http://kojoryoshu83.edoblog.net/%E5%B0%96%E9%96%A3%E6%88%A6%E4%BA%89/%E5%B0%96%E9%96%A3%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%80%82%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA%EF%BC%91尖閣戦争。シナリオ1
8月13日は、長崎事件が発生した日である。当時日本海軍は戦艦を有していなかったが、支那(大清帝国)は東洋最大の戦艦、定遠・鎮遠の2隻の戦艦を有していた。その2隻を含む北洋艦隊が補給と修理のため長崎港に入港するのだが、目的は日本への威嚇である。そして思い上がった支那水兵達(在日支那人の一部も加担の情報もある)による略奪暴行事件が発生する。詳しくはwikiを見て頂くとして、その事件により余り海軍に関心が無かった日本国民も此処に至ってようやく海軍力の整備に理解を示すようになった。
歴史は繰り返す。現在支那(中華人民共和国=以下中国とする)は自衛隊が持っていない原子力潜水艦や空母(遼寧)を持ち、更に現在遼寧と同規模の2隻の空母が建造中であり、次に電磁カタパルト付き原子力空母2隻の建造計画を持っている。そして尖閣諸島海域で盛んに示威行動を行っているのが現状である。処が今日の日本国民は、それらに何ら危機感を持っていない。歴史は繰り返すと言いたいが、日本は滅亡の道を歩んでいるようである。
それと言うのも、殆どの日本国民がアメリカによる敗戦史観の洗脳教育に洗脳された状態のため、国防を罪悪視しているからである。またアメリカによる敗戦史観の洗脳教育は依然継続中である。それは従軍慰安婦問題でのアメリカ政府の対応を見ればよく分る筈である。トランプ政権は分らないが、少なくとも歴代アメリカ政府は日本国民が国防に目覚めることに反対だったのである。
当然であるが尖閣戦争が起きてもアメリカが日本と共に戦う保障は無い。尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることを明言したのはオバマ政権であったが、それ以前の政権は明言を避け、領土紛争に関わらないと言ってきたのである。従って、いつ何時前言を翻す政権が現れれもおかしくは無い。そもそも日米安保条約では、日本が他国から侵略を受けた場合でも、米軍が出動するには議会の承認を得る必要があるのである。
自衛隊と米軍は共同訓練等を通して信頼関係を築いてきた。米国軍人の中には日本と共に戦いたいと思っている人間は大勢いるだろう。しかし、しかし、核保有国同士は闘わないのである。むしろアメリカの有識者の多くは日米安保条約は日本を封じ込める『瓶の蓋』と考えている者の方が多いのである。勿論武器等の支援はしてくれるだろう。だがそれもジョセフ・ナイが考えているような、尖閣戦争を利用してアメリカが儲ける為である。
そこで尖閣戦争が起きたときの一つのシナリオを考えてみよう。それはアメリカが参戦しなかった場合である。当然自衛隊は負ける。自衛隊が負けると言う事は、日本国が無くなり中国人の国になるか、中国の属国になると言うことである。従って今回のエントリーでこのシナリオを提示した意味は、日本国民のためではない。日本という国は無くなるのだから、そんなシナリオを見たくは無いであろう。そこで関心を持って貰いたいのは特にアメリカ、又ロシアや中国以外のアジア諸国である。彼らに考えてもらいたいのは、若し日本と言う国がなくなったらである。
尖閣戦争。シナリオ1:
図1は、ステージ0:現在の極東アジアの情勢である。地図の丸印は主要都市である。日本は赤丸、中国は黄丸、アメリカは青丸、その他の国は小さな緑丸としている。日本の中に有る青丸印は米軍が駐留している都市である。尖閣諸島は赤星印として表している。
図2は、ステージ1:尖閣戦争勃発である。その地点を赤星印として示している。左下の青星印は、尖閣戦争が起きる前に南沙諸島で米海軍が『航行の自由作戦』を実施した場合の紛争を示している。おそらく今後、米海軍による航行の自由作戦は失敗するだろう。米海軍の制空権を得る為の航空戦力は空母艦載機のF-18FAとF-35である。それに対して中国軍は南沙諸島と西沙諸島に配備されたSu-30、Su-27、J-11、J-10、空母遼寧以下数隻の空母の艦載機J-15とJ-11Bからなる。恐らくこの頃にはステルス戦闘機J-20も戦力になっているだろう。数で言えば中国軍圧倒的に有利である。
それでもいざ戦闘になれば米海軍の方が強いだろう。索的能力や電子戦等の全体的な能力は米海軍の上だからである。しかし核保有国同士は闘わない。従って『航行の自由作戦』で起きるのは鍔迫り合いである。南沙諸島で起きるのは戦闘機同士の模擬戦のようなものである。そうなると中国軍の方が有利になる。恐らくアメリカ戦闘機はドッグファイトで中国戦闘機に負けるであろう。
米海軍は負けを認めないかも知れないが『航行の自由作戦』は失敗である。それを世界はどう見るかである。当然中国は勢い付く。そして尖閣戦争の始まりである。
図3は、ステージ2:尖閣戦争は自衛隊の大敗で終わる。米軍が共に戦ってくれなければ当然の結果である。特にアメリカと北朝鮮の紛争に自衛隊が積極に関わらなければ、その可能性が高いであろう。アメリカ国内で「なんで一緒に血を流さない国のために、アメリカ国民の血を流す必要があるのか」の意見が大半を占めることになるだろう。それは事実上日米安保条約が形骸化していることを意味する。又この戦争ではドイツ、フランス、ロシアは中国に武器を供給する側に立つだろう。
そして無力になった自衛隊や海上保安庁を尻目に、海上民兵を乗せた漁船が日本各地の領海を占拠する。勿論海警も一緒である。当然領有を主張していた沖縄は中国の物となる。それ以外の島も海上民兵達が移住するなどして、事実上中国の物になるかも知れない。
図4は、ステージ3;中国による台湾侵略も行われる。日米安保も意味も持たず、自衛隊も戦力にならなければ、中国はおおぴらに台湾を占領するだろう。それと同時に中国による日本内部侵略も、より活発になる。現在でさえNKHや朝日新聞は、完全に中国政府の出先機関になっているのだ。その他マスメディアも程度の差あれ反日であることは間違いない。又反日首長を頂く地方自治体は中国人の移民政策を推し進めるに違いない。そして反日マスメディアと連携してこういうだろう「日本は中国と一緒になった方が良い。軍隊が有るのが間違いだった」と。
そんな日本状況を見た韓国は中国に寄り添うだろう。これも又何時か来た道である。「強い者の方に付く」のが朝鮮人が今まで取ってきた行動である。つまり韓国は中国の属国になることを選択する。その結果アメリカの東アジアの足がかりはグアムだけになる。
図5は、ステージ4:日本崩壊後のアジア情勢である。日本が消えるだけでは無い。GDPが世界第2位の国と世界第3位の国を併せた国、中国が出現するのである。当然東アジアや東南アジア諸国は中国の勢力圏化に置かれる。勢力圏化と言うより属国、つまり中国の一部になるのだ。タイはかろうじて独立を保っているが風前の灯である。インドネシア・マレーシアがそれを免れているのはイスラム教の国だからである。これとても彼らの国が華僑に牛耳られている事を見れば風前の灯かも知れない。
ではアメリカやオーストラリア、そしてロシアはどうなるか?。中国の戦略は軍事力だけではない。中国の恐るべき処は人口侵略である。例えばロシアであるが、ロシアは軍事大国といわれてもGDPは韓国以下であり、経済的は完全に中国に依存している。既にアムール川一帯で人口侵略は行われているが、今のロシアに中国に抗する力は無い。ましてGDPが2倍となった中国には相手にならない。尖閣戦争を境に中国人の移住はさらに盛んになり、何れロシアの極東は中国の物になるだろう。
オーストラリアも同じである。オーストラリアでは、時々親中の政権が現れているが、それ
は取りも直さず中国による人口侵略を推し進めているのである。オーストラリアはアメリカとの関係が深いが、それはアメリカの力有ってのものである。また当然の事、パラオやフィジーのような太平洋の小さな国々は、経済的に中国はと切っても切れない国になり、さらに人口侵略を受けて、中国人の島になってしまうだろう。
そしてアメリカであるが、日本を併合しアジア諸国を支配化に置いた中国の国力は、人口、経済力、技術力のどれをとってもアメリカ以上になる筈である。そんな状況をアメリカに移住した中国移民達が見逃す筈がない。現在でもアメリカ西海岸の都市の議会は中国人・韓国人により牛耳られているのである。そこに経済力の有る中国人がヒスパニック系や黒人を取り込めば、中国人が支配する州が現れても可笑しくない。何れにしてもアメリカは沈み行く国になる。
一体マハン戦略を取っていたアメリカはどうしたのであろうか。シナリオ1の結果は『海を制する者は世界を制す』処ではなく、アメリカは太平洋の大半を失ってしまい、沈み行く国になった。
アメリカは何を間違ったのであろうか。それはWGIP、即ち日本人に敗戦史観を持たすための洗脳教育の失敗である。否、洗脳教育は大成功であった。洗脳教育は日本がアメリカに二度と歯向かうことが出来ないようにすることに成功した。しかしそれ等は敵である中国にせっせと塩を貢いでいたに過ぎなかったのである。アメリカ政府は日本人の敗戦史観を維持するために、捏造のバレバレの従軍慰安婦問題や南京大虐殺問題でも、日本を非難する側に立った。処がそれは中国を勢い付けるものだった。又F-2戦闘機開発のときのように、日本自身による国防技術向上の動きも常に潰してきた。処がそれは日本と中国の軍事バランスを中国側に傾けるものだった。
アメリカはオフショアバランスを理解していない。仮に理解したとしても軍事力だけでなく、人口侵略や内部工作によってバランスが簡単に変わることを理解していない。またオセロゲームのように、日本の色が変わっただけで他の国の色が一斉にひっくり返ることも理解していない。核兵器の時代、もうアメリカ一国で世界を制することが出来る時代ではなくなったのだ。
それではアメリカは、このシナリオ1の結果にならないようにするのはどうするのか。それは簡単である。従軍慰安婦と南京大虐殺は捏造であったと声明を出すだけで変わるのである。その声明により、多くの日本国民は敗戦史観から目覚め、日本内部に巣食った中国側の反日分子は一掃され、日本は中国に対する国防力整備に勤しむことになる。そうなれば日本の色が変わる事も無く、極東のバランスは保つだろう。むしろ日米の結束が強まるかも知れない。殆どの日本人保守は、何時までも敗戦史観を押しつけるアメリカを信用していないのである。若しアメリカがこの声明を発表したら保守の人間はアメリカを信頼するようになるだろう。但しこの声明は急ぐ必要がある。
又この事についてアメリカが謝罪する必要は無い。全て共産主義者のせいにすれば良いのだ。事実先の大戦は共産主義者による謀略であった。現在でも共産主義は日米両国の敵なのだ。
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