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崗上虜囚の備忘録

日本よ!。私の日本への思いです。 コメントに返事を書かないこともあります。悪しからず。 コメントの投稿は日本人だけにしてください。 日本人でない場合は、国籍を書いてください。 注、google chromeで閲覧出来ませんので、filefoxかinternet explorerで閲覧してください

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日は又昇る

       

  あけましておめでとうございます。

  
  日本の繁栄と皆様のご多幸を
            心よりお祈りいたします。
 
      
若し日本が無くなったら、世界はどうなるだろうかと考える事があります。
 
この前の台風で、フィリピンでは略奪が起きたそうです。この国が発展しないのは、この民度と言えるでしょう。でもこの民度も、スペイン、アメリカの植民地政策が、地域社会を破壊し、伝統文化に基づく互助精神を失わせた為ではないかと言われています。他の東南アジア諸国も同様でしょう。
 
この状態で若し日本が無くなると、恐らく、東南アジア諸国は、又殖民地に逆戻りになると思います。愚かな韓国は既に欧米資本の食い物にされていますが、東南アジア諸国もそうなるでしょう。成長の芽は摘まれ国際社会でも発言権は無くなります。
 
中国かインドがあるではないか?。でも世界一民度の低い国はインドだそうです。二番目に低いのは中国とか。とても順調に成長が続くとは思えません。
 
そう見ると現在の日本の存在は重要な役割を果たしていると思います。「日本は日本人だけの物では無い」は、鳩山由紀夫の言った言葉ですが、別の意味で「日本は日本人だけの物では無い」と思うべきでしょう。
 
日は又昇らなければならないのです。
                          平成二十六年元旦
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安倍首相を孤立させるな!

安倍首相の靖国参拝を批判したのは、 韓国政府、アメリカ国務省、アメリカ大使館、ロシア外務省、EU(アシュトン外交安全保障上級代表)、などが有る。中国政府は主だった声明を出していないが、以前から最も日本の首相を靖国参拝をさせないようにしていたのは中国なので、当然靖国参拝批判組である。
 
安倍首相の靖国参拝により安倍包囲網が出来たように見えるが、むしろ安部首相の靖国参拝により、隠れていた安倍包囲網があらわになったというべきだろう。
 
又、各国の声明や批判的メディアの論調は、安部首相の靖国参拝が「民族主義姿勢を売り込んで支持者を得るため」とか、「中韓のパートナーより右翼を取る安倍首相」とかなので、安部包囲網が目論んでいるのは、安部首相を孤立させる作戦のようである。
 
安部首相を孤立させる理由は、勿論日本人を結束をさせないためである。従って、安部包囲網というより、日本包囲網、日本人分断工作、即ち日本弱体工作というべきである
 
然しながら、この安倍包囲網の理由は国によって微妙に違う。否、安倍包囲網が連携しているとしたら、国によって役割が違うといって良いかもしれない。
 
まず韓国であるが、韓国は中国がA級戦犯を祭られているからと言って靖国参拝を非難しているのとは異なり、韓国は靖国神社存在自体を、軍国主義復活のためにあると非難しているのである。従って、批判するのは靖国参拝だけでは無く、集団自衛権の行使とか武器輸出三原則の撤廃や、ヘリ空母を建造することまで批判するのは、ようするに韓国が反対なのは、日本の国防力強化そのものと言える。
 
その反対の目的は何か。ずばり対馬への進攻である。これが考え過ぎとか、おとぎ話だと思う人は、中国が尖閣諸島を自国の領土と言い出したことを思い出して欲しい。支那人は核心的利益と称して、他国の領土を自国の領土と思い込むようになった。自分に都合が良い嘘や空想を何べんも口に出して、他人も自分自身も騙すのが支那人である。朝鮮人も同じである。朝鮮半島は支那の文化圏。朝鮮人は支那人のDNAを色濃く残す民族である。
 
今や「対馬は我が領土」は、韓国人全員の合言葉である。その対馬侵攻の地ならしが、世界に向けての「日本は悪いだ」の宣伝活動である。ナチと結びつけた靖国批判はその一つにすぎない。
 
と言っても、韓国単独で対馬進攻略は出来ない。韓国による対馬侵攻は、恐らく中国が行う尖閣侵攻の機に乗じて行われるだろう。韓国軍の兵力は65.3万人(予備役380万人)、その内陸軍は52万人。それに対して陸上自衛隊は15.4万人しかいない。
 
「韓国海軍は上陸作戦機能が強いです」と教えてくれたのは、元海兵隊員だったドイツ系アメリカ人マックス・シューラー・小林氏である。北に対峙しなければならない韓国が強襲揚陸艦独島を建造した理由も、対馬侵攻の為と考えれば納得できるのだろう。
 
   
                強襲揚陸艦独島と韓国軍の上陸訓練
 
 
韓国がそれなら、本家の中国の靖国参拝批判も同じ、靖国参拝批判は悪い日本をやっつける為の言い訳である。このところの中国が、日本のちょっとした軍事力増強にも過敏に反応するのは、尖閣侵攻を意識しすぎている為かも知れない。
 
中国・韓国の安倍首相の靖国参拝批判が侵略のための地ならし(=日本は侵略されて当然な悪い国だとの宣伝活動)なら、同じ理由で安倍首相の靖国参拝批判を行ったもう一つの国がある。ロシアである。日中紛争が起き、それに乗じて韓国が対馬のへ侵攻を企てたとき、北海道の自衛隊は全て南下せざる得なくなる。ロシアはミストラル級強襲揚陸艦強襲揚陸艦をフランスから買いウラジオストックに配備し、さらに同型艦をロシア国内で建造中である。
 
その意味は、自衛隊が南下して手薄になったたときに、あわよくば北海道の一部でも掠め取ろうとの下準備と考えて良いだろう。その言い訳が「(靖国参拝が)世界で広く受け入れられているものとは異なる偏った第2次世界大戦の結果に関する評価への遺憾の意」である。従って中国が強盗なら、韓国・ロシアはこそ泥の類と言えるだろう。
 

        中国071型大型揚陸艦         ミストラル級強襲揚陸艦、
 
それに対して、アメリカ政府が「安倍総理の靖国参拝に、失望した」との声明を発表したのは、中国・韓国・ロシアの靖国参拝批判の目的、否役割とは多少違う。サンフラシスコ条約により、アメリカは東京裁判史観を強要出来ないのである。そのため日本では、処刑された戦犯はサンフランシスコ条約後、全て公務死と変更されているが、それに対してアメリカが文句を言った事は無い。
 
処が、今回の「失望した」声明は、明らかに中国・韓国の東京裁判史観の継続に加担したものである。しかも、内密の忠告の形式を取らず、わざわざ声明の形で発表したのは、勿論目的がある。恐らく、中国・韓国は今回のアメリカ政府の声明を、日本制裁の許可、即ち日本侵攻許可のシグナルと受け取るだろう。つまりアメリカは中国・韓国をけしかけたのである。
 
「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」処か、アメリカは、緊張を悪化させたのである。
 
その理由を考えれば、策謀家ジョセフ・ナイの戦略が、「日中戦争が起きたとき、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導し、日中戦争が激化したところで、アメリカが和平交渉に介入することで、東シナ海と日本海での軍事的・政治的主導権をアメリカが入手し、日本近海に眠る未開発の石油・天然ガスを得る」だったことを思い出せば腑に落ちるだろう。
 
中国の尖閣への侵攻が始まり、それに乗じて韓国の対馬侵攻、続いてロシアの北海道侵攻となれば、如何に米軍が強力であっても対処できない。アメリカの役割は調停になる。否、最初からそのような目論見だった。ジョセフ・ナイの戦略通りである。こう考えれば今回のアメリカ政府の声明が何を意味するか分かる筈である。
 
又、仮に戦争が起きなくても日本・中国・韓国の緊張状態が悪化することは、アメリカが極東での軍事的・政治的主導権を確保をする十分な理由になり得るのである。
 
それにしても、アメリカはインターネット時代を見誤ったようである。靖国参拝を批判したアメリカ大使館のFacebookが大炎上しているようである。
 
イミョンバクが竹島に上陸したときにはあんたたちは何か声明でもだしたか?大人しく物分かりが良い日本だけに我慢させるな。日本国民の大多数は我慢の限界だからな」とか。
 
ヤスクニを批判するなら言わしてもらうけどさ、アーリントン墓地には罪もない日本人を原爆で焼き殺し、空襲により数百万の「一般」市民を殺害し、戦後にいたっても多数の日本人女性をレイプし、望まれない子供を無理やりつくらせ、虐待の限りを尽くした米兵が祀られています。どんな神経をしていたら尊崇の念を抱くことができるんですか?我々日本人から見たらはっきり言って理解できない。だけどあなた方にとっては英雄なんでしょ?そしてそれに対して日本人、というか日本政府は文句を一切言ってませんよ?自分たちは常に正義の味方だと思っているんですか?笑わせないでください(失笑)とか。
 
悉く正論である。果たしてアメリカ政府はどのように答えるのだろうか。
 
次に「日本と近隣諸国との緊張緩和に建設的ではない」との批判をしたEUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表であるが、これも近隣諸国との緊張を口実に言っているが、緊張状態を作り出した中国や韓国の事を全く批判せず、靖国参拝批判のみ行ったのは、彼女が東京裁判史観の継続を望んでいるからに他ならない。ようするに東京裁判の正当性がひっくり返ることは、自国の歴史の正当性もひっくり返る事だからである。ちなみに彼女はイギリス人である。
 
最後に、ドイツ紙の中にも安倍首相の靖国参拝を批判すのるのも有るが、これは支那人の「水に落ちた犬は叩け」同様、批判する側に回ることで自らへの批判をかわそうとする卑怯な行為そのものである。
 
結局は、安倍包囲網といっても、ドイツもコイツも狡すからい国ばかりである。と言っても安部包囲網が連携しているとなると日本にとって極めて危険である。当然日本国民としても安部首相を孤立させるべきでは無い。安倍首相の靖国参拝批判は日本批判であり、日本弱体が目的だからである。
 
従って、日本国民は行動を起こすべきである。アメリカ大使館のFacebookの書き込みは十分意味が有ったと思われる。一番良いのは、靖国参拝批判をした機関へ公開質問状を渡すことであるが、公開質問でなくても外国新聞社への質問や外国人特派委員への質問とその結果を、ブログや掲示板に公開し、世界の人に判断してもらうのが良いだろう。
 
でもそれよりまず、アメリカ・中国・韓国の犬に成り下がった日本のマスコミへの公開質問が先だろう。
 
朝日新聞よ。ベトナム戦争のおり、韓国軍は、子供たちの頭や首を切り落とし、手足を切断して火に投げ込む、住民をトンネルに追い詰め毒ガスで窒息死させる、女性たちを次々に強姦したあと殺害、妊婦の腹から胎児が飛び出すまで軍靴で踏みつけるなどの数々の残虐行為を行った。一説には韓国軍は30万人を超すベトナム人を虐殺したとも言われている。そして強姦されて生まれた子供の数は5千から3万人。それでも戦死した韓国軍兵士は韓国の靖国、顕忠院に祭られている。その顕忠院を、韓国の大統領は勿論、日本の首相も参拝するが、顕忠院参拝を批判しないのは何故?
 
                               
                              顕忠院で焼香をする鳩山首相。
 
安倍首相の靖国参拝を支持する人はネットでは8割が支持、TBS系情報番組の調べでも68%が賛意を示したとか、今年も残り僅かとなりましたが、良い年を越せそうです。今年一年、拙いブログにお越し頂いた皆様にお礼を申し上げます。有難うございました。
 
唯、来年は他の用事の関係で、ブログ更新がままならなくなる可能性が有りますが、悪しからず。
 
では皆様、良いお年を。

ありがとう!安倍総理

やはり安部首相の「痛恨の極み」の気持ちは嘘では無かった。

国民がやるべきことは、支那・朝鮮の工作員である反日マスコミを叩き潰すことだ。

NHK一万人集団訴訟で裁かれる者

NHKの番組『ジャパンデビュー・アジアの一等国』への一万人集団訴訟の東京高裁の判決に対して、NHKは不服として上告するが、判決が不服なのは原告団も同じである。それは以前の記事にも書いたが、もう一度おさらいをする。
 
原告団は何が不服か?。それは東京高裁は、台湾人女性の精神的苦痛を認めたが、その他の原告団が指摘した「公正な放送を行う義務違反について」何ら考慮せず、結果一万人の原告団の精神的損害については認めなかったことである。
 
東京高裁が台湾人女性の精神的苦痛を認めた理由として、「(NHKが)一部の学者が唱えている"人間動物園"と言う言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに」と述べたのは、『ジャパンデビュー・アジアの一等国』の放送内容が恣意的で偏っている事を認めたに等しいのである。
 
にも係わらず、東京高裁が放送法を無視したのは、東京高裁も一審の東京地裁と同じ偏向裁判所だったからに他ならない。つまり東京地裁も東京高裁も死んでおり、次の最高裁判所で裁かれるのは日本の司法そのものだとい言うことである。勿論裁くの最高裁判事では無い。裁くのは国民であり、裁かれるのは裁判官達である。
 
恐らく、最高裁も高裁判決と同様な判決を下すと思われる。台湾人女性の精神的苦痛は認めるが日本人の苦痛は認めないである。別冊正論20号の『NHKよ、そんなに日本が憎いのか』の表題にある日本憎し、つまり反日の風潮はマスコミだけでなく司法の場にも覆っているのである。
 
そうではないか、近年の虐めやパワハラ等の訴訟に対し、積極的に精神的損害を認めている日本の司法が、台湾人女性の精神的苦痛は認めたが、なぜ日本国民の精神的苦痛を認めないのだろうか。放送法の公正な放送を行う義務とは、精神的苦痛の被害者を出さないためなのである。
 
処が反日裁判官達は放送法など眼中に無いようである。NHK始めとする反日マスコミが使っている、自分達の都合が良い情報は流すが都合が悪い情報は流さない手法と同様、都合の良い法は採用するが都合が悪い法は採用しないようである。
 
では、放送法にうたわれる「政治的に公平で、事実び即し、意見が対立している問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにし」が何のためにあり、何故それが精神的苦痛の被害を出さないためであるか考えてみよう。 
 
此処に精神的苦痛がどのようなものかを一つ例で説明する。それは「ネズミに電気ショックを与える実験がある。この時ネズミに電気ショックを与える直前にブザーを聞かせ、ネズミに予告を与えると、予告なしにショックを受けたものよりストレスの症状が少ない」という心理学での実験結果である。
 
これによると動物は条理・不条理を区別し、不条理な事に出会うとストレスを感じるようである。上記のネズミは胃には潰瘍が出来、毛が抜け落ち、最後は電気ショックにも無反応になった。電気ショックのような物理的迫害より、不条理による精神的苦痛が勝事が示されたのである。
 
これを人間に置き換えるとどうなるのか。人間はネズミより遥かに不条理に敏感である。虐めにより自殺する人間が後を立たないのもその理由による。虐めの多くは物理的なことより、言葉による精神的もので行われる。
 
NHK一万人集団訴訟は、その精神的虐待に対しての訴訟だったのである。NHKは、存在しなかった事実をあったかのように捏造し、やらせ、歪曲、印象操作、サブリミナル効果まで用いた悪意に満ちた放送を、日本国民に見せたのである。
 
これが悪意に満ちた放送というのは、番組の目的は日本そのものを貶めることだったからである。高裁の判決文も、NHKが『人間動物園』なる言葉に飛びついたのは、「日本政府の姿勢を批判しようとしたものであり、・・パイワン族の人たちがを野蛮であると報道したものではない」と言っていることで明らかである。つまり、番組の目的は台湾人の貶めることではなく、過去現在を含む日本国民全員を貶めることだったのである。
 
しかも日本国民は、その番組に対して強制的に金を支払わされているのである。これ程不条理な事は無いではないか。不条理な内容で自分達が貶められている番組を、強制的に金を支払わされて見せられる。日本国民が受けた精神的苦痛は如何程であろうか。
 
処が、その精神的苦痛を守るべき法、即ち放送法は、地裁・高裁の裁判官により施行されることは無かった。日本国民はNHKに続き、裁判所からも精神的苦痛を受けることになったのである。
 
都合の良い法は採用するが都合が悪い法は採用しない。これを司法の独善と言わずしてなんと言えばよいのか。三権分立と言っても、裁判所も所詮国家の機関である。それを恰も司法は国家とは関係が無いかのように、国法さえ無視し不条理な判決をする裁判官が多すぎる。もはや日本の司法は死んだと言って良いだろう。
 
次に、NHK一万人集団訴訟で裁かれなければならない者は、NHKと日本の司法である。
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参考資料:
チャンネル桜 | NHK 一万人・集団訴訟
 
平成25年11月28日・東京高裁判決文
 
平成24年12月14日・東京地裁判決文

馬鹿かよ!

チャンネル桜の討論番組を見て「馬鹿かよ!」と叫んだ記憶はあまりないが、今回の『どうなる?どうする?TPP』では何度も 「馬鹿かよ!」 と言ってしまった。その一つがTPPで問題となっている農産物=米に関しての討論の時であった。
 
亀井亜紀子氏が食の安全保障としての食料自給率の問題、即ち緊急時の海外から食料が入らなくなった時のシュミレーションでは、米の自給どころでは無く、カロロリーベースでは米を止めて畑に芋を作らなければならない事になるを述べた時、田中秀臣氏が話を遮るように「亀井さんの前提となる安全保障と言う物が何時も疑問なんですけど、その話で行くと日本はなんか何らかの事情でで完全鎖国して、戦中と同じような、又は戦後と同じような状況に陥るという暗黙の前提にされているようですけど、それって果たして本当に今深刻に考えるべき問題なんですかね」、「最悪の想定とは隕石が地球に墜落とかで、亀井さんの想定している事は極端な例で・・」とか。
 
  
上がその場面である。皆唖然とした顔をしている。「亀井さん。貴女の考えは正しい。あらゆる事を想定して安全保障を考えるのが政治家の仕事です。空理空論の学者の言っていることなど真に受けては駄目ですよ」
 
海外から食料が入らなくなる想定が極端だと言ったら、日米安保条約を結んでいることも、自衛隊が存在する理由も極端なことを想定していることになる。それが無意味というのか。
 
田中秀臣氏は隕石落下だけで思考停止をしてしまうようだが、隕石落下だって、直径10kmの隕石なら日本列島が消し飛び人類存亡の危機を迎えるので対処は出来ないかも知れないが、直径100mなら山手線内が消し飛ぶ程度なので国家は残るなど、如何様にも考えられる。当然その時国家や政府が存在すれば、そのような事が起きても対処しなければならないだろうし、それなら国は如何なることが起きても最善な対処が出来るように、あらゆる事を想定すべきなのである。
 
田中秀臣氏が極端だと思っていても、他の人間にとっては想定内の事かも知れない。田中秀臣氏の問題は、彼の想像力の有無の問題では無い。田中秀臣氏の考え方の問題は、思考の途中の何処かで思考停止したことである。そして彼が言う『極端』とは彼が思考停止した処にすぎないのに、他の人にも思考停止すべきだ言っているのに等しいのである。ようするに討論の邪魔。
 
「田中秀臣先生。事象を解明するには物事を単純化して考えると同時に、極端な事例を想像してそれに当て嵌めて検証しなければならないんですよ」。極端な事例を想像するのがその道のプロの仕事。まあ空理空論の経済学をやっていれば物事に真剣に考える事が無いのかも知れませんが。
 
処が金子洋一氏も田中秀臣氏と頭の構造は同じだった。「そういうケース(最悪な事)を想定されたときに当然、当然石油などエネルギーの輸入も途絶する訳ですよね。そうしたら例えば田舎に米や芋が有る、それをどうやって都会に運ぶですか?。大八車で運ぶわけでしょうか」と言い出した。
 
「馬鹿かよ!」それを考えるのが政治家の役目ではないか。関岡英之氏が割り込んで来たので、その後金子洋一氏が何を言いたかったのか分からないが、彼も想定外な事は思考停止をし、思考は他人任せ。
 
「金子洋一先生、田中秀臣先生、世界には九州の縄文人を絶滅に追い込んだ喜界島カルデラ以上の火山一杯あるんですよ。噴火すれば勿論北半球は冷夏」。
 
更に上がいた。原田泰氏である。「(食料の輸入が途絶えることは)農業にとっては良いことじゃないですか。減反をしているわけだから」だと。
 
食料自給率の低い日本で、海外から食料が入らなくなる事は国民が飢えて死ぬ状況である。それが農業にとって良いことか。農家と国家の存続を考える農業と勘違いしているのでは無いか?。原田泰氏は、稲作を止めて芋を植えるような事態は農水省の過大シュミレーションによるものだと言う。又原田泰氏は、そのような状況になっても、現在は機械が有るので農地を復活するのは容易であると言う。
 
それなら、農地が減り農民が減った後、どのくらいの速さで食料を生産できるかのシュミレーション結果を見せて貰おうか。
 
TPP推進者の頭の程度はこんな物である。「馬鹿かよ!」である。これだけでもTPPは駄目である。
 
ただ同じTPP推進論者であるが、田村秀男氏の事を一言弁護して置く。彼のTPP推進の理由はアメリカの懐に入る事が日本の生きる道と考えているようである。勿論他のTPP推進論3人の想定外の安全保障である。
 
「でも田村秀男さん。アメリカってそんな誠実な国ですか。次に共和党政権が出来たらアメリカは完全に内向きになりますよ」。「内向き=外など知りたくも無い」です。
 

1/3【討論!】どうなる?どうする?TPP[桜H25/12/14]
 
 
3/3【討論!】どうなる?どうする?TPP[桜H25/12/14]
 
 
その他:
田中秀臣氏:「ネットでアメポチとか言われた。(TPPは)アメリカの陰謀だと書き込むのがいる」。
 
最近不思議な事に、TPP反対の理由を上げると「陰謀説」の一言で片付ける人がいるようである。陰謀説=トンデモ説、軍備増強=戦争=悪、悪い言葉と結びつけて言論を封じる、左翼の手法と同じである。
 
でも、こんな情報も有る。
「これって陰謀じゃないか?」。別に謀略でも、計らいでも構わないが、世間ではこれを陰謀と言う。氏がアメポチと言われるのは、氏が言っていることが他の者に理解出来ないからだろう。
 
金子洋一氏:食料が来なくなることは考えられない
 
嘗てアメリカは他国に対して度々禁輸を行った。勿論日本に対してでもある。1973のニクソン 大豆禁輸である。そして穀物は戦略物資である。さらに戦略物資だった石油の禁輸は、日本が戦争を起こさなければならない状況に陥れた。金子洋一氏は歴史から何も学んでいないのではないのか?。
 
田村秀男氏:TPPに入ると米作農家が潰れると言っているが、アメリカは米をそんなに作っていないない。否、作れない
 
でも、人間の胃袋は一つしかない。日本人が米以外の別の物を食べた時点で米の消費は落ちる。つまり日本の米作農家が潰れる。つまり食の安全保障の安全保障が脅かされることだ。「農家の所得保障をすれば良い?」。そこまでしてTPPを加わる理由は?。
 
 
TPP推進論者は総じて、現在の日本の食の安全保障が失敗であると言って、農業政策を批判していたが、解決がTPPに有ると言いたいのか?。むしろ日本の食の安全保障に止めを刺すことではないか。
 
又、特に気が付いたのは、TPP推進論者は『自由貿易信者』なことである(TPP反対の人の中にも信者はいる)。それが為か彼らは、財政破綻論者が国と家庭の財政が区別出来ていないように、国家と企業の区別が付いていないようである。
 
例えば、同じ商品を売っている企業同士が他社の商品を売り買いしたところで、両社が繁栄するわけではない。否、そのようなことはしない。又、企業は物やサービスを売って代金を得なければ存続できないが、国は別に海外に物を売らなければ存続出来ない訳ではない。処が『自由貿易信者』は外貨を稼ぐことが豊かになることだと信じて疑わないようである。
 
これが大きな錯覚である。海外に物やサービスを売ることは、海外の人のために働くことである。海外の人のために働き、得るのは外国の政府の発行した貨幣である。共通通貨で有っても、それは自国でも発行できる他国が発行した貨幣である。
 
例えば足利時代に日本は明からある物を輸入していた。銅銭である。理由は急速に発展した商業に貨幣に対する需要が高まった為であるが、明の銅銭の引き換えは硫黄や銅、刀剣、漆器などであった。でも普通の人なら「馬鹿ばかしい。輸出できるぐらいの銅があるのなら、日本で銅銭を鋳造すればよいではないか」と考える筈である。
 
処が現在風解釈をすれば、それが「日本は輸出をして外貨を稼いで豊かにになった」となるのである。それって可笑しくはないか?。
 
又、植民地時代、欧米諸国は東南アジアで現地の安い労働力を利用して香辛料やコーヒを栽培させ、それをヨーロッパに高く売りつけ大儲けをした。食料を生産していた農地に香辛料やコーヒを栽培させられた現地では深刻な食糧危機に陥り、現地人の寿命は35歳程度に低下した。
 
でも植民地時代なので、大儲けをしたのは白人で、現地人は一方的に搾取されたのであるが、それって現在の多国籍企業と発展途上国の関係に似てないだろうか。貿易が盛んになり、人々に雇用の機会が得られても、潤うのはその国の人では無い場合だって有り得るのである。
 
それでも貿易により人々が豊かになった例もある。それは江戸時代の日本で蝦夷地との交易の事である。国内交易なので、貿易とは違うといわれるかも知れないが、貿易による人々が豊かになった例と言って良いだろう。
 
蝦夷地との交易は、蝦夷地が産出するものは、内地に無いコンブやホシカ(魚の肥料)であり、当時の足の短い帆船による交易であった為、途中の停泊地が必要となり、停泊地になった所はその無駄のために大いに栄えたのである。無駄が富の分配だったのであるが、帆船が汽船に変わると停泊地は素通りされ衰退することとなった。
 
貿易により人々が豊かになる理由として考えられるもう一つは、大量生産や適材適所による効率である。効率が良くなれば、余った人間を別の生産に振り分けられることが出来るからである。
 
しかし国と国との貿易では、効率化による余った人間を別の生産に振り分ける事が出来るとは限らない。帆船が汽船に変わったことで、衰退した酒田市のようになる可能性が出てくる。特にTPPのような硬直した自由貿易と言う名の管理貿易は、富の分配が全く保障されていない。
 
それ以上に、自由貿易の一番問題なのは、国家が将来を見越して育成する若い産業の芽を摘んでしまう可能性があることである。現在航空技術やOS、CPUはアメリカの独断場である。政府調達も内外無差別となれば、日本の防衛産業は壊滅するだろう。
  
日本人の能力が無かったわけではない。嘗て日本の航空技術がアメリカに拮抗したときが有った。それは何と、アメリカが日本との戦争を控え、航空機の輸出を止め、航空機技術の流出を止めたときだったのだ。つまり自由貿易で無くなったことで日本人技術者の才能が開花し、日本のその後の発展に貢献したのである。
 
前回に続き、思考の不徹底な人間の批判となってしまった。

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