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崗上虜囚の備忘録

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偵察風船

連休でお休みの方も多いようなので、私も今日は遊びです。まじめな記事ではないので、突っ込まないように。スルーして下さい。

大東亜戦争で、日本が米本土を空襲したことがある。一つは伊17潜水艦の小型搭載機によるものと、もう一つが風船爆弾によるものである。風船爆弾は1万メートル上空では強い偏西風があるので、その高さに気球を上げればアメリカに到達する筈との考えから実施された。

風船の材料は和紙とコンニャク糊で有ったが、その性能は中々優秀で有った。日本軍は和紙とコンニャク糊の風船より、ゴム引きの風船の方が優秀と考え、何個に一個の割合でゴム引きの風船に無線機を載せて飛ばしたが、こちらの方は皆海に落ちてしまった。

風船爆弾で攻撃したときが冬であったため、山林火災など起きず、戦果は軽微なものであった。夏に行っていれば、かなりの山林火災を起こしたものと言われているが、あいにく夏は偏西風が弱まる時期なので、できなかった。

今回のエントリーは、気球を使った偵察衛星ならぬ偵察風船の話である。それは、偵察衛星は常に高速で飛び続けているので、高価なのに撮影するのに時間間隔が開くのと、瞬間しか撮影できないからである。

その点、気球であれば低価格であり、常駐させての撮影も出来る。風船爆弾は偏西風を利用したが、2万メートル以上になれば無風であり、僅かなコントロールで常駐させる事も可能である。

偵察風船は、図のように水素ガスを入れた気球本体と、太陽電池パネルと蓄電池、4つのプロペラとその駆動モータ、複数のカメラと、無線機からなる。これを、3万以上上空に1000個程度、33個×33個で10Km間隔のメッシュになるように飛ばすのである。

カメラを1600万画素(4000×4000ドット)程度の市販のカメラを使用すれば、10kmの範囲を撮影すれば、2.5mの解像度になる。これに首振り機能を付け、ズーム撮影をすれれば解像度はさらに上がる。

撮影範囲は、1000個の気球で10km間隔の33×33なので、330km四方を監視することができる。又、異方向のプロペラがついているので、編隊のまま360度の水平移動が可能である。

尖閣海域の常駐監視に有効と思われるが、勿論北朝鮮のミサイル発射地点に常駐させる事も可能である。

製作で考慮しなければならないのはコストである。10万以下に抑えても、1000個で1億はかかる。それでも偵察衛星とは比べられない程安い。それでもコストに拘るのは、打ち落とされるときの、こちらの風船のコストと相手側の打ち落とすためのコストの差が重要だからである。

つまり、風船を打ち落とすのに、相手は高価なミサイル等は使えず、仮にミサイルを使って風船を落としたりすると、風船がミサイルを打ち落したことになってしまうからある。

恐らく、偵察風船が一般化すると、相手もキラー風船で対抗しようとするだろうから、レーザー銃で武装した用心棒風船を随伴する必要があるかも知れない。

尚、この記事は軍事機密なので、敵国の人間には教えてはならない。

 

想像図:4本のワイヤを引くことで傾けることも可能である。昼夜の寒暖による気球の高度変化は、圧縮ポンプをつけるか、傾けてプロペラで上昇させるかである。


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巨大噴火

民死党は相変わらず、重箱の隅をつつくような年金問題の話をしているが、将来の国民の生産性を如何に上げていくか、エネルギーを如何に確保していくのか等の、将来設計が無ければ意味が無い。幾ら税率を上げようと国民の生産性が落ちれば全ておじゃんである。又国民の生産が確保されたとしても、戦争や大災害が起きれば、将来設計もぶち壊しになる。

朝鮮人と反日左翼と洗脳馬鹿の集まりである民主党に、何が危機であるかを分析する頭は無も無いし、それ等の危機から国民を守る気も無い。だから、ささいな年金問題を大げさに扱て危機を煽っているのだ。だから国防の危機が有るにも関わらず無視しているのだ。

何処の国でも他国からの侵略の危機に対応する国防は最大の重要事項である。当然日本も国防が最大の重要事項としなければならない。しかし日本は他国による侵略の危機と並んでもう一つ危機がある。それは自然災害である。日本は国防を充実するだけでなく、自然災害に対しても準備しておかなければならない。

日本の自然災害でまず頭に浮かぶのは地震であるが、一番深刻な被害を被るのは巨大噴火である。三宅島、雲仙普賢岳、伊豆大島と話題になった噴火は有った。しかし何れもこれから話す巨大噴、即ちスーパーボルケーノ(破局噴火)に比べれば、比較にならない小規模の噴火である。山体を半分程吹き飛ばした磐梯山でさえも、スーパーボルケーノに比べれば、小規模の噴火である。

日本列島は巨大噴火が度々発生する国である。現代日本人はスーパーボルケーノ級巨大噴火を経験していないが、縄文人は経験した。約7300年前の中期縄文時代、大隅半島と屋久島の間にある薩南諸島の竹島付近が噴火した。鬼界カルデラの噴火である。

噴出量は凡そ150立方キロ、20世紀最大の噴火と言われるピナツボの10km3の15倍である。巨大な噴煙柱は冷えず火砕流となって海を渡り50km離れた大隅半島・薩南半島を襲った。火砕流の半径は80kmから100km有ったとされる。火砕流は鬼界カルデラの南側でも、50km以上離れた屋久島にも達し、九州最高峰の宮之浦岳1936mの頂上まで覆った。

火砕流と言えば、雲仙普賢岳の火砕流を記憶している人もいるかと思われるが、巨大噴火の火砕流は、雲仙普賢岳のが噴煙が山腹を駆け下りるような形状なのに対して、爆発により上空に達した高温の噴出物が発泡しながら降下し、その降下するエネルギーと発泡するときのエネルギーにより、海を渡り山を駆け上るのだ。何れにしてしても人間なら即死する程の高温である。それが鬼界カルデラの噴火では、半径100kmまで及んだのである。

火山の恐ろしさは火砕流だけではない。火山灰も生物に甚大な被害を与える。粉塵となった灰はあらゆる処から侵入し、人の呼吸器に障害を与える。

鬼界カルデラの噴火では日本各地に降り積もった火山灰の厚さは、凡そ600km離れた淡路島付近でも20cmにも及ぶ。融けぬ雪が山にも平地にも海にも降り注いだ事を想像出来るであろうか。木々は枯れ、山間部に降り積もった灰は、雨が降る毎泥流となって平地を襲う。農業が有ればそれも壊滅状態になるだろう。

そのため、鬼界カルデラの噴火の噴火により、九州の縄文人は絶滅に近い状態になったと思われる。それは鬼界カルデラの噴火の前後の土器の形状が変っていることで確認できる。

火山による被害はこれだけでは無い。成層圏まで達した火山灰は地球を覆い日射量を減らす。1883年に噴火したクラカタウ島の噴火は島が消滅する程の噴火であったが、噴出量は鬼界カルデラの1/6の25km3。それでも北半球全体の平均気温が0.5~0.8℃降下した。それが噴出量が100km3を超えるスーパーボルケーノ級巨大噴火が現代に起きたら、世界の食料事情はどうなるであろうか。

鬼界カルデラの噴火は日本列島にいた人類が経験した最大の噴火であったが、日本列島で起きた噴火はそれを上回る噴火が幾つか有った。阿蘇4、姶良Tnと呼ばれる巨大噴火である。その内の阿蘇4の噴火は噴出の量が600km3。火砕流は凡そ150km離れた山口県まで達する。九州では鹿児島県と宮崎県の一部以外、人は即死である。

日本では、大カルデラが有るところは九州と北海道に集中している。また噴出量が100km3を越す巨大噴火は九州と北海道以外確認されていない。では本州の火山ではどうであろうか。

富士山はサラサラの玄武岩質の溶岩のため、九州・北海道の火山のように巨大噴火はしないと思われているが、近くの箱根山の芦ノ湖はカルデラであり、約5万2000年前の破局噴火により、横浜駅近くまで火砕流が到達した。横浜駅と箱根山間の距離は60km程であろうか。

その時の箱根山の高さは凡そ2700m程、現在の富士山は3770m。もし富士山が破局噴火すれば、5万前の箱根山の噴火を超えてもおかしくは無い。そして火砕流域が半径100kmまで広がれば、先端は東京駅まで達する。

富士山は、此の度の東北地方太平洋沖地震と同じ所で起きた貞観地震の5年前に、広大な湖を溶岩で西湖と精進湖に分割し、現在青木ヶ原となった溶岩台地を形成した『貞観大噴火』と呼ばれる大噴火を起こした。大地震と噴火は関連している。

今まで述べたように、火山災害が地震災害と比較にならない程、危険で深刻な事がお分かりと思う。地震は一過性なのに対して火山災害は長期に渡る。また去年霧島の新燃岳が小規模の噴火を起したように、火山災害が起きる可能性が少ない処か、高い事もお分かり頂けたと思う。

日本は自然災害と隣り合わせの国なのである。日本人が日本列島に居る限り、日本が国家で有る限り、いかなる災害であろうと、最善を尽くして自然災害にも準備し対応しなければならない。

それには、まず災害時の人命救助の準備が第一であるが、次は如何に食料を確保するかである。火山災害は冷害も起きる。食料生産方法と備蓄もそれに合わせて用意しておかなければならない。中でもエネルギーの確保は最も重要である。原発を廃止し省エネ等で乗り切ろうとした処に巨大噴火でも起きれば、更に悲惨な目に会うことは間違いないだろう。

もっとも巨大噴火よりもっと危険なのは民主党かも知れない。現在侵略の危機が迫っているのに何もしない。国民がテロ国家に拉致されているのに何もしない。それどころか敵と内通し、敵を引き入れているのだ。当然、自然災害の為の準備など何もしないだろう。彼等は日本人が嫌いな朝鮮人と反日左翼が主導する集団なのだ。


 

空母カール・ヴィンソン:満喫排水量101,264トン、全長333m。

 

強襲揚陸艦ワスプ:満喫排水量41,302トン、全長257m。

東北大震災での米空母の活躍で、日本国民は空母の有用性が分かったと思われる。空母は侵略の危機にも災害の危機にも対処出来るのだ。又大型の強襲揚陸艦も有用である。日本が大型の強襲揚陸艦を持っても、国防に役に立つのかの意見が有るかも知れないが、もし日本にワスプ級の強襲揚陸艦が数隻有れば、支那が沖縄諸島に上陸する野心を打ち砕く抑止力になる筈である。勿論、災害時はフル出動である。

因みに、世界で始めての軍隊による災害救助活動。それは西暦79年ヴェスヴィオ火山が噴火したとき、ポンペイ市民の救助に向かった提督ガイウス・プリニウス・セクンドゥスが率いるローマ海軍である。プリニウス提督は火山性ガスで死んだとされる。古代でさえ、阪神淡路大震災の時の村山首相のように、何もせず只眺めている冷酷な指導者はいないのだ。

おまけ

2011/02/03-06時頃、都城の北側と南側で観測された霧島新燃岳の火山性微動の一種と思われる4間の地震波。通常の地震波形と異なる。このような波形が富士山周辺で観測されたら、要注意である。
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なんや?これ。(記事と関係有りません)
http://www.youtube.com/watch?v=pdlxAMuCfNM&feature=related


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