主義国の国民は皆不幸であった。
 
ユダヤ人は優秀と言われるが、そんなカルト宗教を作り自らも縛っているユダヤ人が多いのは、実は馬鹿が多いのではないか。
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日本の再生の鍵はオタク

日本はオタクの国
外国人の中にはそれなりの日本ファンがいるが、日本の名を高めている要因の一つにはオタクの存在がある。でもオタクと聞けばアニメ・オタクや鉄道オタク等を思い浮かぶかかも知れないが、ここで言うオタクとは物事にはまり熱中する人達全般を言う。そのオタクの代表である葛飾北斎や伊藤若冲の名を聞けばオタクの評価の意味を納得するだろう。北斎や若冲は絵画オタクであるが、オタクは美術工芸品の分野だけでは無い。関孝和もそうだろうし、からくり職人から東芝の創業者になった田中久重や自働織機を発明して現在のトヨタグループの創始者となった豊田佐吉もオタクである。彼らの特徴は寝食を忘れ、物事を追求する事である。彼らにとって金や名声も二の次である。田中久重や豊田佐吉まで行かないが、金や名声も二の次で物事をとことん突き詰めようとするオタク達が多いのが日本の特徴なのである。
 
例えばミシュランは2007年に東京を世界一の美食の街と評したが、東京版を作成するに当たって調査した結果分かった事は、東京の料理店は一つの食材を追求した専門店が多い事だった。また東京の料理店の中にはミシュランの評価など歯牙にかけない店が多い事も彼らを驚かせた。つまり東京の料理人は金や名声など二の次のオタクが多かったのである。東京の料理人に言わせて見れば、他人の舌より自分の舌、他人の評価より自分による評価と言うことになるであろう。
 
次に示すのは別の分野のオタクの例である。それは雑誌『歴史通』の記事で世界的ギターリストであるマーティ・フリードマンが述べていた事である。彼が日本に居着いたのは日本が面白い国だからだそうである。例えば新宿に海賊版の音楽CDを売っているレコードショップ店がある。ライブコンサートで録音するのは違法であるが、その店で売っているのはライブコンサートで録音したCDだったりする。そんな物を買いに来る客もオタクなら店の主人もオタクである。客は安いから買うわけではなく、店も金儲けのために売るわけでは無い。純粋に音楽ヘに対する愛からである。そんな店の主人とマーティ・フリードマンが街でばったり合った。店の主人は「マーティさん此処でちょっと待ってて下さい」と言って戻ってきて「これは絶対アンタが持っていなけばならいよ」と言ってマーティ・フリードマンのライブコンサートのCDを手渡した。マーティ曰く「こんなサービスをしてくれる場所が他にあるかな?ないよ(笑)」、「絶対に儲かってない」である。これが中国だったらどうだろう。彼らが海賊版を売るのは金儲けのためだけである。マーティ・フリードマンは音楽だけで無く、あらゆる分野の専門に特化した店が東京に有ることも言う。彼がそれを発見したのは、勿論彼自身が音楽を追求するオタクだからである。
 
オタクの原動力
ではオタクの原動力は何んだろうか。それは脳内麻薬とか脳内報酬物質とも言われるドーパミンであろう。ドーパミンは覚醒剤と似た快楽物質であることが知られている。ドーパミンは物事の構想を練るとき、その構想で何かを作るときに脳内から分泌され、眠気も飛びハイになるのである。つまり何かに打ち込んで事を成し遂げた人は、ただ気力を振り絞って努力したのでは無く、脳内からの報酬が関係していたのである。個人的経験でも、難しい開発の仕事を請け負ったとき、重圧で打ちひしがれそうになると共に、それを打開するためのソフトウェア、ハードウェア、構成・配置などを思い巡らすと、ワクワクするような快感を覚えるのが常で有った。田中久重や豊田佐吉が執念をもって発明をやり遂げたのは、恐らくドーパミンの喜びを知っていたからと思われる。従ってオタクとは、田中久重や豊田佐吉まで行かずとも、脳内からの報酬を知っている人達のことである。
 
オタク型人間の原動力は脳内報酬物質すなわちドーパミンであるが、しかし殆どの人の原動力は生存欲や性欲である。性欲であればホルモンは男性ホルモンである。資本主義は競争の原理が働いているから発展すると言われている。生存欲や性欲があるから競争が生まれるのだがオタク同士にも競争は存在する。そしてオタク同士の競争はより良い結果を生み出す。競争という熟語から争う文字を外し競う合うだけにしたように。例えば剣道に「負けて感謝、勝って反省」と言う言葉があるが、これは切磋琢磨する競争であり、剣道オタク同士がお互いに影響を与えながら剣道を追求していく様を表して示している。また江戸時代、和算の世界では難しい数学の問題が解けたときに算額と言う絵馬を神社や仏閣に奉納する慣習があったが、その絵馬にはさらに難しい問題を載せる(遺題継承)のが常であった。これにより和算は一層進歩・発展したのである。オタク同士の競争が良い結果が得られたのは、オタク達が物事を深く追求するからである。
 
性欲が原動力の人間
それに対して生存欲や性欲が原動力の人間同士の競争は金や地位や名声を得るための人との競争である。確かに生存欲や性欲が原動力の人間も努力をするのでそれなり結果を生み出す。いや資本主義の競争原理はそれである。しかし彼らの努力は金や地位や名声を得れば終了する。これが料理の世界であれば、彼らの料理がミシュランが評価した東京の料理人の域に達する訳がない。つまり生存欲や性欲が原動力の人間は物事をとことん追求することが無い。それだけは無い。生存欲や性欲が原動力の人間同士の競争は、こと日本ではマイナスに作用する場合が多々有る。
 
まず何故日本にはオタク型人間の割合が他の国、例えば中国や韓国などより多いのだろうか?。これは逆に中国や韓国では金や名声や地位に拘る人間が何故多いのか?と考えれば分かる。その理由は中国や韓国の国の生存競争が熾烈だったからである。つまり中国や韓国ではオタクのような人間などが生き残れる社会では無く、オタクは淘汰され金や名声や地位に拘る人間ばかりになったのである。そう考えると日本の社会が如何に生存競争に優しいかが分かるだろう。オタクまで行かないが、金や名声や地位に拘る人間が少ないのも日本の社会が優しいからである。日本に生存欲や性欲が原動力の人間が少なかったからである。だがその日本のような社会に金や名声や地位に拘る人間がいたらどうだろう。高い地位は金や名声や地位に拘る人間ばかりに占められてしまうのである。結果オタク達の気持ちは腐り才能は殺される。
 
例えば先の大戦の航空戦を見ると、戦果を上げていたのは坂井三郎や岩本徹三のような操縦技術を追求する下士官の操縦オタク達であった。それに対して士官パイロットはどうかと言うと、坂井氏によれば士官パイロットと下士官パイロットの宿舎は数キロも離れており、戦術の打ち合わせ打ち合わせなど一度も無かったというから驚きである。操縦が下手な低い士官パイロットに「上官が技量が低いのはまずいのでは無いか」と坂井氏が訪ねたところ、若い士官の答えは「何時までもこんなことはやってないよ」であった。もちろん彼は操縦技術に興味を持つオタクでは無い。彼が海軍兵学校に入学した理由は軍事技術を学ぶためでは無く、人との競争に打ち勝つためであった。結果日本海軍は、腕の良いパイロットの気持ちを腐らせ、消耗させ、みじめな敗戦に繋げたのである。
 
陸軍も同じである。陸軍でも陸大出身者が陸士出身者を馬鹿にする風潮があった。馬鹿馬鹿しいことに陸軍は、陸大出身者に天保銭を胸につけさせ、誇示させることでさらにその風潮を増長させたのである。競わせることでより向学心の向上を目的とする筈が、地位や名声を巡っての人と競うことが目的となってしまったのである。天保銭は昭和11年に廃止されたが、その後の二二六事件に繋がる皇道派と統制派の抗争も、原因は陸軍の生存欲や性欲が原動力の人間達を量産させた教育の結果である。
 
李氏朝鮮に向かう日本
そして現在、学問の世界でも学問の追求することをそっちのけで人との競争が続いている。結果は東大を頂点とするカースト制か築かれることになっている。彼らが如何に勉強して東大卒の覇者になったとしても、生存欲や性欲が原動力の人間たちが覇者となることは、現物の物に接して物を追求するオタクの存在を脅かすことになる。両班が社会を席巻していた李氏朝鮮を思い出して欲しい。李氏朝鮮が停滞したのは両班達が物に接して格闘している人間を馬鹿にして、四六時中朱子学について空理空論の議論を戦わせていたからである。その議論の理由も、己のカーストの順位を上げるために仲間を蹴落とすためにである。学問で競い合うだけなら良い。だがそのような人間に限って上に諂い下を腐らすのが常である。
 
現在日本は間違いなく李氏朝鮮に向かっている。共通一次学力試験の結果などを有難がっているのがその証拠ではないか。李氏朝鮮の両班がそうだったように、少なくとも東大卒の政治家で賢いと思った政治家は殆どいない。それどこか専門の分野でも同様の場合がある。例えば東大出身の経済学者が、日銀の借金にすぎない財政赤字を大問題にして、緊縮財政を言っているのがそれである。両班がそうだったように、彼らは学問は知識を誇示するためだけに学ぶもので、物事を自分の頭で追求するものでは無いと思っているようである。
 
ここで彼らとオタク型人間と対比させるために、生存欲や性欲が原動力が顕著な人間を両班型人間としよう。
 
日本の再生
そして本題の日本の再生であるが、それには日本の良き特質であるオタク型人間を発掘し彼らへの教育支援と資金投資を行うこと。そしてオタク型人間の敵である両班型人間が増えないような措置と国民の意識改革が必要である。
 
ではオタク型人間の発掘と彼らへの教育支援と資金投資が何かと言うと、例えば第二の第三の田中久重や豊田佐吉のような人間を探しだし、彼らに科学教育を行うことである。理由は、もし田中久重や豊田佐吉が科学の知識を持っていたら、彼らの発明はとてつもないものになっていたと考えれば分かるだろう。また田中久重や豊田佐吉まで行かずとも現在の単なるフィギュア・オタクでも彼らにロボット工学を学ばされば有用なロボット開発をするかも知れないのだ。そう考えれば当然投資すべきはオタク型人間となるが難しく考える必要は無い。オタクの原動力はドーパミン、彼らを腐らせず食わせてやるだけで、オタク達は勝手に走ってくれるのである。
 
では両班型人間が増えないような措置と国民の意識改革が何かと言うと、やはり教育である。それも必要なのは理数系の教育である。理数系教育の結果が人間同士の競争になったとしても、そこは数字の結果が物を言う世界、文系であった両班型人間は育ちにくい。例えば国家公務員上級職試験などは理数系の試験とすべきである。現在の官僚は法学部出身者ばかりであるが、法学部出身者に対しては別枠で法律の専門職として採用すべきである。また多数の移民は考えものである。理由は、移民は日本ではマイナスに作用する生存欲や性欲が原動力の人間が多いからである。そして国民の意識改革とは学歴崇拝や地位の崇拝を止めることある。
  

『反秀才論』柘植俊一著
この本で述べている反秀才は今回の記事のオタクと通じる。この本にはその反秀才の代表として、後退翼理論の元になった斜め翼を発明したロバート・T・ジョーンズ博士が登場する。彼は飛行機オタクだで大学へも行かず航空機理論は独学である。もっともジョーンズ博士の興味は飛行機だけでは無い。ストラディバリウスより音響効果の良いバイオリンを自作するほど多方面のオタクである。だが後退翼効果さえ理解する人がいなかった時代で、さらに上を行く斜め翼を発明したジョーンズ博士はオタクと言うより天才と言うべきである。NASAで「20世紀の最高の航空エンジニアの1人」とされているのだ。でもジョーンズを大天才とすると、現在の日本のオタク達は小小天才と言っても良いのではないだろうか。
 
この『反秀才論』には超秀才とも言える人物も登場する。それはエイムス研究所所長でロバート・ジョーンズの上司であるハンス・M・マーク博士である。マーク博士は研究所の色々の分野の天才達が生み出した理論をあっという間に理解する頭を持ちながら、彼自身自分は自分を天才だと思っていない。多くの研究所には一人の基礎研究を行っている研究員に対して十人の応用間研究員がいる。これは基礎研究をやる能力ある人が少ないからであるが、マーク博士は「私自身、そのタイプではありません」非常に控えめであり、実際無私の人のようである。今回の記事ではオタクの有用性を述べたが、マーク博士のような人間を育てることも必要である。
 
追記
日本は天才が出ない国と思っている日本人は大勢いる。しかし嘆くことは無い。小天才は山のようにいる国なのである。日本は小天才の宝庫なのである。小天才、それがオタクである。

書評:反日種族主義

現在韓国では反日が隆盛を極めているが、『反日種族主義』李栄薫編集(日本語訳、文芸春秋出版)は、李承晩学堂(校長李栄薫)の5人の学者(主に経済学)と1人のジャナーリストが、その反日の根源を追求し、その記録と考察をした本である。彼らは土地台帳等の公的資料および経済データを丹念に調べ上げ、また民間人が残した記録や体験者の聞き取り調査した結果がこの本の大部分を占めている。彼らが真実を追求した結果は、現在日韓で揉めている従軍慰安婦問題、徴用工問題等についてが、ことごとく韓国側の主張は事実に反している事が証明されるに至った。それどころか竹島(韓国名独島)についてさえも、韓国側の主張が根拠が無い事も判明した。

これを公表した事で、恐らく李栄薫氏達の韓国国内での立場は悪くなると思うが、それにもかかわらず真実を追求する学者魂と韓国に不利な事実を敢えて公表する勇気に、まずは敬意を表したい。そしてこの『反日種族主義』が、日韓問題や韓国の本質に関心を持つ人にとっての必読の書であると推薦したい。

李栄薫氏達が真実を追求した結果は韓国政府不利、日本政府有利となったが、この『反日種族主義』は日本人の為に書かれたのでは無い。李栄薫氏達を走らせたのは「このままでは韓国が破綻にするかも知れない」と言う強い危機感からである。

その危機感を表すのが冒頭にある『嘘の国』である。例えば韓国で偽証罪で起訴された人の数は一人当たり日本の1250倍。国民も嘘つきなら政府も嘘つき、学問も裁判も嘘、嘘の国が韓国と言う訳である。韓国社会が嘘を許容しているので人々は実証精神に乏しく、一人の嘘つきのシャーマンが出ると人々は唯唯諾諾と従ってしまうのである。

韓国社会の嘘ともう一つの病巣が韓国社会の身分制度である。日本の身分制度は、むしろ職能別身分制度と言えるようなもので、例えば元百姓が主人で天皇の血を引く者が家来等もあり得るが、韓国社会の身分制度は「下男の身分の人間はあの世でも下男」と、その人の身分は死でもあの世でも変わらない厳しいものである。ところがこれでは一つの韓国民族としてまとまることは出来ない。そこで登場するのが日本である。

現在の韓国は日本を永遠の敵とすることでまとまることが出来たのである。韓国は日本より上の身分としてまとまったのだ。そこで日本より身分が上の韓国は日本に負ける事は許されないが、至上命題になった(注1)。つまり民族が身分を持ったのだ。しかしこれは民族主義とも違う。そこには個人の自由は無くシャーマンの言葉に従う全体主義の国のようである。その行き着く先は北朝鮮と同じ国家である。李栄薫氏が韓国で今起きている現象を『反日民族主義』とせず、『反日種族主義』と命名したのは上記の理由からである。

ここで韓国社会の身分制度をもう少し詳しく見てみよう。韓国社会では、他人と比較して自分が上か下かが重要な要素である。勿論自分が下の身分では不利だし、なにより精神的に不満である。そのため韓国人は常に自分が相手より上になろうと懸命になる。

韓国が何故国を上げて反日になったかと言うと、韓国(李氏朝鮮/新羅)は長年支那の冊封体制下で屈辱外交を強いられた反動からか、「日本を蛮族の国」と下に見ることで優越感を抱いていたのであるが、それは日本が日清戦争・日露戦争に勝利したため後の日韓併合時代ではやや収まっていたが、先の大戦が日本の敗戦で終わった事により「日本は下の身分の国」であるとの思いが吹き返したのである。

例えば徴用工問題では「完全かつ最終的に解決された」と記された1965年に結ばれた日韓請求権協定を破ったり、前政権が「最終的不可逆的解決」と認めた慰安婦合意を反故にしたり、2011年以前は韓国国内でなんら問題視されなかった旭日旗を突如掲げないように要求してきたりしている様は、韓半島で行われていた主人が従者や奴隷を躾けるために理不尽な要求に従わせる様と似ている(注2)。つまり日本を侮辱することで優越感を味わい、日帝に支配された事や支那冊封体制下で培われた屈辱感を開放したいのである。

そこで「日本を侮辱することで優越感を得る」これを『反日種族主義』を支える『侮日優越主観』と名付けたい。「日本を侮辱することで優越感を得る」?、と思い巡らすと、日本人にもそれらしい人々が大勢いることに気が付く。李栄薫氏が本の中で「慰安婦問題や徴用工問題に最初に火をつけたのは日本人だ」と言っているその日本人達である。

でも何故韓国人でも無い彼らが、事実を捏造してまで韓国人に嘘を植え付けるのか?(例えば従軍慰安婦問題を最初に火をつけたのは朝日新聞)。何故自分と同胞である日本人を貶める事をするのか?(例えば吉見義明名誉教授は、従軍慰安婦ではインパクトが無いとして、従軍慰安婦は性奴隷と世界に拡散)。しかしこれらは彼らが『反日種族主義』の韓国人と同様、日本人を貶める事で自分達は一般の日本人より上の身分であるとの優越感を持ちたいからだったとすれば理解出来るだろう。つまり彼らも『侮日優越主観』の持ち主だったのである。

この度の日本側に落ち度がない輸出管理問題や徴用工問題、レーダ照射事件等で、韓国人かと思わせる程に韓国側の肩を持って日本を非難する人がいるが、これも同類であろう(注3)。また日本人が偉業を成し遂げたりすると発狂したり、お通夜状態になる日本人コメテータ達がいるが、彼らも『侮日優越主観』の持ち主と見て間違いない。さらに韓国関係で無くても、例えば朝日新聞の珊瑚記事捏造事件(注4)のように、彼らも身分の上下にこだわる『侮日優越主観』の持ち主だからこそ、上から目線で一般日本人を叱り付けたい為に事件を捏造したと考えられる。

また共産主義思想を持つ日本人の多くが『反日種族主義』者と似ているのは、彼らも人間を上か下かで見る人間で、彼らが共産主義思想に飛びついたのは、舶来思想で自らを着飾って一般日本人を馬鹿にする為であり、すなわち『侮日優越主観』の持ち主だからである。それを裏付けるように彼らの多くが他人を蹴落とす受験戦争で打ち勝った高学歴者である。

話を韓国の『反日種族主義』に戻すと、『侮日優越主観』の元になっている韓国人の人を身分の上下で見ることを克服しないと何れ韓国は崩壊するだろう。その証拠と言えるのが、反日ではあれほどまとまっているのに国を捨てて他国に出て行く人間多い事である。理由は、韓国国内は反日意外では国民同士の足の引っ張り合いの社会だからである。

最後に、李栄薫氏はじめとする6人の執筆者はこれから困難な戦いをすることになると思うが、その戦いに勝利するためにはこの本の英訳本を出版して、アメリカの歴史学者に論争をいどみ彼らを論破することが最善であることを提案する。何故なら韓国の反日運動に燃料を注いでいるのは、『侮日優越主観』の反日日本人だけでなく、世界に影響力があるアメリカにいる悪意有る歴史学者達だからである。


注1、スイーツ世界大会
2011年に行われたスイーツ世界大会で、韓国チームは日本チームに妨害行為を行っていたのを審判員に見つかり、咎められることになった。これもと言う意識があるからである。(参考動画)

注2、日東壮遊歌
1764年頃に朝鮮通信使であった金仁謙が書いた『日東壮遊歌』に、些細な事をした下僕を棒で叩いて躾ける様子が書かれている。

注3、韓国を擁護する面々
例えば、朝日新聞、毎日新聞、NHK、立憲民主党、共産党、福山哲郎、小倉智昭、山口二郎、玉川徹、前川喜平、等々がいるが、彼らは韓国を愛している訳ではない。他の日本人を貶めることで優越感るため韓国の反日を利用しているにすぎない。

注4、朝日新聞珊瑚記事捏造事件
珊瑚記事捏造事件とは、1989年朝日新聞カメラマンが沖縄県西表島の珊瑚にK・Yと傷を付け、日本人がやったような記事を書いた事件である。
以下は記事の内容の一部「・・日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。 にしても、一体「K・Y」ってだれだ」。
まさに『侮日優越主観』そのものである。韓国の『反日種族主義』同様、嘘つきでもある。

ゴミ・人間移動ゴミ箱


反日種族主義、反日優越主義

反日優越主義
副題の『反日優越主義』は今韓国でベストセラーになっている『反日種族主義』のもじりである。もじりでなので対象は韓国人では無い。『反日優越主義』とは日本人、特に日本にいる韓国人と見分けがつかない日本人サヨク達の言動から付けた題名である。
 
然しながら『反日種族主義』は凄い。日本語版も出版されるようだが、その前に『反日種族主義』を書いた複数の韓国人学者達の講演がyoutubeにあるので是非見て欲しい。
 
内容は、従軍慰安婦や日本の朝鮮統治について調べた事のある日本人なら常識的な事柄であるが、韓国が世界中に広めようとしていた嘘を、複数の韓国人学者が膨大なデータを調べ上げて悉く否定する結論になっていることである。
 
例えば、韓国人の間に流布している世界最悪の植民地支配なる話は、古くはアレン・アイルランドの『The New Korea』やジョージ・アキタの『日本の朝鮮統治を検証する』等を読めば否定可能であるが、従軍慰安婦や強制連行のように次々出て来る嘘については困難であった。
 
ところが『反日種族主義』では、それらの嘘を生みだす韓国人社会の土壌まで掘り下げて実例を上げて論じているのである。恐らく出版される『反日種族主義』は『The New Korea』や『日本の朝鮮統治を検証する』等を超える本になる筈である。まあ敢えて足りない処を言うと、この問題の背後にいるアメリカの事を追求していなかった事が残念であった。
 
では『反日種族主義』の何が凄いのかと言うと、韓国にとって不利な事を指摘するだけでく、事実を曲げ捏造した情報を流布した韓国人学者の実名を上げて論駁している事である。勿論真実を真実であると言うのは学者として当然であるが、相手の学者を叩き切るような内容になっているのは、李栄薫教授を初めとする彼らにそれだけの覚悟があったからであろう。
 
『反日種族主義』が韓国にとって不利な内容になっているからと言っても、李栄薫教授等が親日と言う訳ではない。むしろ彼等は愛国者である。彼等は嘘を付き嘘に付和雷同する韓国の国民性を憂い、このままでは韓国は滅びると説いているのである。
 
李栄薫教授が愛国者であることは『17. 竹島(独島)、反日種族主義の最高の象徴』の動画を見れば分かるであろう。この動画の中で李栄薫教授は竹島が韓国領であることを悉く否定する根拠を列挙しながら、この問題で日本を刺激するべきではないと述べているのである。つまりそれは、実行支配しているのだから荒立てないのが賢明であると、韓国側に立って韓国政府への処方箋を示しているのである。
 
日本人としては拒否するべき意見であるが好感が持てる考え方である。但しこの李栄薫教授のグループが、公海上で44人の日本人漁民を殺傷し又彼らを政治的人質とし、交渉を有利に進めて竹島を力ずくで得た李承晩を理想の政治家としているのは気に掛かる。まあ理想とする政治家が韓国にいなかったのだから止む得なかったのだろう。 
 
この『反日種族主義』が英訳でもされれば、日本を貶める国際的言動は静かになり、韓国社会にも嘘を排除し真実を追求する動きも出てくると思うが、それより心配なのは日本である。韓国人と見分けが付かない日本人サヨクが増えて来たことである。
 
李栄薫教授等は韓国社会の病理として社会に蔓延する嘘を上げる。例えば一人当たりの偽証罪数が日本の430倍とか。しかし韓国人社会の嘘が蔓延る理由は、恐らく支那文明に影響された為と考えられるだろう。支那文明は法無き熾烈な生存競争の社会である。彼等の嘘は生存競争を生き抜く武器だったと考えれば理解できる。韓国ではそれに加えて中華秩序の序列の劣等感から誰かを貶めてでも自分が上に這い上がらなくてはならない社会だったのである。従軍慰安婦問題などはそんな背景で起きた事件なのであろう。
 
それに対して日本は私のことより公を優先する社会である。当然嘘を嫌う正直を前提にした社会である。ところが日本人サヨク達は捏造・歪曲も平気である。慰安婦問題は日本人サヨクの捏造から始まったことを思い出して欲しい。嘘が蔓延している韓国ならまだしも正直社会の日本での日本人サヨクは筋金入りの嘘つきなのである。
 
それが学者・教師・マスコミ・法曹界・政治家に多数いる。否、増殖中である。今回の輸出管理問題で韓国擁護に出てきた全員が該当者である。何故なら彼等全員が『反日種族主義』で否定した、韓国人と同様な「過酷な日本の植民地朝鮮半島支配を謝罪せよ」と日本人に発信しているのである。韓国での洗脳教育を受けた訳でもなく、調べれば分かる日本で生活しているにも関わらずである。
 
何故日本人サヨクがそんな考え持つに至った理由は、韓国人が中華秩序の劣等感から日本人に優越感を持ちい故にと似ているが、日本人サヨクの場合は彼等と同じ仲間である筈の日本人に優越観を持ちたい一点からである。
 
その証拠の一つ。朝日新聞珊瑚記事捏造事件。
「これは一体なんのつもりだろう。沖縄・八重山群島西表島の西端、崎山湾へ、直径8メートルという巨大なアザミサンゴを撮影に行った私たちの同僚は、「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。(中略)日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。  にしても、一体「K・Y」ってだれだ。」
日本人を貶めて優越感に浸りたいのが日本人サヨク『反日優越主義』者である。
 
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1. 反日種族主義を打破しようシリーズを始めるにあたって (李栄薫)
 
2.嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判 (李栄薫)
 
3. 鉄杭神話の真実 (金容三)
 
4. 片手にピストルを、もう一方の手には測量器を (李栄薫)
 
5.“強制徴用"の神話 (李宇衍)
 
6. 果たして"奴隷労働"だったのか (李宇衍)
 
7. 人身売買、公娼への道 (李栄薫)
 
7. そもそも請求するものがあまりなかった - 請求権協定の真実 (朱盒鍾)
 
8.食糧を収奪したって? (金洛年)
 
8. 売春業の域外進出(李栄薫)
 
9. 日本軍慰安婦  (李栄薫)
 
10. 日本の植民地支配の方式 (金洛年)
 
10. 或る慰安所の 帳場人の日記 (李栄薫)
 
11. 楯師団の慰安婦、文玉珠 (李栄薫)
 
12. Never ending story ー"賠償!賠償!賠償!" (朱盒鍾)
 
13 解放後の40余年間、日本軍慰安婦問題はなかった (朱盒鍾)
 
13. 捏造された金日成の真実 (1) (金容三)
 
14. 捏造された金日成の真実 (2) (金容三)
 
14. 挺対協は、日本軍慰安婦問題をこのようにして大きくした (朱盒鍾)
 
15. 日帝下 朝鮮人徴兵制、誰のための徴兵なのか! (鄭安基)
 
15. 韓日関係が破綻するまで (朱盒鍾)
 
16. 白頭山神話の内幕 (李栄薫)
 
17. 竹島(独島)、反日種族主義の最高の象徴 (李栄薫)
 
18. 反日種族主義の神学 (李栄薫)
 
19. 大韓民国 解体、 反日種族主義の業報(完)(李栄薫)
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